大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2021|7月25日~9月12日に開催!
画像引用元:大地の芸術祭公式サイト
新潟県越後妻有(えちごつまり)エリア(十日町市、津南町)にて、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2021」が開催されます。
会期は、2021年7月25日(日)~9月12日(日)!
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2021は、越後妻有地域で20年続く、世界最大規模の国際芸術祭です。
この記事では、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2021のイベント概要、おすすめポイント、アクセス方法などについて紹介していきます。
イベント概要について
それではまず、イベントの概要を見ていきましょう!
イベント名 | 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ |
会期 | 2021年7月25日(日)~9月12日(日) |
開催地 | 越後妻有地域 760㎢ (新潟県十日町市・津南町) |
主催 | 大地の芸術祭実行委員会 |
共催 | NPO法人越後妻有里山協働機構 |
50日間に渡って行われる芸術祭です!
入場料金について
作品鑑賞パスポートの料金は下記のとおりになります。
一般 | 3,000円(当日3,500円) |
高・専・大学生 | 2,500円(当日3,000円) |
中学生以下 | 無料 |
中学生以下が無料なのは、嬉しいですね。
チケットは、下記の公式サイトから購入することができます。
アプリ版電子パスポートを導入
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2021では、新型コロナ感染予防対策の一環として、アプリ版電子パスポートが導入されています。
公式サイトからチケットを購入後、6月頃送られてくるメールからアプリをインストール(無料)することで、入手することができます。
紙パスポートを希望する場合は、会期中指定の場所にて予約サイトの(アソビュー)確認画面を提示することで、紙パスポートと交換することができます。
イベントの歴史について
1994年(平成6年)、新潟県では、広域市町村圏を基本的な単位とした独自の地域活性化策「ニューにいがた里創プラン」が策定されました。
この第1号として同年に十日町地域広域圏の1市4町1村(十日町市、津南町、川西町、松代町、松之山町、中里村)が地域指定を受けました。
その後、1996年に「越後妻有アートネックレス整備構想」が樹立。このプロジェクトの主要事業として構想されたのが、大地の芸術祭です。
1997年に「大地の芸術祭実行委員会」が設立され、2000年に第1回「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2000」が開催。
以後、トリエンナーレ形式で開催されています。
トリエンナーレとは?
トリエンナーレとは、3年に一度開かれる国際美術展覧会のことを指します。
「トリエンナーレ」はイタリア語で「3年に一度」という意味で、英語では triennial(トライエニアル/トライアニアル)と呼ばれています。
国際交流や町おこし、観光客の集客、多様な国の多様な芸術に住民が触れることを目的としています。
ちなみに、同じように芸術祭で使われる言葉で「ビエンナーレ」がありますが、これは2年に1回開かれる美術展覧会のことです。
イベントのコンセプトは?
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレのコンセプトは、
- 人間は自然に内包される
- アートを道しるべに山里を巡る旅
- 世代、地域、ジャンルを超えた協働
- あるものを活かし、新しい価値をつくる
- ユニークな拠点施設
- 生活芸術
- グローバル/ローカル
の7点で構成されています。
舞台は、新潟県越後妻有地域の約762平方キロメートルの広大な土地。この広大な土地が美術館となります。
展示されている作品は、アーティストと地域住民とが一緒になって作ったもの。
大地の芸術祭は、継続的な「交流人口の増加」「地域の情報発信」「地域の活性化」を主要目的としたアートプロジェクトです。
越後妻有という地域名は地図上に存在する名称ではありませんが、古くからこのエリアが「妻有郷」と呼ばれていることに由来しています。
現在では至る所で開催されている国際芸術祭ですが、大地の芸術祭は地域芸術祭の先駆者と言われています。
おすすめポイント(みどころ)は?
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2021の開催地域は広大で、下記の6つのエリアで構成されています。
- 十日町エリア
- 川西エリア
- 中里エリア
- 松代エリア
- 松之山エリア
- 津南エリア
それでは、それぞれのエリアについてみどころを紹介していきます。
十日町エリア
画像引用元:大地の芸術祭公式サイト
信濃川の東側に位置し、織物と農業が盛んなエリア。
少子化によって廃校となった小学校が10校以上あり、「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」などとして生まれ変わっています。
メイン施設のひとつである「越後有妻里山現代美術館「キナーレ」があります。
川西エリア
画像引用元:大地の芸術祭公式サイト
信濃川の西側にある高さ50mの段丘上に広がるエリア。
ジェームズ・タレルの「光の丘」や住民によって運営されているブルーベリー園「ベリー・スプーン」が楽しめます。
中里エリア
画像引用元:大地の芸術祭公式サイト
信濃川、清津川、釜川、七川などがあるエリア。
フィンランドの建築家グループ「カサグランデ&リンターラ建築事務所」が作った美しい公園を訪れることができます。
清津峡渓谷トンネルを、2018年の大地の芸術祭にて、アート作品として改修した「Tunnel of Light(清津峡渓谷トンネル)」もあります。
松代エリア
画像引用元:大地の芸術祭公式サイト
渋海川沿いを中心に広がる、丘陵エリア。棚田の景観で有名な星峠集落の民家を生かした作品「脱皮する家」があります。宿泊体験もできるということです。
また、メインのひとつである、総合文化施設「まつだい「農舞台」」があります。
松之山エリア
画像引用元:大地の芸術祭公式サイト
長野県境に位置し、周囲を山に囲まれた標高200〜600mの丘陵エリア。標高700mで緑いっぱいの大厳寺高原などがあり、自然を満喫できる場所です。
「森の学校キョロロ」があり、屋内外で約40のアートを鑑賞できます。
津南エリア
画像引用元:大地の芸術祭公式サイト
新潟県の南端で、長野県の県境にあるエリア。木造小学校を活用した秘境の宿「秋山郷結東温泉かたくりの宿」や縄文時代中期の遺跡があります。
アクセス情報について
画像引用元:大地の芸術祭公式サイト
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2021の主要な2施設へは、駅から徒歩でアクセスできます。
越後有妻里山現代美術館「キナーレ」へのアクセス
北越急行ほくほく線/JR飯山線「十日町」駅より徒歩約10分です。
まつだい「農舞台」(雪国農耕文化村センター)へのアクセス
北越急行ほくほく線「まつだい」駅直結です。
大地の芸術祭の巡り方
大地の芸術祭は広範囲で行われるため、下記の手段を活用することをおすすめします。
- バスツアー
- レンタカー
- タクシー
- レンタサイクル
バスツアーは、ガイドによる作品解説や、ツアー限定作品の鑑賞も楽しめ、移動も楽々です。
行きたい場所が決まっている場合や、山深い集落にある作品をまわるには、自由に移動できるレンタカーが便利です。
運転ができない人や、道に迷いたくない人はタクシーがいいですね。
市街地や駅周辺の作品を巡るなら自転車を利用することができます。
レンタサイクルの貸し出し場所は、「北越急行ほくほく線十日町駅構内」で、営業時間は9:00〜18:30となっています。
ツアーなどの詳細については、下記の公式サイトから確認することができます。
まとめ
この記事では、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2021のイベント概要、おすすめポイント、アクセス方法などについて紹介しました。
大地の芸術祭は、世界最大級の国際芸術祭であり、50日間に渡って行われるという大規模なものです。
芸術祭の一環にもなっているさまざまな宿泊施設で宿泊体験をしながら、ゆっくりとアート鑑賞を楽しみたいですね。
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