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真田丸で石田三成の山本耕史が男目線でもかっこいい理由は?

      2018/07/18

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真田丸で豊臣政権のキーパーソンとして大きな存在感を放っている石田三成。

演じているのはあの堀北真希をゲットした山本耕史。

大河では初の三谷脚本となった「新選組!」でも大きな存在感を放ち、スピンオフ作品まで放映されました。

その山本耕史演じる石田三成の魅力を紐解いていきます。

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山本耕史ってどんな人?

さてまずは山本耕史の来歴について軽く触れていきましょう。

0歳のころから赤ちゃんモデルとして活動

いきなりそう来ましたか。

なんでもお母さんがもともと芸能界にいらっしゃったとか。

いまでも大手事務所には所属せず、お母さんが社長を務める事務所に所属しているようです。

実はミュージシャンという側面もある

もともとは「レ・ミゼラブル」で舞台デビューしていたようですし、いまでの舞台を活動の中心としています。

そういうこともあってか、インディーズレーベルから「Koji Yamamoto & K.D earth」名義でCDもリリースしているようです。

一般に名前が浸透したのは「ひとつ屋根の下」

僕と同世代(1976年生まれ)かもう少し上の人は懐かしいのではないでしょうか。

山本耕史の名前が一般に浸透したのは「ひとつ屋根の下」というドラマで、車いすの少年・文也を演じたことですよね。

このドラマ、多分僕が初めて全て見たドラマです。面白かった。

江口洋介、福山雅治、酒井法子、内田有紀、いしだ壱成など豪華なキャストが出演していました。

三谷幸喜脚本の大河「新選組!」で人気を博す

「新選組!」、僕も見てました。

そもそも三谷幸喜の作品はどれも好きだったんですけど、1年を通じて見られたこの年は毎週日曜日がホントに楽しみでしたね。

このドラマで山本耕史は、新撰組副長・土方歳三を好演します。

いま真田丸で秀吉を支えているように、この時も局長・近藤勇を支え続け、大河ドラマとしては初のスピンオフ作品まで制作されるほどの人気を博しました。

この時もいまの三成同様クールな役柄でしたが、優秀なNo.2の役が本当に似合います。

女優・堀北真希と結婚

これを知った時は本当にびっくりしましたね〜。

あの堀北真希ですよ。かわいい。

そしてそのアプローチも話題になりましたよね。

なんと6年間で40通の手紙を渡したとか。

ていうか、普通に引く。

でもそれが実っちゃうんだから、わからないものです。

強い意志を持った人なんでしょうね〜。

理知的で超優秀な参謀

真田丸での三成は、秀吉を支えて面倒事を言ってに引き受ける、超優秀なNo.2として活躍します。

何事も理を持って臨み、極めて冷静に淡々と処理をしていきます。

盟友・大谷吉継とのコンビもいい補完関係になっていて、堺雅人演ずる真田信繁も三成に冷たく突き放されたかと思うと大谷吉継がフォローする、という飴と鞭作戦に見事にはまっていますね。

また、根回しも得意で先々に向けて手配が済んでおり、秀吉は判断するだけの状況を作ります。

僕はこれは組織のNo.2として極めて重要な能力だと思っているのですが、実はこれをできる人、それほどいません。

一般の企業に置いても種々の問題を自分の采配で解決しつつ、重要な判断事項のみを上長に委ねるということをしていけば、その上長は判断を下すためだけの情報収集に集中できるので、間違いなく評価されます。

経験済みなので間違いないです。

冷酷ではなく極めて良識的

普段は冷酷に見えるほどの三成ですが、本当は決してそんなことはなく、極めて良識的だったと言われています。

Wikipediaには次のような記述があります。

  • 佐和山で善政を敷いていたため領民から慕われ、三成の死後も佐和山の領民はその遺徳を偲んで、佐和山城付近に地蔵を築くなどしてその霊を慰めたという。
  • 領内の古橋村が飢饉に襲われた時、年貢を免租したばかりか前記の通り村人たちを救うために米百石を分け与えたと言われる。古橋には当時、三成の母の菩提寺である法華寺があり、三成は手厚い保護を与えていたという。

おそらく冷酷に見えたのは、目的のためであれば極めて合理的な手段を用い、余計な手間がかかるのを嫌ったためでしょう。

これが後程三成の運命を大きく左右するのですが、主君・秀吉も草履取りから天下人になった人物で、そのスピード感たるや想像を絶するものだったと思われます。

これを実現せしめた理由は、三成の、時に冷酷に映るその合理性が大きな役割を果たしたことは言うまでもないでしょう。

熱いハートを秘めている

そんな冷酷と思われがちな三成ですが、真田丸では熱いハートを秘めていることを伺わせます。

それは

戦を無くしたい

というものでしょう。

小田原攻めをギリギリまで回避しようとするエピソードがそれを物語っていました。

居城のある佐和山で善政を敷いていたことからもわかるように三成は極めて良識的で、平和こそが国を富ませると思い極めていたのでしょう。

しかし時には、その平和を実現するために戦をするのは致し方ないこと、と割り切る強さも併せ持っていたのでしょう。

もともとが守護職などでない成り上がり者の秀吉は、家臣団の結束がいまいち心もとないのは動かしがたい事実。

その秀吉から見れば、臣従しない北条家を滅ぼしておかないと、豊臣家の安泰は無いと考えていたのは理解できます。

しかし、三成としてはギリギリまで戦を回避し、豊臣家の基盤を盤石なものにするほうが重要だと考えていたのでしょう。

豊臣家のために合理的な判断のもと戦を回避したかった三成と、豊臣家の行末を案じて焦った秀吉。

どちらが正解だったかはわかりません。

しかしその結果、徳川家康が関東に移り大きな力を蓄えていき、後に豊臣家を滅ぼすことを考えると、三成の方に正解があったのかもしれませんね。

自分の感情を素直に出せず不器用

真田丸での三成は、山本耕史というちょっと骨太な役者が演じているためそこまで冷酷なイメージを持たれないかもしれません。

しかしやはり加藤清正や福島正則などの、秀吉が織田家において大きな力を持つに至った過程でともに切り開いてきた武断派武将たちとの軋轢は生じてしまっています

清正や正則は、自分たちが積み上げてきたものを、あとから来た三成が牛耳っているように見えたのでしょう。

三成も清正や正則も、豊臣家の反映という大きな目標は一致しているものの、そのアプローチに大きな違いがありました。

またどうしても文治派武将である三成は、武断派から見れば

戦では負けん

と思われるでしょうから、やはり恨まれやすかったのでしょう。

三成がもう少し起用で、自分の思いを少し曲げてでも懐柔策をとれるような人物だったら、その後の歴史は大きく変わっていたかもしれません。

こういったことを上手くやったのが秀吉だったことを考えると、これもまた三成の悲哀を感じざるを得ません。

三谷幸喜が山本耕史の魅力を余すこと無く引き出している

三谷幸喜と山本耕史の相性は本当にいいですよね。

新選組!で土方歳三を演じた時から、僕の中ではベストオブ土方なのですが、三成でもその座をゲットしてしまいました。ベストオブ三成。

冷静な中にも熱いハートを持ち、時折チラリと見せる人情味もいい感じ。

キリッとした顔立ちと色白な肌で文治派であることをアピールし、その声のトーンで冷静さをしっかりと表現できているように思います。

その他にも、小日向文世も僕の中ではベストオブ秀吉ですね。

まとめ

真田丸は本当に面白いです。

普通の大河ドラマと思ってみると、ちょっと肩透かしを食らうというか、

ふざけすぎだろ!

って思うところもあると思うんです。

でも、三谷幸喜の凄さってそういう「大河らしく」とかを完全に超越してるので、普通のドラマ作品を見るつもりで向き合うことをお勧めします。

そろそろ後半戦。

今後の展開が非常に楽しみですね!

ネタバレほぼ無し!前回までの感想はこちら

真田丸は初回からネタバレ無しの感想を書いています。よかったらご覧ください!

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