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ファッション イン ジャパン 日本のファッション文化の展覧会!東京・国立新美術館にて!

   

画像引用元:ファッション イン ジャパン 1945–2020 —流行と社会公式サイト

東京都港区六本木の国立新美術館にて、「ファッション イン ジャパン 1945–2020 —流行と社会」の東京展が開催されます!

会期は2021年6月9日(水)〜9月6日(月)まで!

洋服を基本とした日本ファッションの始まりから最先端までの動向を社会的な動きとともに紐解いていく、世界初の展覧会です。

これまでまとまって紹介されることのなかった日本ファッションの大展覧会なので、期待が高まりますね。

この記事では、「ファッション イン ジャパン 1945–2020 —流行と社会(東京展)」の概要やみどころ、アクセス方法などについて紹介していきます。

イベント概要について

それではまず、「ファッション イン ジャパン 1945–2020 —流行と社会(東京展)」のイベント概要を見ていきましょう!

イベント名 ファッション イン ジャパン
1945–2020 —流行と社会(東京展)
会期 2021年6月9日(水)〜9月6日(月)
会場 国立新美術館 企画展示室1E
〒106–8558
東京都港区六本木7–22–2
休館日 毎週火曜日
開館時間 10:00~18:00
※入場は閉館の30分前まで
主催 国立新美術館、島根県立石見美術館、
読売新聞社、日本テレビ放送網、
BS日テレ、文化庁、
独立行政法人日本芸術文化振興会
共催 経済産業省
後援 J-WAVE
協力 七彩
お問合せ 03–5777–8600(ハローダイヤル)

会場は日本最大級の美術館である「国立新美術館」。さまざまな展覧会が常時行われているため、併せて鑑賞するのも良いですね。

開館時間は10:00~18:00となっていますが、時間が変更になる場合もあるということなので、お気をつけください。

ちなみに同展覧会は東京展に先駆けて、島根県でも開催されています。

会場は「島根県立石見美術館」、会期は2021年3月20日(土・祝)~5月16日(日)となっています。

おすすめポイント(みどころ)は?

展覧会は時代ごとにまとめられており、明治期に取り入れられた洋装や「kawaii」文化など日本独自のファッションが網羅されています。

それでは各時代のファッションについて簡単に紹介していきます。展覧会を訪れる前に予習しておくと、より深く楽しめそうです。

1920年代-1945年

画像引用元:ファッション イン ジャパン 1945–2020 —流行と社会公式サイト

大正から昭和にかけた1920年代〜1945年は、戦争が行われた時代でもあります。

大正の前の明治時代には、日本の近代化政策のひとつとして洋装が取り入れられ、この時代に徐々に洋服が浸透していきました。

しかし和服も変わらず着用されていて、和服と洋装が日常的に混在していました。

また1920年代から大量消費を迎えた都市には「モダンガール」や「モダンボーイ」が登場。これは、西洋文化の影響を受け入れた最先端のファッションをした女性や男性のことで、それぞれモガ、モボと呼ばれていました。

一方、第二次世界大戦中には国民服や婦人標準服が制定され、実際に普及したのは「もんぺ」でした。

1945–1950年代

画像引用元:ファッション イン ジャパン 1945–2020 —流行と社会公式サイト

戦後は物資が簡単に手に入らないという厳しい状況の中で、手元にある着物を材料にもんぺを作る、現代でいうリメイクが行われていました。

その流れから洋裁学校で洋服の仕立てを習うことが流行。

洋裁を学んだ女性たちによって雑誌に掲載された製作法を参照し、多くの一般人女性が洋服を作るようになりました。

洋裁ブームが全国に広がったことにより、洋服もさらに普及していきました。

さらに1950年代後半には映画が大流行し、映画に影響された「真知子巻き」や「太陽族」などのファッションが生まれました。

1960年代

画像引用元:ファッション イン ジャパン 1945–2020 —流行と社会公式サイト

景気が向上し、上質な規制服の大量生産が可能になると、洋服は「作る」から「買う」時代になっていきました。

ロンドンから始まった若者文化は、日本の若者にも影響を及ぼし、ミニスカート濃いアイメイクが流行。

若い男性の間には、アメリカの大学生のファッションスタイルを真似た「アイビー」スタイルが広がりました。

1970年代

画像引用元:ファッション イン ジャパン 1945–2020 —流行と社会公式サイト

パリコレなど海外のコレクションに参加する日本のデザイナーが登場し、活躍し始めた時代です。

東京では「TD6(トップデザイナー6)」が立ち上げられ、「フォークロア」や「ユニ・セックス」などの概念が生まれました。

60年代以降は学生運動が激しく展開され、民主主義の象徴として、Tシャツとジーンズが爆発的に流行

また、雑誌「アンアン」が創刊された時代でもあります。

1980年代

画像引用元:ファッション イン ジャパン 1945–2020 —流行と社会公式サイト

80年代は日本の経済成長が頂点を極めた、いわゆるバブル時代です。

マスコミは「感性の時代」という言葉を多用し、街には日本メーカーの高級ファッションブランド、いわゆる「DCブランド」を着た人で溢れていました。

同時にスポーツウェアボディコンシャスなシルエットも流行。低価格で高品質を追求するブランドも登場しました。

85年には「東京コレクション」が開催。国内32ブランドが参加し、日本発のファッションショーが行われました。

1990年代

画像引用元:ファッション イン ジャパン 1945–2020 —流行と社会公式サイト

バブル崩壊後は、一般人(街)から多くの流行が発信されました。

原宿キャットストリートのファッションを取り入れた「裏原系」、渋谷の女子高生や特定の音楽動向に感化された「渋谷系」などが代表的なものです。

インターネット普及直前であった90年代後半には、ストリートスナップやコギャルなど対象を細かく分類した雑誌が次々と創刊されました。

またおしゃれな着こなしをした一般人が読者モデルとして誌面に登場し、ファッションリーダーとなって大きな影響を与えました。

2000年代

画像引用元:ファッション イン ジャパン 1945–2020 —流行と社会公式サイト

ストリートファッションはさらに進化し、デザイナーたちの着想源になるまでのものとなりました。

また日本発のファッションが「kawaii(かわいい)」という言葉とともに世界で認識され始めた時代です。

ヴィジュアル系バンドが広めた「ゴシック系」、「ロリータ」や、モテることを意識した服装が流行。

安価なファストファッションが普及したことで、誰もが人気のスタイルの洋服を着ることができるようになりました。

2010年代

画像引用元:ファッション イン ジャパン 1945–2020 —流行と社会公式サイト

2011年3月11日に東日本大震災が起き、福島第一原発事故が発生。

景気がさらに落ち込んだこともあり、環境や経済に負担が少ないサステイナブル(持続可能)な社会が目指されるようになりました。

ていねいな日常を重ねる「くらし系」、限りなくシンプルな「ノームコア」などが生まれ、リラックスしたムードのスタイルが主流となりました。

また、SNSなどのインターネットを利用したやりとりが定着し、共感を呼ぶ小さな動向が大きなファッションの流れに並在するという状況が生まれました。

アクセス情報(駐車場情報)について

画像引用元:ファッション イン ジャパン 1945–2020 —流行と社会公式サイト

国立新美術館へは、地下鉄でのアクセスが便利です。最寄り駅は下記のとおりになります。

  • 東京メトロ千代田線乃木坂駅 青山霊園方面改札 6出口(美術館直結)
  • 東京メトロ日比谷線六本木駅 4a出口から徒歩約5分
  • 都営地下鉄大江戸線六本木駅 7出口から徒歩約4分

「乃木坂駅」は国立美術館に直結しているため、1番便利です。

駐車場について

国立新美術館に駐車場はありません。車でアクセスする場合は、付近のコインパーキングなどを利用することになります。

まとめ

この記事では、「ファッション イン ジャパン 1945–2020 —流行と社会(東京展)」の概要やみどころ、アクセス方法などについて紹介しました。

展覧会では衣服だけでなく、写真、雑誌、映像などさまざまな資料が展示される予定です。

日本ファッションの変遷を展覧会で確認した後に、次の日本ファッションの流れを予測するのも楽しそうですね。


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