百万遍手づくり市|知恩寺境内にて毎月15日開催!約450出店する1987年から続く手づくり市
画像引用元:手づくり市.com
京都府京都市左京区の「知恩寺」境内にて、毎月15日に「百万遍手づくり市」が開催されています。
この手づくり市の始まりは1987年と古く、近年数多く開かれている「手づくり市」や「マルシェ」などの先駆けとも言える存在です。
ここで販売されているのはその名のとおり、手づくり品のみ。出店の条件はズバリ「手づくりであること」です。
この記事では、百万遍手づくり市の概要、おすすめポイント、アクセス方法などについて紹介していきます。
「百万遍手づくり市」について
それではまず、「百万遍手づくり市」の概要をみていきましょう。
所在地 | 〒606–8225 京都市左京区 田中門前町103 知恩寺境内 |
開催日 | 毎月15日 |
営業時間 | 8時~16時※雨天決行 |
問い合わせ | 手づくり市事務局(10時~15時) 電話番号: 075–771–1631 手づくり市開催当日のみ↓ 090–3277–9817 |
問い合わせについてですが、「お寺への電話での問い合わせは、ご遠慮願います。」とのことです。
質問がある場合は、上記概要中の「手づくり事務局」に問い合わせをすることができます。
百万遍手づくり市は知恩寺境内のみで開催しており、門前で販売を行なっている店は市とは関係ないということです。
新型コロナウイルスの対策について
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、各入口・各店舗に消毒液が設置。各店舗ではマスク着用を実施しているということです。
百万遍手づくり市の歴史について
画像引用元:手づくり市.com
始まりは1987年4月15日。「素人さんが創った手づくりの作品を発表する場」、青空個展会場としてスタートしました。
企画したのは、京都市在住の臼井さんと榎本さん。場所は現在と同じ京都市左京区の百万遍知恩寺境内でした。
当初、この手づくり市の名前は、
「手づくり市」私が創りました。買ってください。
という、ダイレクトなものでした。なぜか親しみが持てる名前でもありますね。
当初手づくり市に参加したお店はわずか6〜7軒。雨の日は数軒しか出店がないという状況でした。
しかし毎月欠かさず開催することで、イベントの知名度も上がっていき、約5年後には常に50軒以上の参加者がいる賑やかなものとなりました。
その後2003年9月には申込者が参加枠を超えてきたため、事前申し込みでの抽選に変わっていったということ。
毎回出店者が入れ替わるため、何度出かけても新しい出会いがある手づくり市に成長しました。
2021年3月現在、出店数は約450店にまで拡大しています。
おすすめポイント(みどころ)は?
画像引用元:手づくり市.com
百万遍手づくり市の魅力は、なんといっても販売されているものがすべて「手づくり」であること。
手づくり以外のものは販売を禁止するほどの徹底ぶりです。
また初めての開催からお店の場所は固定していない、ということ。参加者がいつでも新鮮な気持ちで臨めるようにという配慮からのこだわりです。
販売者が作り手である場合が多いと思われるので、気に入った作品があれば、作り手に直接質問をして交流を楽しむこともできますね。
商品によっては、オーダーができるのも楽しみのひとつです。
出店者のものづくりに対する想い
画像引用元:手づくり市.com
公式サイト「手づくり市.com」には、「おじゃまします!手づくり市出展者さま」というコーナーがあります。
それぞれの作家さんに、ブランドを立ち上げた経緯やものづくりへの想いなどをインタビューしたものが記事になっています。
洋服、バック、調味料、チョコレート、ガラス細工など、さまざまなものを作り出す人たちの考えや作る過程を知ることができます。
下記の公式サイトからチェックすることができます!
アクセス情報について
画像引用元:手づくり市.com
百万遍手づくり市は、知恩寺の境内で開催されます。知恩寺までは、電車やバスでアクセスすることができます。
電車でアクセスする場合
電車でアクセスする場合の最寄り駅は、京阪本線「出町柳」駅です。駅から百万遍手づくり市(知恩寺)までは徒歩で約10分かかります。
バスでアクセスする場合
バスでアクセスする場合、最寄りのバス停は「百万遍」。百万遍手づくり市(知恩寺)は下車すぐです。
下記のバスを利用することができます。
- 京都駅より 市バス(206)、(17)
- 四条河原町より市バス(201)、(31)、(17)、(3)
駐車場について
百万遍手づくり市に駐車場はありません。
買い物客用の駐車場、駐輪場はないということなので、公共交通機関を利用しましょう。
出店応募について
百万遍手づくり市への出店応募の要項について紹介します。
申し込み方法
往復はがきに下記を記入して、「606–8412 京都市左京区浄土寺郵便局留め「手づくり市」」まで送ります。
- 名前(フリガナ)
- 郵便番号
- 市当日連絡がとれる携帯番号など
- 住所
- 電話番号
- 出展品(詳細記入要)
- 屋号
- 希望会場(梅小路公園手づくり市の申し込みも兼ねているため)
- ブース数
ハガキは、前月の20日~25日(消印有効)の間に着くように投函する必要があります。
往復はがきという申し込み方法にさえ、手作り感を感じます。
出店参加料
出店参加料は、1ブース4,000円です。
基本1店に付き1ブース、1坪1.8m×1.8m。ただしテントの使用の場合2.0m×2.0mは1坪扱いとするということです。
テントの大きさ2.1m~2.4mは1.5倍、 2.5m以上は2倍の出展料が必要となります。
その他
その他応募要項の詳細や、キャンセル、出店当日のルールなどについては、下記の公式サイト「手づくり市.com」にて確認できます。
同主催者の手づくり市「梅小路公園手づくり市」
画像引用元:京都市都市緑化協会
同主催者による手づくり市は、梅小路公園でも行われています。
概要は下記のとおりです。
イベント名 | 梅小路公園手づくり市 |
住所 | 京都市下京区七条大宮 梅小路公園 |
開催日 | 毎月第一土曜日 (1月と5月は休み) |
営業時間 | 9時~16時 ※雨天決行 |
梅小路公園は、1995年に開園した面積約13.7ヘクタールの都市公園です。
京都駅から西へ徒歩約15分という市街地の中心にありながら人が緑と花に囲まれてくつろげる空間として、近隣住民に親しまれています。
公園内には、
- 広々とした「芝生広場」
- 水と親しめる「河原遊び場」
- 遊具がある「すざくゆめ広場」
- イベントに利用される「七条入口広場」
- 日本庭園『朱雀の庭』
- 京都で初めての復元型ビオトープ『いのちの森』
- 京都市電として初めて導入された車両が走る『チンチン電車』
- 貸室(和室・茶室・イベントホール)のある『緑の館』
- 京都市初の本格的な水族館『京都水族館』
- 日本最大級の鉄道博物館『京都鉄道博物館』
といった盛りだくさんの施設があるため、子供と一緒に出かけても楽しめそうですね。
梅小路公園手づくり市は、「七条入り口広場」にて開催されます。
まとめ
この記事では、百万遍手づくり市の概要、おすすめポイント、アクセス方法などについて紹介しました。
約450店舗が出店するので、全店舗をチェックするのは大変かもしれませんが、朝早い時間から出かけて休憩を挟みながらじっくり楽しみたいところです。
百万遍手づくり市に出かけたら、作家さんに触発されて自分でも何か作ってみたくなるかもしれませんね!
気に入っていただけたらシェアしていただけますと、とても嬉しいですm(_ _)m