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ワイン初心者におすすめの楽しみ方を、2年半ほぼ毎日ワインを飲み続けた先輩初心者が教えます

   

僕は2019年5月から現在(2021年11月)まで、ほぼ毎日ワインを飲み続けています。

とあるきっかけで「ワインに携わる仕事をしよう」と思い立ち、その準備として「これからはできる限り毎日ワインを飲む」と決めまして、実行しています。(その後無事、とあるソムリエと一緒にワインショップを開店しました。)

2年半ワインを飲み続けた結果、やはりそれなりに詳しくなり、ワインがさらに楽しくなり、「初心者の先輩」くらいは名乗れるようになったのではないかと思います。

世の中にある「ワイン初心者のための情報」ってやっぱりソムリエさんが発信しているものがほとんど。

正直どうしてもお勉強っぽくなっちゃって、ちょっと違うよなーって思っているんですよね。もちろん知識が合ったほうが楽しいのは事実だけど、「いやーそこまではいいですぅ」ってなっちゃうっていうか。

そこで「先輩初心者」である僕が、ほんとうの初心者の皆さんに向けて「0→1」のところをお伝えしたいなと思って、この記事を書いています。

ワイン、割と好きなんだけど選べないんだよね、という人。

この記事を読んでもらったら、多分どの記事を読むよりも第一歩が踏み出せるので、最後まで読んでってください。

ワインなんて飲めればいい?

普通、年に2回くらいは風邪をひいたりして飲まない日があるのだけれど、この間はコロナ禍で体調を崩すこともまったくなく、本当にほぼ毎日飲みました。

ワインを飲まなかったのは、色んな条件が重なってビールなどの他のお酒をたくさん飲んでしまったときくらいで、おそらく900日ほどの間で合計10日もないのではないかと。

今も「全然知識はない」と自負していますが、2年半前の僕は今以上にワインについてズブの素人。本当に何もわからない状態でとにかく飲み始めたのだけれど、やっぱりそれなりに詳しくなりました。

とはいえ「ワインエキスパートの資格を取ろう」とかそういうつもりはまったくなく、今でも「下手の横好き」道を貫いているわけですが、そんな僕だからこそ「初心者にとってのワインの知識」との向き合い方について、思うところがあるのです。

なんかワインの世界って「詳しい人が偉い」みたいな部分があるし、詳しくない人が「僕なんて全然知識なくて…」ちょっとへりくだっちゃいますよね。SNSを見ても「ワイン勉強中」って書いてある人もちらほらいる中で、「勉強しないとちゃんと楽しめない」と思ってしまっている人に「そんなことないよ」と伝えたいと思います。

また同時に「ワインなんて飲めれば同じ、赤か白くらいで選べればいいよ」という人にも、「そんなことないよ」と伝えたい。

堅苦しく考える必要はないけど、やっぱりワインはほんのちょっとだけ経験があったほうが楽しい。

そのあたりの微妙なさじ加減をお伝えします。

ワイン初心者は勉強するべきか

うーん、目指すところによります、というのが本音。

でも「ワインをもう少し楽しみたい」という気持ちの前に「ソムリエになりたい」とは思わないはず。

そもそもこの記事で想定しているのは、もう少し知識があった方が楽しそう、という人。そう、二年半前の僕です。

だからまずは、その前の段階の「ワインを今よりもっと楽しめるように」という方向性で考えましょう。

ある程度経験と知識が「自然と」身についたら、その後深堀りしていくかどうかを考えればいいと思います。

とはいえ最低限の知識があったほうが、絶対に楽しめます。これは間違いない。その最低限ってなんなのよ、という話なのですが、

  • ブルゴーニュとボルドーのざっくりとした違い
  • オールドワールドとニューワールドのざっくりとした違い
  • 主要品種いくつかの特徴
  • 料理とワインの合わせ方の初歩

くらいですかね。

「多いよ!」と思った方、大丈夫です。徐々になんとなくでよいのです。ちょっと意識して飲めば、そのうち覚えていきます。

さてここからは勉強することなくワインを楽しむ具体的な方法について書いていきます。

先輩初心者がおすすめするワインの飲み方

まずはワインの飲み方について。

一つずつ書いていきます。

とにかく食事と合わせるべし

ワインは基本的に食中酒なので、単体で飲むより食事と合わせたほうが美味しく感じると思います。

例えば酸が強めのワインも、若干酸味のある食事と合わせることでワインの酸の印象が和らぎ、その奥にある甘みや苦味などに気がつけると思います。

ざっくりと覚えておくといいのが、

  • 赤には濃い色の料理を
  • 白には薄い色の料理を
  • 納豆や漬物はワインじゃないほうがいいかも
  • 僕は寿司は日本酒のほうが好きです

くらいですかね。もちろん色々ありますが、それ以上の相性については飲むうちに調べたりして覚えていけばいいと思います。

それも厳密にこの料理とこのワインという感じじゃなくて、「あの料理だと白が合いそうだなー」とか、なんとなーく分かるようになってきますので。

次に、温度。これはだいじ。

赤は冷やしすぎず、白は冷やして飲む

特に赤は冷やすと渋みが前面に出ちゃうので、苦手だと勘違いする人が多い気がします。冷やし過ぎちゃうくらいなら常温でそのまま飲んだほうがいいでしょう。

でも白やスパークリングは冷やしましょうね。ロゼやオレンジはどっちも美味しいです。

品種はちょっと覚えるとグッと楽しくなる

品種の特徴を少し覚えるだけで、ワインがグッと楽しくなります。

赤は、

  • カベルネソーヴィニヨン
  • ピノノワール
  • シラー

白は

  • シャルドネ
  • ソーヴィニヨン・ブラン

くらいでいいんじゃないですかね。最初はしばらくそれ以外買わないと決めちゃう。

そりゃもちろん他にもマルベックやテンプラニーリョ、ゲヴュルツトラミネールとかほんとにたくさんあるんですけど、ぶっちゃけあんまり売ってないんですよ。スーパーやコンビニには。

特に普通のスーパーにある白はシャルドネ率がものすごく高いんです。

だからまずは上で挙げたものを連続して飲んでみるのをおすすめしています。

で、徐々に大きめのスーパーやデパート、ワイン専門店に行ったときに幅を広げていくのがおすすめです。

まずは限られた品種を集中的に飲んで、自分の中で“ものさし”をつくる。その後で他の品種との違いを確認しながら広げていくイメージでしょうか。

ちなみにヨーロッパのワインは品種がわかりにくいことが多いので、アメリカ、チリ、ニュージーランドなどのいわゆる「ワイン新興国」のワインからスタートしましょう。

ラベルがとてもわかりやすいので。

さて次に、初心者に向けたワインの選び方をお伝えします。あくまで僕の経験ですから、気軽に読んでくださいね。

先輩初心者のスーパーでのワイン選び

スーパーには、お惣菜コーナーがありますね。そしてワインもあるので、ワイン好きには割と理想的な環境なのです。

まずはお惣菜コーナーで今日のおかずを決めましょう。それを元に、合わせるワインを選んでいきます。

で、ここで重要なことを書きます。

ラベルを読んで理解できないものは、ぜんぶ無視してください

スペイン、イタリア、フランスのものは基本的に全部選択肢から外してOK。だって何書いてあるかわかんないですもん。

選ぶべきは、

  • チリ
  • オーストラリア
  • アメリカ

のワインで大丈夫です。

これらの国のワインは「品種」と「産地」がしっかり書いてあるので、それを手がかりに選べばよいでしょう。チリは安旨ワインの定番ですね。

次にワインの種類を考えます。

もし肉系のお惣菜を選んだなら、赤ワインを軸に。

寿司、魚、和食っぽいお惣菜を選んだなら、白ワインを中心に。

どっちとも言えないなーというお惣菜なら、ロゼがいいかな。

銘柄はなんでもいいけど、チリのSUNRISE、コノスルは手堅いです。ぶっちゃけこのどっちかから選んどけばいいと思う。

カンガルーのマークのイエローテイルのピノノワール、ロゼは、ともに甘口なのでおすすめしません。シャルドネとカベルネソーヴィニヨンは大丈夫でした。

てういかこの価格帯のピノノワールは飲まないほうがいいかもです。

肉の場合

味が濃そうなお肉料理、例えば鶏の照焼なんかのこってりとしたタレがかかっているなら、カベルネソーヴィニヨン(赤)でOK。メルローっていうワインでもいいけど、それは次の機会にしましょう。

さっきも書いたけど、1000円以下のピノノワールには美味しものはほぼ無いと思うので、気にしなくてOKです。ピノノワールはワインショップで買いましょう。

唐揚げやささみカツなんかの、もう少し色の薄い料理ならシャルドネ(白)かなあと思います。中にはコッテリしたシャルドネもあるんだけど、1000円いないだとほぼお目にかかれないと思うので、気にしなくてよし。

他に、レモンの酸味が合いそうな料理ならソーヴィニヨン・ブランもいけますね。

魚の場合

カルパッチョなんかの場合は、ソーヴィニヨン・ブランがいいかも。焼き魚ならシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、どっちもOK。アジフライはソーヴィニヨン・ブランですかね。

まあこのへんはどっちを選んでも特に外さないと思います。

それ以外の場合

例えば生春巻き、餃子、エビチリ、天ぷらなんかは、どうすればいいのかよくわからんと思います。

もうそういうときは、ロゼを選んどけば間違いないです。なんでもいけるので。ただいつもそれだと楽しくないから、経験値を高めるためにもチャレンジはしてほしいですね。

まあでも今回挙げてるワインで大失敗することはまずないので、気軽に選んじゃってほしいです。失敗したら次にどうするか考えるだけですし。

ちなみにロゼ、甘いのがあるんで、そこはちょっと気をつけたいところ。僕も一度甘いロゼにあたってから、スーパーのロゼは買わなくなっちゃいました。

先輩初心者のコンビニでのワイン選び

コンビニもスーパーとほぼ同じ選び方でいいんだけど、僕の観測範囲ではセブンイレブンがいいんじゃないかと思っています。

  • 「Bordeaux」と書いてある赤、白どちらも
  • SUNRISE 赤・白
  • Twin Oaks 白

このあたりを買っとけば外しません。KAPUKAというソーヴィニヨンブランはいまいちです。

食材は、ワインに合わせて赤なら濃いめ、白なら薄めの色の料理を選べば、まず失敗しないでしょう。

これからの季節、白ワインにおでんとか絶対合うし、レトルトのビーフシチューとか赤に最高に合いますからね。

ワインを勉強!初心者のためのワイン本

さて最後に、ワインをもう少ししっかり学びたいあなたのために、僕がぼちぼちと、本当に気が向いたときだけパラパラめくっていた本を紹介します。

それでも本として出版されているだけあってボリュームが普通にあるので、ガッツリ覚えるんじゃなくて、飲みながらめくる程度で大丈夫です。そのうちワイン選びをするときに、ちょっと気にするようになりますからね。

ワイン選びの楽しさを味わうには、その「ちょっと気にする」が第一歩だと思います。

他にも探せばいろいろあると思いますが、まずはこんなところで。

まとめ

何でもそうだけど、ちょっと興味が出てきたことが、すごく知識が積み重ねられているジャンルだと、尻込みしちゃいますよね。

でも、凄くマニアックに勉強しなくても、知識を0→1にするだけで楽しさは10倍くらいになります。

逆に1→10にしても、そこから10倍までは楽しくならない気もします。

でも、やっぱりなんでも最低限の知識は知っておいたほうが楽しいので、この記事をきっかけにちょっとだけ調べてみてください。

たぶん、ここに書いたようなことはネットで調べることが可能です。

そしたらきっと、ワインを飲む時間がもっともっと楽しくなります。これは保証します。


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