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定着した?コワーキングスペースで仕事をするメリットとデメリット【名古屋】

      2017/02/23

実はコワーキングスペースは、仕事をするのに向かない?

普段僕は名古屋市内にあるコワーキングスペースで仕事をしています。コワーキングスペースとは?という人もいると思いますので、ご説明しますね。

コワーキング?コワーキングスペース?
コワーキングをWikipediaで見てみると以下のように書いてあります。

コワーキング(Coworking)とは、事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルを指す。

コワーキング – Wikipedia

僕は実際に利用していますが、まさしくこれですね。まだまだ馴染みのない働き方なので、年配の方に説明しても全然理解してもらえないどころか、ちょっと怪しまれること請け合いです。まあそういった人はいくら口で説明したところで絶対に理解してもらえないので、とりあえず言わないようにするほうがいいですね。

さて、そのコワーキングをする場所こそが「コワーキングスペース」です。

コワーキングスペースとは、空間を共有しながら仕事をする場所です。ですので、言わばWi-Fi・電源等ビジネスに必要な設備を備えつつ、図書館のように自由に座ることができるところだと考えてもらえばいいのかなと思います。

それでは「図書館で仕事すればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、やっぱりちょっと違うのです。

図書館やカフェ、レンタルオフィスや普通のオフィスと違うところ

コワーキングスペースは図書館ともカフェとも、レンタルオフィスや普通のオフィスとも違います。もちろん自宅とも。どんなふうに違うのか、挙げていきますね。

空間が仕切られていない

コワーキングスペースは一般的に、空間が仕切られていません。そこは図書館に近い部分です。これにより一緒に仕事をしているような空気を産みますし、実際に一緒に仕事をしたいとか話がしたい時に自由に話しかけることができます。

飲食が自由な場合が多い

僕の知る限りですが、フリースペースにおいては飲食自由のところが多いように思います。コンビニで購入したものを手軽にササッと食べたい場合にはとても便利ですね。デメリットとして、自分が集中して仕事に取り組みたい時にも隣で食事をしている人がいる場合があることです。これもコワーキングスペースならではかもしれません。通常の企業のオフィスであれば、おそらく食事時間が決められていたり、食事をするスペースが別に用意してあることが多いと思います。

カフェより仕事をしやすい環境である

朝など、僕も実際にカフェで仕事をすることがあるのですが、やはりWi-Fiが飛んでいたとしてもカフェでの仕事は色々とやりにくい部分があるのも事実です。
その代替手段としては非常に有用なのではないかと思います。まず電源が確保できないことがありますし、テーブルや椅子も所詮カフェのものです。コワーキングスペースはPCを使うことを前提に家具が選ばれていることがほとんどだと思いますので、やはりカフェよりは数段仕事がしやすい環境だといえます。

レンタルオフィスのようなプライバシーは確保できない

多くのレンタルオフィスは、ワンフロアのオフィス空間をパーティション等で区切って個室化し、部屋貸ししていることがほとんどだと思いますが、一般的なコワーキングスペースは空間が仕切られていませんので、プライバシーはほぼ無いと思って間違いないです。PCの画面も、偏光フィルムを貼るなど、それなりの処置をしておかないと覗かれてしまうことがあるかもしれません。

通常の企業のオフィスより高い流動性や自由度

当然のことながらひとつの企業が入居しているオフィスで働くより、とても自由度が高いです。この場合会社員として働くことがほとんどでしょうから、会社の規則や習慣に縛られるのは当然ですね。その代わりに安定した給料と責任の分散を得ているので、トレードオフな関係といえます。
そしてコワーキングスペースは色々な人が使いますので、様々な人と知り合うチャンスにあふれているともいえます。

コワーキングスペースで仕事をするときの心得

コワーキングスペースで仕事をする場合、様々なメリットを享受できる反面、やはりデメリットも存在します。まあ完璧なオフィスなどほぼ無いと思いますので、すべては自分にとってのメリットとデメリットのバランスで選択するしか無いわけですが、僕の知る限りのデメリットと、それに対する対処法を書いていきます。

プライバシーはほぼ存在しない

コワーキングスペースの特性上、プライバシーはほぼ存在しません。常に誰かに見られながら仕事をせざるを得ません。ですので、PCの画面に視野角を狭くするフィルムを貼ったり、ちょっと席をたつ時もパスワード入力を必須にした状態にしてからにするなどの処置が必要となります。
また、プライバシーマークの取得は当然できませんので、顧客情報を扱う仕事を請けることはほぼ難しいといえます。

活気がある反面、集中しづらい

本当に流行っているコワーキングスペースは、ノイズが発生しています。カフェのような環境音を想像してもらえばいいかと思います。また時には話に盛り上がって大声で笑ったり、立ち話の談笑が結構長い時間続いたりもします。これはコワーキングスペースの良い所と悪いところの表裏一体の部分です。
ただ僕の場合は仕事に集中したいときは、遮音性の高いbeatsのイヤホンを装着してちょっと大きめの音で音楽や環境音を流していれば全く問題ありません。

営業時間終了で移動しなければならない

多くの場合営業時間の設定があります。自宅やレンタルオフィス、通常の企業オフィスであればいくらでも時間に限りなく仕事ができると思いますが、コワーキングスペースではそうはいきません。大体営業時間が決められていて、その範囲でのりようとなります。
これは自宅を上手に使う、ファミレスに移動する、そもそも仕事を時間内に片付けるといった対策しかないですね。

変な人がいる場合もある

やはり不特定多数が利用するスペース。当然自分と主義主張、空気感が違う人は絶対にいます。また見るからに怪しいひとや、話している内容が明らかにおかしいといったひととがいるようです。これについては関わらない、気にしないスキルが必要かもしれません。先ほどのイヤホンを装着するのもそういうひとと関わらないための良い手段と言えます。

コワーキングスペースの上手な利用方法

コワーキングスペースは協業する仲間を見つける方法としてはかなり優れているといえます。実際に僕も仕事を依頼したり、依頼されたりすることが頻繁にあります。コミュニケーション能力がある程度ある人であれば、有効活用できる側面は必ずあります。その時気をつけたいのは、必ず賑わっているコワーキングスペースを選択することです。コワーキングスペースは運営者の人柄が如実に出ます。ですので、本当にコミュニケーションを大切にしている店舗なのかをしっかり見られたほうがよいでしょう。おすすめはビジターとしてドロップインで利用することです。

また、多くの場合都市部の好立地にあるので、自宅や客先等へのアクセスに優れることが多いです。そしてその好立地であるのに、一般のオフィスに比べて費用面で大きく優れていることも多いでしょう。シェアリングエコノミーの一端ですね。

加えて言うと、やはりオフィスのつくりがオシャレなことが多いので、出勤していても日々気分よく仕事できることも大きな特徴と言えます。

まとめ

コワーキングスペースだけに限らず、物事は一長一短です。ただ、その中でもコワーキングスペースその長短が顕著に現れます。

僕はその長所をかなり享受できているのですが、みなさんにとってはいかがでしょうか。周囲の環境に左右されずに仕事ができるひとであれば、とても魅力的なオフィスと言えます。

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