日本橋中地区再生計画ビル2025年度開業!テナントには高級ホテルウォルドーフ・アストリアも!
東京都中央区日本橋にて「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」が進行中です!オープンは2025年度の予定!
日本橋川沿いの再開発地区内には3つの街区(3棟のビル)が設けられ、オフィス、高級ホテル、商業施設などが入居します。
ホテルはヒルトングループの最上級ホテルで、日本への初進出となります!
この記事では、日本橋中地区再生計画ビルの施設概要、施設コンセプト、入居予定のテナント、フロア構成などを紹介します。
施設概要について
それではまず施設概要についてみていきましょう。
計画名称 | 日本橋一丁目中地区 第一種市街地再開発事業 |
事業主体 | 日本橋一丁目中地区 市街地再開発組合 |
所在地 | 東京都中央区 日本橋一丁目 |
敷地面積 | 18,990㎡ |
延床面積 | 380,300㎡ |
高さ | A街区:32m B街区:31m C街区:284m |
建物構造 | A街区:地上4階、地下1階 B街区:地上7階、地下2階 C街区:地上52階、地下5階 |
用途 | オフィス 商業施設 ホテル 住宅 カンファレンス施設 ビジネス支援施設など |
3つの街区(ビル)から成り、商業施設やオフィスが入居する複合商業施設です。
C街区のビルは地上52階の超高層ビルになります!
ブランドコンセプト(施設コンセプト) は?
日本橋中地区再生計画ビルは「日本橋再生計画」の一部で、「残しながら、蘇らせながら、創っていく」というコンセプトに加えて、
- 産業創造
- 界隈創生
- 地域共生
- 水都再生
という4つのキーワードに基づいた開発が進められています。
日本橋中地区再生計画ビルは川沿いの再開発事業となり、「水都再生:豊かな水辺の再生」へとつながっています。
官民が一体となって都市機能の多様化とにぎわい作りを進めていくということです。
施設のイメージは?
日本橋中地区再生計画ビルは全面ガラス張りの建物で未来的なイメージ。低層階の流れるような建物のラインが優雅な雰囲気をプラスしています。
街区構成は?
日本橋中地区再生計画ビルの街区構成は、以下のようになっています。
- A街区
- B街区
- C街区
A、B街区は日本橋川沿いに位置しており、C街区が3つの中で一番大きな街区となります。
フロア構成は?
日本橋中地区再生計画ビルは3つの棟から成り、最高地上52階の建物です。フロア構成は以下のようになっています。
A街区のフロア構成は明記されていなかったので、B街区とC街区のビルのフロア構成を紹介します。
B街区
B街区のビルのフロア構成は、以下のようになっています。
4階 ~7階 |
住宅 |
1階 ~3階 |
商業施設など |
低層階には商業施設が入居します。
C街区
C街区のビルのフロア構成は、以下のようになっています。高さ287mの超高層ビルです!
48階 〜52階 |
機械室 |
39階 ~47階 |
ホテル |
8階 ~38階 |
オフィス サービスアパートメント |
4階 ~7階 |
カンファレンス施設 ビジネス支援施設 |
1階 ~3階 |
店舗 |
地下1階 ~地下5階 |
駐車場 機械室など |
高層階にはヒルトンの最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」が入居します!
商業施設は1〜3階の低層階に配置されます。
ホテルはウォルドーフ・アストリア東京日本橋
ホテルはヒルトンの最上級ラグジュアリーブランド
「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」
が入居します。
ヒルトンはアメリカ・バージニア州に本社を構えるホテルグループ。
同グループのホテルブランドである「ウォルドーフ・アストリア」は1893年にニューヨークで開業し、2020年11月時点で世界各国に32軒を展開しています。
日本への進出は今回が初めてで、開発、ブランディング、マネジメントは三井不動産株式会社、運営はヒルトンが行います。
ホテルには60㎡以上もあるキングルームを含む197室の客室のほか、
- レストラン
- ラウンジ&バー「ピーコック・アレー」
- 屋内プール
- スパ
- フィットネスセンター
- 宴会場
- チャペル
などが設置される予定です。
ホテルの施設概要は以下のとおりです。
名称 | ウォルドーフ・ アストリア東京日本橋 |
延床面積 | 約 32,000 ㎡ |
階数 | 39階〜47階(C街区) |
客室数 | 197室 |
付帯設備 | レストラン(3 カ所) ラウンジ&バー 宴会場 屋内プール スパ フィットネスセンター チャペル |
開業 | 2026年 |
予約からチェックアウトまで極上のサービスを提供するということです。世界の芸能人や有名人が宿泊することもありそうですね!
野村証券日本橋本社ビル旧館は保存
再開発の敷地内には野村証券日本橋本社ビル(日本橋野村ビルディング)があります。
このビルは1930年(昭和2年)に竣工した歴史ある建築物。大阪倶楽部、大阪ガスビルなどの設計で有名な建築家・安井武雄氏が設計したビルです。
安井氏は歴史主義にヨーロッパ的なモダンな雰囲気を取り入れた「自由様式」という建築様式の第一人者とされています。
日本橋野村ビルディングは建物の上部と下部は軽く、中間部は重くするという動的均整(ダイナミック・シンメトリー)という設計手法を採用。
歴史主義にモダンなエッセンスを取り入れ、微妙なバランスでまとめ上げた傑作と言われています。見た目の印象から、軍艦ビルとも呼ばれていました。
再開発でも同ビルは保存され、美術館やレストランとして活用される予定ということです。
歴史的な建築物の良さを残しながら、どう改装されるのかが楽しみですね!
日本橋川沿いにはプロムナードも
日本橋川沿い(A街区とB街区沿い)にはプロムナードの設置が検討されています。
緑を配置し、日常的な休憩場所、交流場所として利用できるような場所にしていくということ。
川沿いにオープンカフェなども設置されるかもしれませんね。
入居予定のテナント一覧
日本橋中地区再生計画ビルの商業施設に入居予定のテナントの情報は、まだ発表されていません。
詳細が発表され次第、情報を更新していきます!
アクセス・駐車場情報について
日本橋中地区再生計画ビルの最寄り駅は下記のとおりです。
- 東京メトロ「日本橋」駅
- 都営地下鉄「日本橋」駅
です。
オープン時期は?
日本橋中地区再生計画ビルは2025年度に竣工の予定です!
日本橋中地区再生計画のスケジュールは下記のようになっています。
2020年度 | 解体工事着工 |
2021年度 | 新築工事着工 |
2025年度 | 建物竣工 |
まとめ
この記事では、日本橋中地区再生計画ビルの施設概要、施設コンセプト、入居予定のテナント、フロア構成などを紹介しました。
日本橋周辺では三井不動産が中心になって「日本橋再生計画」を進めており、2004年にはCORED日本橋が開業しています。
その後第二弾として2014年にはCORED室町2・3が開業し、第三弾で同記事で紹介した日本橋中地区再生計画が行われています。
さらには首都高の地下化も計画されているので景観も良くなり、日本橋川周辺のにぎわいが加速しそうです!
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