大宮駅東口大門町2丁目中地区再開発事業ビル2022年春オープン!商業施設は5フロアに入居!テナントは?
埼玉県さいたま市大宮区にて大宮駅東口大門町2丁目中地区再開発事業が進行中です!オープンは2022年春の予定!
このプロジェクト地には「市民会館おおみや」が移転することもあり、施工者である「市街地再開発組合」はさいたま市から積極的な支援を受けています。
この記事では、大宮駅東口大門町2丁目中地区再開発の施設概要、施設コンセプト、入居予定のテナント、フロア構成などを紹介します。
施設概要について
それではまず施設概要についてみていきましょう。
事業名称 | 大宮駅東口大門町2丁目 中地区第一種市街地 再開発事業 |
施行者 | 大宮駅東口大門町2丁目 中地区市街地再開発組合 |
所在地 | 埼玉県さいたま市 大宮区大門町2丁目 118番(地番) |
区域面積 | 約1.4ha |
敷地面積 | 約8,600㎡ |
延床面積 | 約82,000㎡ |
建物構造 | 地上18階、地下3階 |
用途 | 商業 業務 公共公益施設 駐車場 駐輪場など |
指導援助 機関 |
国土交通省 埼玉県 さいたま市 |
事業 コンサルタント |
協同組合都市設計連合 |
設計 | 株式会社山下設計 |
参加組合員 | 三井不動産株式会社 大栄不動産株式会社 |
特定業務 代行者 |
鹿島・松永建設特定業務 代行共同企業体 |
商業施設、オフィス、公共施設などが入居する複合商業施設です。
大宮の歴史とこれからについて
再開発ビルの所在地である「大宮」の歴史をざっくりと紹介します。
中世まで:門前町・宿場町
中世までの大宮は門前町、宿場町でした。江戸日本橋から4番目の宿場「大宮宿」(中山道六十九次)として栄えていました。
ちなみに「大宮」の地名の名前の由来は、氷川神社の「大いなる宮居」だそうです。
明治以降:鉄道・製糸
明治以降は下記のように鉄道と製糸の街として栄えました。
明治18年 | 大宮駅開設 (高崎線・東北本線) |
明治27年 | 国鉄大宮工場開設 |
明治29年 | 生糸の生産地 として発展 |
大宮は北関東の養蚕地と、生糸を出荷する横浜港の間に位置していたため、多数の製糸工場が作られました。
近年
近年では埼玉県の誇る商業都市として機能しています。
また、1960年に日本初のサッカー専用の競技場「大宮公園サッカー場」が大宮に作られたことで、サッカーの街としても有名になりました。
1966年にはプロサッカークラブである「大宮アルディージャ」のメインスタジアムになっています。
ちなみに、大宮公園サッカー場は2007年には「NACK5スタジアム大宮」に改称されました。
これから
2010年には大宮駅周辺地域戦略が立てられ、
- 東日本の顔となる
- おもてなしがあふれる
- 氷川の杜、継ぐ
「まち」としての将来像が設定されました。
また2018年には、
- 大宮駅グランドセントラルステーション化計画
- 公共施設再編による連鎖型のまちづくり
計画が立ち上げられています。
大宮駅グランドセントラルステーション化計画
大宮駅グランドセントラルステーション化とは、開発街区と辻空間が歩行者ネットワークで結ばれる「おもてなし歩行エリア」を作る計画。
駅東西通路が整備され、歩行者の回遊性が向上することでさらなるにぎわいが生まれます。
既存道路の地下空間には道路が整備され、車の流れもスムーズに。
駅前には「駅前交流広場」が整備され、周辺住民・商店街主催のイベントやお祭りが行われる予定です。
また大宮の個性や風格を表現した景観を作り、東日本の交流拠点にふさわしいさまざまな都市機能も取り入れられます。
ちなみに「辻(つじ)」とは、道が4つ十字形に交わっている場所のことを指します。
公共施設再編による連鎖型のまちづくり
開発地周辺に散在する老朽化した公共施設を移転し集約することで、新たなまちづくりに活用できる土地を作り出す計画です。
移転した公共施設の跡地を中心に周辺敷地、道路、公園を整備し、連鎖的に駅周辺エリアのまちづくりを進めます。
具体的には、「市民会館おおみや」の開発地への移転や「大宮図書館」が大宮区役所新庁舎と複合化し、「新大宮図書館」として生まれ変わりました。
さいたま市民会館おおみや
2022年4月に「さいたま市民会館おおみや」が大宮駅東口大門町2丁目中地区再開発地区内に移転します。
再開発ビルの4階〜8階に入居する予定で、氷川山道の自然からインスピレーションを受けた落ち着いた内装デザインとなる予定です。
大ホールの収容人数は約1,400席で、演劇、コンサートなどに利用されます。小ホールには約340席が作られ、その他展示室やスタジオも整備されます。
大宮の歴史を継承しつつ、新しい芸術が生まれる場所として発展していくことが期待されています。
ブランドコンセプト(施設コンセプト) は?
大宮駅東口大門町2丁目中地区再開発のコンセプトは、
「CROSS FIELD(クロスフィールド)〜モノが交わる場所からコトが交わる場へ〜」
です。
日本語では、
- CROSS=交わり
- FIELD=場所
となり「交わりの場」という意味になります。
人と人が直接出会い、いつもとは違う何かが交わることで下記のような3つの「偶然の幸せ」が生まれる場を目指すということです。
- CROSS FEELING(クロスフィーリング)
- CROSS EXPERIENCE(クロスエクスペリエンス)
- CROSS CULTURE(クロスカルチャー)
それではひとつずつ見ていきましょう。
CROSS FEELING(クロスフィーリング)
CROSS FEELING(クロスフィーリング)とは、さまざまな思いが交わるということ。
共に体験し、それぞれの思いが交わることで、人間の温かみを感じられるまちを目指します。
CROSS EXPERIENCE(クロスエクスペリエンス)
CROSS EXPERIENCE(クロスエクスペリエンス)とは、さまざまな体験が交わるということ。
多様な体験ができ、経験を積むことで、訪れる人やそこに住む人が成長することができるまちを目指します。
CROSS CULTURE(クロスカルチャー)
CROSS CULTURE(クロスカルチャー)とは、さまざまな文化が交わるということ。
普段の生活では出会うことのない文化が交わり、お互いに影響を与え合うことで、新たな発見や文化が生まれるまちを目指します。
また地域の活性化として、
- 機能更新と充実
- 地域の拠点整備
- 人と緑のネットワーク創出
- 新しい都市環境の創造
の4つをメインテーマに地域の将来につながるまちづくりを行っていくということです。
施設のイメージは?
大宮駅東口大門町2丁目中地区再開発ビルは商業施設、オフィス、公共公益施設、駐車場、駐輪場などが入居する複合商業施設です。
建物には多くの緑が配置され、低層階には木材を使用しているようなので、自然とも融合するデザインですね。
また建物には高低差が付けられているため、屋上部分を有効に活用できる造りになっています。スポーツ広場やくつろぎスペースとして活用されるようです!
低層階の壁面のランダムなパターンやカラーもおしゃれです。
フロア構成は?
大宮駅東口大門町2丁目中地区再開発ビルは地上18階、地下3階のビルです。フロア構成は以下のようになっています。
階数 | 用途 |
---|---|
10階 ~18階 |
オフィス |
4階 ~9階 |
市民ホール 多目的公共施設 |
1階 ~5階 |
商業施設 |
地下階 | 駐車場 |
それではそれぞれの施設についてみていきましょう。
オフィス
施設の高層階(10階~18階)にはオフィスが入居します。
主要エリアからのアクセスが良く、周りには緑溢れる市街地が広がっているというバランスの良い立地にあることで、心地よく働くことができそうです。
市民ホール、多目的公共施設
4階~9階には市民ホールや多目的公共施設が配置されます。
施設内には、
- 大ホール
- 小ホール
- 多目的室(リハーサル室)
- レクリエーション室
- 楽屋
- 会議室
- 展示室(ギャラリー)
- 音楽スタジオ
- 和室
- 事務室
などが導入されます。
ワークショップやアートイベントなどさまざまな目的で利用することができるようです!世代やジャンルを超えた交流が行える場になりそうですね。
商業施設
1階~5階には商業施設が入居します。コンセプトは、交通の要としての都市的な利便性。生活に必要なものはすべてそろう施設となるようです。
同時に古くからこの地域で親しまれている商店街などの機能も兼ね備えた商業空間となる予定です。
商業施設は大栄不動産プロデュース
商業施設は大栄不動産のプロデュースにて建築が進行中で、フロア構成は下記のようになっています。
5階 | LIVE FOOD RESTAURANT (ライブフードレストラン) |
4階 | HEALTH COORDINATE (ヘルスコーディネート) |
3階 | LIFE STYLE SUPPORT (ライフスタイルサポート) |
2階 | LIFE STYLE DRESSING (ライフスタイルドレッシング) |
1階 | LIVE FOOD SQUARE (ライブフードスクエア) |
それでは、それぞれのフロアについて紹介していきます。
5階 LIVE FOOD RESTAURANT(ライブフードレストラン)
オフィスフロアに直結しているレストラン。これまで大宮周辺では存在しなかった「カジュアル・リッチ」な食空間が体験できます。
ビジネスの接待やパワーランチ、演劇鑑賞後の贅沢なティータイム、特別な日のディナーなどに活用することができます。
4階 HEALTH COORDINATE(ヘルスコーディネート)
医療サービスが集積したフロアです。
健康促進や予防ができ、自分が思うライフプランを実現する手伝いやコーディネートしてくれる医療施設で構成されています。
3階 LIFE STYLE SUPPORT(ライフスタイルサポート)
ライフスタイルのサポートに特化したフロアです。
フロア内には、
- ワークアウト
- メディカルサービス
- スキルアップ
- 資産活用の相談
などができる施設が整備され、自分磨きをしたり、生活をケアする情報を入手することができます。
2階 LIFE STYLE DRESSING(ライフスタイルドレッシング)
ライフスタイルを中心とした店舗で構成されたフロアです。
生活雑貨、コスメ、ファッション、雑貨、インテリアなどライフスタイルに関わるさまざまな商品を購入することができます。
何かを買う目的がなくてもつい立ち寄りたくなるような「遊び」を感じさせる作りで、カフェなども配置されるようです。
仕事の合間のリフレッシュがてらに寄る、週末のファミリーのレジャーとして訪れるなどすべての人が楽しめるフロアになりそうです。
1階 LIVE FOOD SQUARE(ライブフードスクエア)
飲食や食品の買いまわりができるフロアです。
さいまた市内の食品に限らず、東日本全体の食を「食べる・買う・知る」ことがテーマとなっています。
施設の顔となって大宮エリアの住民、就業者、外部から大宮を訪れる人を施設に招き入れ、人々の食を満たす場所となります。
ビル内の広場やテラス一覧
ビル内には下記のように多くの広場やテラスが配置されます。
9階 | 展望テラス |
8階 | 屋上庭園 |
6階 | フットサルコート +観覧テラス |
5階 | にぎわいの広場 ポケットパーク |
4階 | デッキテラス |
1階 | 辻広場 |
ビルは棚田のような段々の造りになっているので多数の屋上空間があり、テラスや広場として有効活用されています。
入居予定のテナント一覧
大宮駅東口大門町2丁目中地区再開発に入居予定のテナントの情報はまだ発表されていません。
詳細が発表され次第、情報を更新していきます!
アクセス情報について
大宮駅東口大門町2丁目中地区再開発の最寄り駅は「大宮駅(東口)」です!
大宮駅には下記の路線が乗り入れています。
- JR京浜東北線
- JR東北本線
- JR山形新幹線
- JR秋田新幹線
- JR埼京線
- JR川越線
- JR高崎線
- JR宇都宮線
- JR湘南新宿ライン
- JR東北新幹線
- JR上越新幹線
- JR北陸新幹線
- 埼玉新都市交通伊奈線
- 東武野田線
合計14路線が乗り入れている埼玉県最大級の駅なので、アクセスは良好です!
オープン時期は?
大宮駅東口大門町2丁目中地区再開発は2022年春にオープンの予定です!
事業のスケジュールは下記のようになっています。
2017年8月 | 建物除却 解体工事着工 |
2018年3月 | 新築工事着工 |
2022年春 | 開業(予定) |
まとめ
この記事では、大宮駅東口大門町2丁目中地区再開発の施設概要、施設コンセプト、フロア構成などを紹介しました。
大宮駅は14路線が乗り入れている埼玉県県内最大級のターミナル駅。
また駅前エリアにはルミネ、そごう、マルイなどの大型商業施設もあることで、すでに商業都市として栄えています。
ここにさらに大宮駅東口大門町2丁目中地区再開発ビルが開業することで、さらに大宮駅前がにぎやかになることは間違いありませんね!
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