東金町一丁目西地区第一種市街地再開発ビル2029年度全体竣工!大型スーパーや専門店入居のモールオープン!
東京都葛飾区にて「東金町一丁目西地区第一種市街地再開発」が進行中です!全体竣工は2029年度の予定!
この再開発は2013年に「まちづくり勉強会」が発足して以来、検討が進められていたものです。
2019年にようやく再開発計画案がまとまって事業が本格的に動き出し、現在もオープンに向け着々と歩みを進めています。
この記事では、東金町一丁目西地区再開発ビルの施設概要、施設コンセプト、入居予定のテナント、フロア構成などを紹介します。
施設概要について
それではまず施設概要についてみていきましょう。
事業名称 | 東金町一丁目西地区 第一種市街地再開発事業 |
建築主 | 東金町一丁目西地区 市街地再開発準備組合 |
所在地 | 東京都葛飾区 東金町一丁目 |
敷地面積 | 約24,700㎡ |
建築面積 | 約18,600㎡ |
延床面積 | 約165,500㎡ 住宅:約88,900㎡ 商業・業務:約76,600㎡ |
建物高さ | 約150m |
建物構造 | 地上38階・地下2階 |
住戸数 | 約700戸 |
用途 | 集合住宅 店舗 事務所 公益 駐車場 駐輪場など |
事業協力者 | 三菱地所レジデンス 三井不動産レジデンシャル |
商業計画 検討者 |
三菱地所 |
事業 コンサルタント |
佐藤総合計画 |
住宅、店舗、公益施設などからなる複合商業施設です。
金町の歴史と再開発の経緯について
金町は下記のように、明治・大正時代からJRと京成線の2路線が利用できる鉄道交通の発達した地域です。
駅利用者の増加に伴って昭和42年にはJR金町駅の北口も開設され、より利便性が高まりました。
明治30年 | JR金町駅 |
大正2年 | 京成金町駅 |
昭和42年 | 金町駅北口 改札開設 |
このように金町駅を中心に発展してきた地域でしたが、地域の人口が徐々に減少したことにより、まちの活力もだんだんと低下していました。
大型店、商店街の店舗数や従業員数は低下し、空き店舗や未利用用地が目立つように。老朽化した建物が密集していることから、火災による被害が起こる可能性も高まっていました。
平成15年には三菱製紙中川工場が閉鎖されたことにより、まちのにぎわいはさらに低下。
工場の跡地を活用したまちづくりを行い、北口と南口の両方の賑わい、利便性、安全性を取り戻そうという機運が高まったという経緯です。
まちづくりのための活動経緯は以下のようになっています。
平成25年12月 | まちづくり 勉強会設立 |
平成26年7月 | 再開発 協議会設立 |
平成28年2月 | まちづくり 基本構想の 取りまとめ |
平成28年3月 | 再開発準備 組合設立 |
ブランドコンセプト(施設コンセプト) は?
東金町一丁目西地区再開発ビルのコンセプトは、
「〜ひと もの つなぐ まちづくり〜」
です。
金町エリアに住む人が快適に過ごすことができるとともに、駅ちかの立地を活かし、周辺エリアの人々も集まって楽しめる場にすることが目的です。
再開発事業の目標は下記のようになっています。
- 居住環境を向上させる
- 利便性を生かしたまちづくりを行う
- 地域拠点を創造する
- 金町駅北口の魅力を向上させる
具体的には下記のような整備が行われる予定です。
- 理科大学通りの整備
- 施設の顔づくり
- まちのメインステージの整備
- 子育て支援の充実
- エリアマネジメント
それではひとつずつ見ていきましょう。
理科大学通りの整備
理科大学通りは多くの人々が利用するにぎわいのある通りです。この通りを中心軸として歩行空間を整備し、安全性を高めます。
また電線類の地中化を進め、通りの景観を向上させます。
施設の顔づくり
駅から流れてくる人々を温かく迎え入れるようなゲートエントランス空間を整備します。
まちのメインステージの整備
理科大学通りとそれに直行する通りが交差するエリアに、にぎわいの中心となる広場空間を作ります。
子育て支援の充実
さまざまな子育てサービスを実施して、地域住民や施設を訪れた人々の子育て生活をさらに豊かなものにします。
エリアマネジメント
地域で生活する人々が集まって交流できるようなイベントを開催し、地域コミュニティの活性化に貢献します。
施設のイメージは?
東金町一丁目西地区再開発ビルは主な用途が住宅施設である高層ビルと商業施設などが入居する6階建ての建物で構成されています。
6階建ての建物の屋上には自動車教習所のコースが配置されているのが完成パースから確認できます。
この自動車教習所は現在地下内にある自動車教習所を再整備するものだということです。
また敷地に隣接する「理科大学通り」は再開発の敷地側に5m拡大し、広々とした通りに進化。
さらに敷地の外側には4m規模の空き地が整備され、自由に行き来できる空間となる予定です。
拠点広場側からみたイメージ図によると、ガラスが多用された爽やかなデザインになるようですね!
フロア構成は?
東金町一丁目西地区再開発ビルは地上6階建ての建物(一期棟)と地上38階の建物(二期棟)の2棟からなる施設です。
フロア構成は以下のようになっています。一期棟と二期等に分けて紹介します。
一期棟
一期棟のフロア構成は以下のとおりになります。
階数 | 用途 |
---|---|
4階 ~6階 |
教習所 スロープ |
4階 | 教習コース |
1階 ~3階 |
商業施設 駐輪場 |
地下2階 ~地下1階 |
駐車場 |
施設の上層階には教習所が配置され、屋上には教習コースが設けられる予定です。
二期棟
一期棟のフロア構成は以下のとおりになります。
階数 | 用途 |
---|---|
5階 ~38階 |
住戸 共用室 |
4階 | ラウンジ ロビー |
1階 ~4階 |
店舗 |
2階 〜3階 |
駐輪場 |
1階 | 駐車場 |
地下2階 ~地下1階 |
免振層 設備 ディスポーザー |
地下1階 〜31階 |
タワーパーキング |
高層階は居住エリア、低層(1階~4階)階には商業施設が入居します。
開発地周辺には下記のような高層マンションがあります。
ヴィナシス金町 タワーレジデンス |
地上41階 最高高さ138.2m |
シティタワー金町 | 地上37階 最高高さ127.66m |
東金町一丁目西地区再開発ビルは地上38階建て、高さ約150mなので、地域で最も高い建物になるようですね。
商業施設は大型スーパー、大型店、専門店からなるモールがオープンする予定です。また、災害時の一時集合場所も整備されます。
入居予定のテナント一覧
東金町一丁目西地区再開発ビルに入居予定のテナントの情報はまだ発表されていません。
詳細が発表され次第、情報を更新していきます!
アクセス情報(駐車場情報)について
東金町一丁目西地区再開発ビルの最寄り駅は下記のとおりです。
- JR「金町」駅
- 京成「京成金町」駅
また駐車可能台数は下記のようになっています。
駐車台数 | 約600台 (荷捌き除く) |
駐輪場 | 民間:約1,200台 公共:約3,000台 |
オープン時期は?
東金町一丁目西地区再開発ビルの全体竣工は2029年度の予定です!
再開発の想定スケジュールは下記のようになっています。
2018年度 | 都市計画協議 と手続き |
2019年度 | 都市計画決定 |
2020年度 | 再開発組合 設立許可 |
2021年度 | 権利変換計画許可 施設建築物着工 |
2029年度頃 | 施設建築物竣工 |
まとめ
この記事では、東金町一丁目西地区再開発ビルの施設概要、施設コンセプト、入居予定のテナント、フロア構成などを紹介しました。
金町は老朽化した建物や空き店舗が目立ち、学生や若者が好むおしゃれなレストランがほぼないという状況です。
東金町一丁目西地区再開発でおしゃれな飲食店や人気のテナントがオープンすることで昔のようなにぎわいが取り戻されればいいですね。
全体の竣工は2029年度とまだまだ先ですが、どのようなテナントが入居するのか楽しみです!
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