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ヴィッセル神戸 2018シーズンの振り返りと今後の展望

   

現在Jリーグで8位(10月20日現在)過去の残留争いをしていたチームから安定した戦いが出来るようになった神戸。

何より今シーズンはポドルスキーの加入もあり、メディアにも多く取り上げられ、観客動員数も一試合平均18.830人(10月20日現在)と昨シーズンの16.247人から大きく増やしました。

今回は今シーズンのJリーグでの戦いを振り返ります。

序盤戦・安定したDF陣

昨シーズン年間7位、セカンドステージに至っては2位と過去最高の成績でシーズンを終えたヴィッセル神戸、さらに飛躍するためその贅沢な資金力を活かして、多くの選手を補強したのです。

FC東京から高橋秀人、ガンバ大阪から大森晃太郎、スポルティング・リスボンから田中順也など多くの実力のある選手を獲得した。ペドロ・ジュニオールこそ鹿島アントラーズへ移籍してしまったものの専門家からは、シーズン前の補強としては大成功、確実に戦力アップが出来たという高い評価を得ています。

ネルシーニョ監督が就任して三年目今年こそは初タイトルをそして、来シーズンのアジアチャンピオンズリーグ出場へそんな期待がサポーター達に込められていた。しかし開幕戦悲劇が起きたのです。

昨シーズンのJリーグ得点王レアンドロがいきなり負傷してしまいます。左膝前十字靭帯損傷および外側半月板損傷で全治6ヵ月と診断された。さらに復帰後すぐ怪我をし、今シーズン絶望となります。開幕戦勝利こそしたが、エースストライカーを僅か1試合で失ってしまったのです。

しかしそれでも、ストライカーが不在ながらも渡部博文、岩波拓也、高橋峻希、橋本和のDF陣なにより、韓国代表の正GKキム・ヨンジュの活躍により、開幕から4連勝、チームは首位に立ち今シーズンはタイトルも狙える。そんな勢いがチームに生まれていたのです。

そしてそんな中、兼ねてから噂されていたポドルスキーが、夏に加入することが決定したことによって、サポーターの熱気はさらに上がっていったのです。

怪我に泣かされ苦戦

序盤こそスタートダッシュに成功したヴィッセル神戸でしたが、ここから得点力不足に陥ってしまいます。得点王レアンドロの怪我、ペドロ・ジュニオールの移籍、昨シーズン併せて30得点を上げた2人ストライカーが抜けた穴はあまりにも大きすぎたのです。

あまりフィットしない田中順也、昨シーズンは中盤として使われていた渡邉千真、両選手ともに昨シーズンのストライカー二人に比べるとあまりに役不足、第7節から3連敗、守備こそ良いが得点が奪えないくて、接戦を1点差で落とす試合が多くなり、開幕で得た貯金を失ってしまったのです。この時にはタイトルを狙う優勝するそんなことを口にするサポーターも徐々に減っていきます。

チームは勝っては負けて、時には引き分けて、いつものヴィッセル神戸に戻ってしまっていた
のです。

昨今問題になっているノエビアスタジアムの芝生問題、これが原因なのかとにかく負傷する選手が後を絶たなかった。5月に中盤の要、MF藤田直之が6月初めにDF高橋峻希、DF岩波拓也、DF橋本和が負傷と安定していたDF陣が崩壊した。そしてMF高橋秀人が負傷となりチームはさらに安定を失っていきます。

第15節から再び3連敗、17節の川崎フロンターレ戦は5失点での大敗。ついに順位は8位まで後退します。しかし、この夏の中断期間に入ればあのポドルスキーが加入するから大丈夫。そんな期待がサポーターの中であったので、悲観的な雰囲気は無くシーズンの前半戦を終ることになったのです。

ついにやってきたルーカス・ポドルスキ

この時をどんなに待ちわびただろうか、7月6日神戸空港には赤いカーペットが敷かれ、たくさんのファンが待っていました。そしてついに彼が到着した。そうルーカス・ポドルスキです。

ドイツ代表として130試合出場、49得点。Wカップには3度出場、2014年には優勝も経験して、クラブでは、1FCケルンでキャリアをスタートして、バイエルン・ミュンヘン、アーセナル、インテルといったヨーロッパのビッククラブで活躍してきたスーパースターです。

Jリーグに久しぶりのスター選手の加入となって、多くのメディアさらには日本だけで無く、世界からも注目が集まりました。

しかし、ヴィッセルサポーターは期待と不安が入り混じった感情でいました。なぜなら過去のトラウマがあるからです。

デンマークスーパースターのラウドルップ、日韓Wカップで一躍有名となったトルコ代表イルハン、この二人の選手は全く活躍出来ずにチームを去っていきました。なのでポドルスキーはどうだろうか?今度こそ大丈夫か?そんなネガティブな感情をいきなりポドルスキーはその黄金の左足で吹き飛ばしてくれたのです。

第19節ホームノエビアスタジアムでの大宮アルディージャ戦、後半4分ペナルティーエリアの外から強烈な左足のロングシュートで来日初ゴール、その後後半15分、一度追いつかれるもすぐに後半17分、MF大森からのクロスを今度はヘディングでこの日2点目のゴールを決める大活躍をし、試合もその後田中英雄が追加点を上げ3-1での快勝します。

試合後三木谷浩史オーナーもご満悦な表情でチームを称え、サポーターもこれから後半戦を巻き返す、初タイトルへ向けて期待が高まっていったのです。

ネルシーニョ監督の解任

ポドルスキー、さらに元日本代表ADOデン・ハーグからハーフナー・マイクを獲得したことにより、これまでの得点力不足が解消し、これから上位に進出出来るそういう期待を誰もが持っていました。しかし今度は別の問題点が明らかになってきたのです。

ストライカーは加入したが彼らにパスを出せる選手が居ないのです。2年前に移籍した現在ベルギーで旋風を巻き起こす活躍をしているMF森岡亮太の穴が未だに埋まっていませんでした。結局は得点力不足のままであったチームは相変わらず得点が奪えなかったのです。

第20節柏レイソル戦アウェイで1-3の敗戦。第21節鹿島アントラーズ戦ホームで1-2の敗戦。第22節FC東京戦ついに得点が奪えなくなり、0-1の敗戦。ポドルスキーもプレーの質は良いのだが結局、初戦から得点を奪えることが出来ない、そんな状況に遂にフロントはしびれを切らしてしまいます。

過去にはブラジルで数多くのタイトルを獲得し、日本でも柏レイソルでJリーグ優勝など多くのタイトルを獲得した名将ネルシーニョ監督が8月16日付で解任されてしまいました。

彼が就任してからヴィッセル神戸は確実に強くなり、彼のおかげで昨シーズンは終盤までタイトルの期待を持てる戦いが出来てましたが、今シーズンは運が悪かったです。怪我人続出し、本来のベストメンバーを組むことが出来なかった。そんな中なんとかやり繰りをしていたが、チームは勝てませんでした。

チームに大きく貢献してくれたネルシーニョ監督がこの様な形で去るのは非常に残念でしたが、この決断は後の結果に繋がる事になります。

新しい指揮官、吉田孝之監督

ネルシーニョ監督の後任は様々な有名監督の就任の噂がありましたが、結局2015年からコー
チ、去年からはヘッドコーチだった吉田孝之氏の暫定監督就任が発表されます。

現役時代ヴィッセル神戸で6シーズンプレーし、数多くの選手が獲得されるなか、いぶし銀の活躍でレギュラークラスを常にキープしていたストライカー、サポーターの間ではお馴染みの人物です。しかし、全国的にはあまり有名ではなく、日本代表経験も無い、そんな彼が監督に就任するなんて想像もしていなかったし、誰もがすぐに新しい監督がやってくるそう考えていましたが、新指揮官はチームを再び上昇させたのです。

ヴィッセル神戸はゲームを組み立てることが出来なかった、しかしパスを出せる選手が居ないわけではなかったのです。

ポドルスキーが居ました。彼のイメージはウイングから切り込んで強力なミドルシュートを放つそんな印象だった。しかし、チームは彼を中盤までポジションを下げることにします。

ボールを持ったらとにかくポドルスキーに渡す、ポドルスキーのキープ力は想像以上で、ボールをほとんど奪われることは無かったのです。そして、制度の高いサイドチェンジやスルーパス、強力なキャプテンシー、時にはハーフウェイラインからするするとゴール前まで上がって得点を決めるのです。

まさにポドルスキーを王様にするというプレースタイルしかしそれが、完璧にフィットしたのです。

第25節ガンバ大阪戦、アウェイの吹田スタジアムで2-1の勝利で新監督でようやくの初勝利を上げます。第26節ではコンサドーレ札幌を2-0で快勝。第27節は川崎フロンターレに0-0の引き分けとなりますが、第28節アルビレックス新潟戦は2-0で快勝。第29節浦和レッズ戦は1-1の引き分けこれで5試合無敗チームはこの終盤来て、完成されて来ます。

今シーズンのこれまでと残りの戦い

ヴィッセル神戸はあまり知られていませんが、ルヴァンカップ(Jリーグカップ)のグループリーグでは無類の強さをここ最近見せつけています。

今シーズンもグループステージでは6戦5勝の首位で4年連続の決勝トーナメントに進出しかし、ここまでは良いのだがここからがいつも続かないのです。

決勝トーナメント1回戦、ここで苦手ガンバ大阪、二試合合計0-2で完敗ここでルヴァンカップでは姿を消すことになってしまいます。

Jリーグでもやっぱり神戸らしさが出ていました。いい時は強いが悪い時は本当に悪くなってしまう毎年同じようなことの繰り返し、しかしこれからの神戸は違うと信じたいです。

今シーズンのリーグ戦でのACL出場権獲得はもうほとんど不可能ですが、それでも去年よりも上の順位に少しでも上に順位を上げて欲しいです。まだまだ勝つことが出来るチーム力があると思っています。昨シーズンから確実に成長はしているので、GKキム・ヨンジュ頼みだった守備に安定したDF陣が揃った。攻撃陣も徐々に安定して点が取れるようになっています。これからさらに飛躍してくれるはずだと思います。

願わくばタイトルを、残る可能性は天皇杯のみ、次の対戦相手は10月25日、強豪鹿島アントラーズが相手です。

しかし今のヴィッセル神戸ならきっと勝利出来るはず。そんな期待が出来るほどに成長したチームを誇りに思い、これからも応援して行きたいと思います。


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