格安スマホで通話料が安いのはどのMVNO?料金を下げる方法
2017/07/10
格安スマホにしたいけど、通話料金が高い!!!
そんな人は沢山いらっしゃるのではないでしょうか?
現在キャリアの「かけ放題」プランを契約されている人にとっては、通話時間毎の課金に今更戻すのは抵抗がありますよね。
格安スマホを販売するMVNOの多くは、課金式をとっています。
話し過ぎてしまうとせっかくの「格安」がかえって高くなる事象もあるのです。
格安スマホを使って通話料を安く抑える方法について紹介します!
「SIM」?「MVNO」?今更聞けない!解説がもっとわかりやすくなる基礎知識
最近話題の「格安スマホ」。
「格安SIM」という言葉もよく聞く様になりましたよね。
この2つの違いはなんでしょう。
格安SIMとは?格安スマホとは?
スマホの中に挿入するICカードを「SIMカード」と呼びます。
スマホの月額料金はこのSIMカードに対して契約が発生しているのです。
そしてこのSIMカードの月額料金が、auやSoftBankやdocomoの3大キャリアと比較して格安で販売されている物があります。
それが「格安SIM」。
そして、この格安SIMに対応するスマホ端末をセットにしたものが、「格安スマホ」と呼ばれているのです。
MVNOって何?
格安SIMを販売している会社を、MVNO(エムブイエヌオー)と呼びます。
MVNOは、3大キャリアの回線を借りて運営されており、主にdocomoの回線を使ったものが多くを占めています。
MVNOと3大キャリアの違いは?
MVNOと3大キャリアのSIMの大きな違いとしては以下の点が挙げられます。
1.キャリアメールと呼ばれるアドレスが使えなくなる事。
「〜@docomo.ne.jp」とか「〜@i.softbank.jp」アドレスですね。
今やLINEやSMSの普及で使ってない人も多いでしょう。
2.料金の支払いが、クレジットカード引き落としのみである事。
SIMを契約する際に、必ずクレジットカードが必要になります。
3.iPhone端末の販売はしていない事。
MVNOはスマホ端末の販売は行っていますが、今の所iPhoneの取り扱いをしている会社は存在しません。
3大キャリアやアップルストアで購入したiPhoneに、MVNOの格安SIMを挿入する事は可能です。
この3つは、どのMVNOを選んでも同じ条件です。
格安SIM=データ通信が格安!
MVNOが販売するSIMカードは、3大キャリアと比較して、データ通信料が圧倒的に格安です。
パケット代といわれるものですね。
例えば5GBのデータを3大キャリアで契約するとどの会社も5,000円程。
これがMVNOの利用者数No.1 と言われる楽天モバイルを例に上げると。
1450円〜2150円で利用できてしまうのです。
一番高い、2150円のプランでも半額ですね。
格安スマホ種類と通話料金
格安スマホには以下の3タイプのSIMカードがあります。
格安SIM・3タイプの違いはここ
1.データ通信のみでSMS機能なし
2.データ通信のみでSMS機能あり
3.通話機能とSMS機能あり
SMS機能なしだとどうなるの?
1が一番安く済みますが、電話番号でメッセージを送り合う事が出来なくなります。
なのでスマホ・デビューと同時にLINEを始める人は、Facebookのアカウントからログインする方法を取る事になります。
3が、3大キャリアと変わらない、データ通信も通話機能も持ち合わせたもの。
通話機能が欲しい人は主に3の契約が多くなります。
格安SIMの通話料金はどのくらい?
MVNOの多くは、通話料金が30秒辺り20円。
1分間で40円は高いですね。
楽天モバイルだと、オリジナルの「楽天でんわ」というアプリ使って電話をかける方式を採用しています。
これを使うと通話料は半額の30秒10円に。
それでも通話の多い人にとっては課金が心配な金額ですよね。
通話料も格安にする方法3パターン
私はdocomoのiPhone6Sを利用しているのですが、かけ放題を付けています。
5GBのデータプランに端末の分割代金などを合わせて、1ヶ月の支払いが1万円を超えています!
ホント、節約すべきはここだと思うんですよ!
年間12万円を携帯電話に払っているなんて…。
2年縛りの契約なので24万円。
分割支払いが終わった時、中古となったiPhone以外は何にも手元に残らないお金ですから。
毎月の事で言えば、電話とLINEなどのシンプルなSNSアプリとネット検索くらいでしか使ってません。
キャリアメールも全く使ってないですし。
docomoじゃなきゃいけない理由も特に無いんです。
今でもクレジットカードから引き落としにしてポインとが貯まるようにしていますからね。
とても勿体無いお金だと思うのです。
MVNOの弱点は通話料金。
この通話料を安く抑える方法が無いものか、徹底的に調べてみました。
現状より値下げが可能になる、3つの方法を紹介します。
Y!mobileの10分かけ放題
現状、3大キャリアのように、かけ放題プランを提供しているMVNOは2社。
その1つがY!mobileです。
Y!モバイルのかけ放題は、10分間以内だったら月300回まで無料になるというもの。
300回以内で済ませられる人にとっては時間も長くて魅力的ですね。
Y!mobileの大きなデメリット
デメリットを挙げると、MVNOの中では料金が高い事。
3GBのデータ通信量に、かけ放題を付けたプランが3980円です。
他のMVNOで、3GBのプランと比較してみると、1500円程割高なのです。
キャリアから端末の分割サポート受けている人ほど注意!
例えば今スマホを使っている人で、端末の分割代金が残っている人。
途中解約する事で違約金も1万円取られるし、端末に対する月々の割引きも終了してしまいます。
そうなると、端末の分割料金はそのまま残額を払っていく事になるので、端末の支払いが終わるまでは支払い額が変わらない人もいるのです。
私も今、途中解約すると違約金1万円と、iPhoneの分割代金が21ヶ月分も残っています。
月々4,000円の分割代金に対して、毎月docomoから3,000円分割引を受けているので、支払っている端末代金は実質1,000円です。
それが4,000円になってしまう事を考えると、月1500円も差があるなら安い方一択!
楽天モバイルの5分かけ放題
もう1社かけ放題を実施しているのが、楽天モバイル。
楽天モバイルのかけ放題は5分以内の通話であれば、回数無制限で無料です。
このオプションは、月額850円で付帯させる事が出来ます。
Y!mobileと比較した時、楽天モバイルの3.1GBデータプランは1600円。
そこにかけ放題を付けても2450円。
楽天の方が1500円安くなります。
通話時間は少し気になりますが、少しでも安くしたいなら、楽天モバイルがおすすめです。
長電話になりそうな友達には、LINEアプリの無料通話を併用するとストレスが減らせるのではないでしょうか。
LINEOUT
最後にもう1つ方法が「LINEOUT」です。
LINEが提供する、「LINE友達以外」に発信出来るサービスです。
通常のLINEの無料通話だと、相手もLINEに登録している必要があります。
そのため固定電話やガラケーユーザーに電話をかける事が出来ません。
しかし、LINEOUTなら世界中の固定電話や携帯電話の番号へ発信が可能になります。
LINEOUTの料金には2つのプランがあります。
通話料金は日本国内で紹介しますね。
使う分だけチャージする「コールクレジット」
固定電話への通話料金が1分3円。
携帯電話は1分14円です。
毎月沢山かけるなら「30日プラン」
こちらは60分間の通話時間をまとめて購入するタイプです。
購入から30日間を期限に、60分間の通話が可能です。
お値段は60分間で390円。
1分辺り6円!
かなりお値打ちですねー。
厳密にいうと、30日プランの中でも料金が2パターンあります。
これは「固定電話と携帯電話」どちらにもかけられるパターンの料金なのです。
もう1つの「対・固定電話のみ」だと、1分辺り2円で通話出来ます!!
LINEOUTのデメリットは?
しかし、LINEOUTには2つのデメリットが。
1.電話を受ける事は出来ない!
発信専用なので、電話を受ける事が出来ないのです。
LINEOUTの発信だけならデータ通信のみのSIMでお安く済ませる事は可能です。
しかしそうすると、自分の電話番号を持たない事になるので、基本的にはLINE友達からしか受信は出来ません。
全員から受信したいのであれば、通話SIMの契約をおすすめします。
そうすれば電話番号を持てるので受電も出来ます。
2.各プラン、購入出来るのは1ヶ月に一回だけ!
もう1つが、同じプランの複数購入が出来ません。
「固定電話と携帯電話」のプランは、”60分”と”120分”の2通り販売されているので、こちらは両方一個ずつ購入可能です。
「固定電話のみ」と「固定電話と携帯電話」を両方購入する事も出来ます。
発信の際にプランを使い分ける事はできません。
先に購入したプランから消費されていきます。
両方購入される人は、「固定電話のみ」を先に購入する事をおすすめします!
LINEOUTの発信時に表示される番号は?
LINEOUTで電話をかける時、相手の受信画面に表示される番号が気になる所。
どうやら非通知表示になってしまう事があるようです。
これには以下の3パターンが存在します。
1.受信相手がSoftBankとdocomoの場合
2.LINEOUTアプリ内で、電話番号承認をしていない場合
3.データ通信のみのSIMで利用した場合
因みに、相手の端末によって表示方法も異なります。
番号で表示されたり、登録してある名前で表示されたりしますが、ここは相手次第なので、こちらでは「非通知にしない」対策までしか出来ません。
まとめ
Y!mobileと楽天モバイルのかけ放題プランで言えば、1,500円の差額が大きいですね。
5分以上超過する事があまりなければ、楽天モバイルがお値打ちです。
超過しても30秒に10円で換算されるので、1500円の差額は埋めがたい所です。
LINEOUTは毎月60分以内で収まる人にとっては、超格安の通話料金で収められます。
しかし120分プランの場合は料金が720円。
楽天の回数無制限のオプションが850円なので、その差は130円です。
決め手になるポイントは?
ここは1ヶ月の自身の通話状況を、よく確認して決める事をおすすめします。
回数はあまり多くないけど、5分超過する会話が多い人はLINEOUT。
通話時間が短くて発信回数が多い人には、楽天のかけ放題が気楽に利用できますね!
注意!
SIMカードや端末が届いたあと、APN設定をする必要があります。
その際、wifiのネット環境が必要です。
ご自宅の回線や、ポケットwifi、あとはカフェなどのフリーwifiでもできます。
切り替えの際は、必ずスマホをwifiのネットに繋げられる環境を確保できるようにして下さい。
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