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長崎スタジアムシティプロジェクト2024年頃オープン!稲佐山とロープウェイでつながる!?

   

長崎県長崎市の長崎幸町工場跡地で「長崎スタジアムシティプロジェクト」が進行中!オープンは2024年頃の予定です!

長崎には「Vファーレン長崎」というサッカーチームがありますが、長崎スタジアムはVファーレンのサッカー専用スタジアムになるということです!

施設はスタジアムだけでなく、

  • ホテル
  • アリーナ
  • 商業施設
  • オフィス
  • 駐車場

などが一体となった複合商業施設になります。

この記事では、長崎スタジアムシティプロジェクトの施設概要、施設コンセプト、入居予定のテナント、フロア構成などを紹介します。

施設概要について

それではまず施設概要についてみていきましょう。

プロジェクト
名称
長崎スタジアム
シティプロジェクト
所在地 ⻑崎県⻑崎市幸町
用途 サッカースタジアム
商業施設
ホテル
マンション
オフィス
駐車場など
土地面積 68,746.58m²
事業主 株式会社ジャパネット
ホールディングス
設計 竹中工務店
開発
コンサルティング
JLL モールマ
ネジメント株式会社
総事業費 700億円

施設コンセプトは?

事業主は通販で有名な「株式会社ジャパネットホールディングス」

長崎スタジアムシティプロジェクトを始めるにあたって、新会社である「株式会社リージョナルクリエーション長崎」を設立しました。

長崎はジャパネットの創業の地ですが、近年福岡県をはじめとした近隣の県に人口が流出し、日本全国で人口減少率が高い県1位になっています。

特に若い世代の流出が激しい理由は、県内に若者向けのエンターテインメント施設が少ないということでした。

そのため、にぎわいが失われつつある長崎の魅力をスポーツなどを通して多くの人に知ってもらい訪れてもらうきっかけを作る必要がありました。

また長崎に住んでいる人々に「今を生きる楽しさ」を届けるという目的もあるそうです。

「今を生きる楽しさ」はジャパネットグループの企業理念でもあり、長崎スタジアムシティプロジェクトでも一番大切にされているコンセプトということです。

スタジアムを市民の居場所にし、地元の人たちが「ここが自分の場所!」と言いたくなるくらいの熱気を作り上げていくそうです。

ちなみに長崎スタジアムシティプロジェクトは、「Tampines Hub(タンピネス・ハブ)」を参考にしています。

シンガポールのタンピネス・ハブのようにサッカースタジアムでありながらも、サッカーだけに収まらない施設になりそうです。

スタジアムに隣接するアリーナではバスケットボールの試合やコンサートが行われ、商業施設も併設されます。

V・ファーレンの試合だけだと1年間のうち20試合ほどしかありません。しかしアリーナで行われるイベントや商業施設があることで、年中施設がにぎわうということですね。

Tampines Hub(タンピネス・ハブ)とは?

Tampines Hub(タンピネス・ハブ)は、シンガポールにある巨大複合商業施設です。

コンセプトは「Integrated community and lifestyle hub」。総合コミュニティとライフスタイルの拠点です。

行政施設と商業施設が融合された施設で、

  • 役所
  • スポーツ施設
  • 医療機関
  • エンターテインメント施設
  • 飲食店
  • スーパー
  • 空中庭園
  • 小売店

などが集められた場所で、とにかくなんでもある便利な場所であるようです。

機能的で利用者が使いやすいようにデザインされていると評判で、サッカーの試合がある時だけでなく、年中にぎわいを作り出しているということです。

しかもサッカーの試合の観戦は無料だそうです!

施設のイメージは?

サッカースタジアムに沿って建てられるホテルやオフィスなどを含め、施設の前に流れている浦上川に停泊するクルーズ船をコンセプトにしたデザインになっています。

デザイン案はA案とB案の2つあります。

A案は、サッカースタジアムらしい開放感のあるデザインです。

B案は、平和の象徴であるリング型の商業施設がデザインポイントになっています。

スタジアムの観客席とピッチの距離が近い

長崎スタジアムシティプロジェクトのスタジアムは、観客席とピッチの距離を限界まで近づけ、臨場感のあるサッカー観戦ができるような造りになっています。

試合中に選手同士が話す声も聞こえるほどの距離感になるそうです!

スタジアムに近いホテル

スタジアムに併設されるホテルからは長崎湾、稲佐山が一望できるだけでなく、サッカーの試合も観戦できます。

特にスイートルームは完全にプライベートな空間で、ラグジュアリーな時間を過ごすことができます。

試合がない日もプロジェクションマッピングイベントなどが行われるそうなので、いつでも特別な気分を味わうことができそうですね。

プロジェクションマッピングとは?

プロジェクションマッピングとは、コンピューターで作ったCGとプロジェクタを使って建物や物体などに映像を映し出す技術を指します。

3Dマッピング、ビジュアルマッピングなどと呼ばれることもあり、多くの場合は演出に音楽が使用されます。

建物などに映像を映すため、映像がとても立体的で今まで見たことのなり不思議な世界観を楽しむことができます。

コンコースが開放的

スタジアムのコンコースは広く開放的な雰囲気です。サッカーの試合がない日にも楽しめるように店舗やキッズパークが配置されます。

目の前には浦上川が流れているので、川辺を散歩するのも良いですね。

VIPラウンジや託児施設も配置

スタジアムに併設される商業施設には託児施設や教育施設が開業するので、子供を預けて、サッカーの試合に没頭することも可能です。

試合後は食事やショッピングができるので、1日中家族で楽しめる施設となっています。

またスタジアムにはVIPラウンジが配置され、一般の人でも長崎ならではの飲食を楽しみながら試合観戦を行うことができます。

個室からスタジアムを見下ろせるVIPボックス

スタジアムにはVIP向けの個室であるダイヤモンドBOX、プラチナBOXが用意されます。

プライベートな個室空間で飲食を楽しみながら、サッカーの試合を楽しむことができます。

試合がない日は商談や会食に利用できます。ピッチを見渡すことができるので、サッカー好きの人には喜ばれそうですね。

日本一選手に近いVIPシート

長崎スタジアムシティプロジェクトには、日本で一番選手に近いVIPシートが設けられます。

イメージ図で見ると、ボールが飛んできて危ないのではないかというほどの近さですね!

長崎県の有名観光地稲佐山とロープウェイでつながる!?

長崎県の有名な観光地である「稲佐山」にある長崎ロープウェイをスタジマムまで延伸して駅を作るという構想もあるようです!

稲佐山は年間約20万人が訪れるにぎわいスポットなので、ロープウェイでつながれば、スタジアムにもおおにぎわいになりそうです。

またリージョナルクリエーション長崎は2020年4月から2025年3月まで、長崎ロープウェイと稲佐山公園の指定管理者になることが決まっています。

そのため現在年に数回した行われていない稲佐山での野外イベントの回数も増やしていくということです。

スタジアムシティのイベントが全国で放送される

2021年には「BS Japanet Next(仮称)」というジャパネットグループの新規BSチャンネルが始まる予定です。

このチャンネル内でスタジアムシティのイベントを全国に放映するということです。

施設内は完全キャッシュレス!デリバリーサービスも

長崎スタジアムシティのは完全キャッシュレスの施設になる予定です。

一般的にスタジアムというと、飲食店には長い行列ができています。この問題を解決するために、「完全キャッシュレス化」を目指すということです。

また飲食店までわざわざ買いにいく必要がない「デリバリーサービス」の導入も検討されています。

スマートフォンからポチポチと注文するだけで、試合を観戦中の座席まで食べ物や飲み物を運んできてくれるというサービスです。

商業施設が併設されているので、簡易的なスナックだけでなく、レストランのグルメも楽しめるようですね。

事業はすべて民間で行われる

長崎スタジアムシティプロジェクトは、戦略、企画、現場の運用まですべて民間で行われます。

スタジアムに併設される施設は国から土地をもらって運営を行う公共施設である場合が多いのですが、スタジアムシティはすべて民間事業です。

行政が関わらずすべて民間で行うことは前例がなくいばらの道ですが、なぜその道を選んだかというと、

今までの公共施設はアリーナが使いにくい

という声が上がっていたからでした。

これはアリーナの設計者がアリーナを使用したことがなく、作り手と使い手が違っていたことが理由と考えられています。

その問題を解決するために、企画から運用まで自社で行うという道を選んだそうです。

用地取得や施設整備などを含む総事業費は700億円ですが、この全額をジャパネットホールディングスで出資します。

ジャパネットのこだわりと心意気を感じる選択・プロジェクトですね!

V・ファーレン長崎の公式アプリでプロジェクトの進捗をチェックできる

長崎スタジアムシティプロジェクトはPRにも力を入れており、2020年2月20日にはV・ファーレン長崎の公式アプリがリリースされました。

他にもリージョナルクリエーション長崎のオフィスビルの一室がショールームになっており、プロジェクトの関する情報発信が行われています。

V・ファーレン長崎のグッズショップも併設されるようです。

V・ファーレン長崎の公式アプリ

V・ファーレン長崎の公式アプリは下記からダウンロードできます。

App Store https://itunes.apple.com/jp/app/id1498177670?mt=8

Google Play Store https://play.google.com/store/apps/details?id=li.yapp.appAA491359&hl=ja

入居予定のテナントは?

長崎スタジアムシティプロジェクトに入居予定のテナントの情報はまだ発表されていません。

詳細が発表され次第、情報を更新していきます!

アクセス情報(駐車場情報)について

長崎スタジアムシティプロジェクト施設へはJR長崎駅から徒歩約10分でアクセスできます!

施設内には駐車場が配置されますが、詳細情報はまだ発表されていません。

オープン時期は?

長崎スタジアムシティプロジェクトは2024年頃にオープンの予定です!

スケジュールは以下のようになっています。

2020年中 企画固め
2021年度末頃 着工
2023〜
2024年頃
開業

まだ着工もしていないので開業時期は2023年〜2024年頃と少しあいまいになっています。

遅くとも2024年には開業するということですね。

まとめ

この記事では、長崎スタジアムシティプロジェクトの施設概要、施設コンセプト、入居予定のテナント、フロア構成などを紹介しました。

サッカーのスタジアムがメインの施設になりますが、サッカーの試合だけではなく、1年中多くの人で賑わう施設にしていくということ。

川あり山ありの自然を感じられる空間なので、試合の時以外に訪れても気持ちよく過ごすことができそうな施設です。

長崎スタジアムシティが長崎のランドマークになり、市民の憩いの場になって人口減少を食い止めることが出来たら良いですね。

長崎県は九州新幹線の開通も予定されているため、これからどんどん盛り上がっていくような予感がします!


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