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豊山航空博物館・あいち航空ミュージアムの場所や入場料は?

      2018/07/17

 

2017年の11月30日に豊山町にあいち航空ミュージアムがオープンします。

この記事では、あいち航空ミュージアムについて、
場所や営業時間、入場料だけでなく、どんな施設なのかも掘り下げてお伝えしたいと思います。

実際に行く前に事前知識をつけて、準備万端で楽しんできて下さい!

あいち航空ミュージアムって?

豊山町にある、県営名古屋空港に、航空機をテーマとしたミュージアムです。

隣接するエアポートウォークに行った事がある人もいるのではないでしょうか?

航空機の展示はもちろんですが、飛行機づくりの歴史を学べる3Dシアターや、パイロットになりきれる体験ブースなどが設置される予定。

子供連れはもちろんですが、飛行機が好きな大人にとってもたまらない展示が予定されています。

施設の詳細にも後ほど触れていきますが、まずは基本的な所を確認していきましょう!

11月30日オープン!プレオープンはある?

あいち航空ミュージアムは、プレオープンの予定はありません。

ただ、先日8月28日(月)に、プレイベントが開催されました。

ミュージアム内に出展予定の、「人力飛行機体感展示」があいち航空ミュージアムに隣接するエアポートウォーク名古屋3階イベントスペースで先行披露されたのです。

パイロットに直接話を聞くことができたり、人力飛行機に触れることができたりと沢山の来場者を迎えかなり好評だったようです。

入場料は?

入場料はこちらです。

一般:大人  1000円
高大生 800円
小中学生500円 (予定)

学校利用 :小中学生及びその引率者 300円

小学校以下は無料のようですね。

場所は?

詳しい場所について紹介しておきます。

住所と地図

住所:愛知県西春日井郡豊山町大字豊場(県営名古屋空港内)

アクセスとパーキング情報!

交通機関

<あおい交通>
名古屋駅(ミッドランドスクエア前)から県営名古屋空港(約20分)

※県営名古屋空港発、名古屋駅行は途中「名古屋栄」にも停車します。(降車のみ

JR勝川駅から県営名古屋空港(約20分)

<名鉄バス>
名鉄バスセンターから県営名古屋空港(あいち航空ミュージアム)(約40分)※2017年秋運行予定

名鉄西春駅から県営名古屋空港(20分)

駐車場

あいち航空ミュージアムは県営名古屋空港の隣接した場所にあり
エアポートウォークと連絡橋で直結しているのでパーキングには約2000台の
駐車が可能です。

営業時間と休館日

営業時間:10:00~19:00
休館日: 火曜日

さて、基本情報はざっとこんな感じです!

車でも交通機関でも行けるのは嬉しいですね。

ここからは少し掘り下げて、航空ミュージアムの内容について紹介していきます!

あいち航空のコンセプト

大空と航空機の魅力でいっぱい。

「空へのあこがれ」を呼び覚まし、「飛ぶとは?」を学び体感する施設。

飛行機の展示や歴史を学ぶだけでなく、航空機産業の情報発信の場としてまた産業観光の強化や人材育成の推進も目的の一つだそうです。

だから展示は大人でも見応えのある本格的なもの。

あいち航空ミュージアムを中核に、周辺の関連施設と連携して進められています。

因みに関連施設はこちら。

  • 三菱重工業のMRJ量産工場
  • 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の飛行研究拠点
  • 航空自衛隊小牧基地

空港全体を“フィールドミュージアム”と位置付けて、産業観光の拠点として整備する大規模な計画なんですね。

具体的な展示内容

具体的なミュージアムの展示内容を紹介していきます。

ステップ1  [空への挑戦]

  • 名機百選


日本の航空機に名を残した100種類の名機を1/25スケールで展示
します。航空機ファンにはたまらないですね。

  • オリエンテーションシアター

飛行機作りの歴史を3Dシアターで楽しく学習します。

ステップ2  [空の飛び方]

  • サイエンスラボ

どうして飛行機は飛べるのか、鳥とはどんな風に違うのかお子さんの疑問に
科学で証明します。

ステップ3  [空飛ぶ体感]

  • 職業体験

    パイロットの仕事を体験できます。
  • 展望デッキ

屋上からは名古屋空港を発着する航空機をみることができます。
ハンモックも設置されるので迫力ある航空機が見られそうですね。

その他予定されているイベント

  • MRJの試験機の展示
  • 航空機生産の現場を間近でみられるツアー@MRJ量産工場
  • 空港や管制塔のバックヤードが見られるツアー@名古屋空港
  • 零銭やビジネスジェットの展示施設を巡るツアー@三菱重工史料室
  • 空港に隣接する研究拠点のツアー@JAXA
  • 実機展示施設ツアー@航空館boon
  • 航空自衛隊小牧基地の見学ツアー@自衛隊基地
  • 空港ビルや周辺の公園で航空機の撮影スポットを巡るツアー

などなど、イベント予定も目白押しなのです。

子供は工場見学とか本当に喜びますよね!

ミュージアムの色々な場所ではマーシャラーという航空機誘導員の看板がそれぞれ違うポーズで待っています。

そのポーズの意味をお子さんと調べて楽しむ事もできますね。

さて、子連れで行くのであればお昼ごはんの事も気になるポイントです。

それについても調べてみました。

食事はできる?

施設内に飲食ができるかイートインスペースがあるかはまだ分かりませんでした。

ただ、隣接する「エアポートウォーク名古屋」には1F・3F・4Fに各種飲食店が多数入店しています。

建物は店舗4階層で南側の1階2階はアピタ名古屋空港店の売店が入っています。その他は専門店です。

エアポートウォーク内の飲食店を紹介しておきます。

1F カフェ

  • サンマルクカフェ
  • タリーズコーヒー
  • ミスタードーナッツ

3F フードコート

  • サブウェイ
  • 三丁目
  • サーティーワンアイスクリーム
  • スガキヤ
  • すき屋
  • スパゲティハウスチャオニーノ
  • てんてん食堂
  • デザート王国
  • 徳山食堂
  • 長崎ちゃんぽんリンガーハット
  • ペッパーランチ
  • マクドナルド
  • 丸亀製麺
  • ミスターカリー
  • Mega Kebab

4Fレストラン街

  • おひつごはん四六時中
  • 回転寿司ABRI
  • カプリチョーザ
  • PIZZA&BUFFET
  • 鎌倉パスタ
  • ご飯ととろろ とろ麦
  • 太陽のごちそう
  • 新潟からし味噌らーめん
  • ちゃーしゅうや武蔵
  • バケットベビーフェイスプラネッツ
  • 若鯱家

飲食店は相当充実してるので、食事に困ることはまずなさそうです。

因みに、エアポートウォークにはシネマコンプレックス「ミッドランド名古屋空港」があり2階南側の連絡通路(搭乗口を再利用)から行き来できるようになっています。

ベビールームやトイレについても紹介します。

ベビールーム

アピタ2階子供の遊び場横に授乳やおむつ替えに利用できるベビールームがあります。

ベビーカーの貸し出し

各出入口でベビーカーの貸し出しをしてくれますが数に限りがあります。

乳幼児向けトイレ

1階から3階の各フロアにベビーシートや子供専用トイレが設置されています。

キッズ遊戯施設

アピタ2階子供の遊び場では小さなお子さんでも安全に遊べるスペースを設けています。

その他、近隣の遊べる施設についても紹介しておきます。

近隣の遊べる施設

あそびパークナムコランドヒーローズキャンプ名古屋店

エアポートウォーク名古屋の中にある全天候型の施設です。
あそびパークにある砂場の砂は抗菌処理がされているので小さいお子さんも安心して触ることができます。
また、「キネテックサンド」コーナーもありこの砂は固まりやすい性質なので、簡単に固めて思い思いの形を作ることができます。

ファンタジーキッズリゾート名古屋北

名古屋に初出店の日本最大級全天候型室内遊園地(インドアプレイングランド)
1000坪を超える広い室内

  • 「ふわふわエリア」
    大型のエアー遊具が沢山ありその中には大人も滑ることができるスライダーもあります。
  • 「ファンファンリンク」
    安心しかも安全に氷上のスポーツが楽しめるエリアです。
  • 「キッズサーキット」
    電動Carを運転。レーサー気分を味わって。
  • 「ファッションフォトスタジオ」
    ドレスに着替えて素敵な写真を!
  • 「ミルキッズひろば」
    3歳未満のお子さんが利用できる広場です。
    その他1日に5回以上オリジナルイベントが開催されるなど親子で思い切り楽しめそうですね

イチロー展示ルームアイ・ファイン

イチローの野球少年時代から現在に至るまでの軌跡がリアルに伝わります。
お子さんとイチローゆかりの品々をゆっくり見ながら親子でお話を膨らませてみては。

航空館boon(こうくうかんブーン)

航空館boonは神明公園内にあり子供たちの空への興味と夢を育むことを目的に三菱MU-2A3号機(昭和38年製)やヘリコプターの実機展示がされています。
そのはかには航空宇宙に関する展示やフライトシュミレーションによる体験学習コーナーもあります。
また、愛知県の航空宇宙産業について学ぶスペースや展望デッキもあります。

セコインターナショナルヘリコプター遊覧飛行

名古屋空港にあるヘリコプター会社です。ヘリコプターを使った遊覧飛行を実施しています。
春は桜、夏は花火、冬は1億ドルと言われる名古屋の夜景を楽しむイルミネーションフライトなど様々な遊覧飛行が行われています。
プロポーズや誕生日などのサプライズフライトに利用する人もいるみたいです。

落合公園

平成元年「日本の都市公園100選」の一つに選定された景観の美しい総合公園です。

面積約24.5haで大きな落合池の真ん中には夜間には七色に輝く噴水が設置されています。
その他には大芝生広場・釣池・庭園・日本最大級の「フォリー・水の塔」があり、家族で一日楽しむことができます。
桜の名所としても知られていて、夏には花火大会も行われいつも大勢の人で賑わう公園なのです。

ここで最後に少し、大人向け”あいち航空ミュージアム”が楽しみになる豆知識を紹介します。

戦後初めての国産旅客機「YS-11」「U-2」の展示

YS-11は、第2次世界大戦以降初めて日本メーカーが開発した旅客機です。

正式な読み方は「ワイエスいちいち」ですが一般的には「ワイエスじゅういち」
とか「ワイエスイレブン」と呼ばれています。

2006年に日本での旅客機用としての運行は終えています。海上保安庁でも輸送用として使用されていましたが、2017年5月に運航終了になりました。

歴史を振り返ると・・。

日本は第2次世界大戦の敗戦により航空禁止令を出され、国内にあった飛行機を全て破壊されました。
また航空機メーカーは潰され大学の授業から航空力学の科目はなくなりました。

その後、昭和27年サンフランスシスコ講和条約で独立できたので、1951年GHQの意向により日本航空が発足し、1952年に全日本空輸の前身である日本ヘリコプター輸送、極東航空が発足しました。

昭和30年代に入り輸送機設計研究会が東京大学内に設立され、ゼロ戦や雷電等戦前戦中の航空業界を支えた技術者が参加しました。

1964年の就航までに振動、騒音、操縦性に様々なトラブルが起こりましたが全てを克服することができました。

その後1968年には高い信頼性を持つ航空機へと成長していったのです。

機種名の「YS」とは輸送機設計研究会の「輸送機」と「設計」の頭文字「Y」と「S」をとって付けられたものなのです。

量産1号機であるJA8610は国立科学博物館によって羽田空港に保管されています。展示はされていませんが国内唯一の動態保存機です。

定期尾的にエンジンに火が入れられる予定で「頑丈さを証明し100年先も飛べる飛行機」として保存するとコメントが出されています。

こんなところも飛行機ファンの心を掴んでいる一つの理由かもしれません。

MU-2は三菱重工業が製造した多目的小型ビジネス飛行機で双発のプロペラ機です。

この飛行機は軍事用と民間の両用の小型ターボプロッププロペラ機で主に北米で社用、自家用に向けて開発されました。

なるべく欧米の真似をせず三菱らしさを出すためにほとんどが独自の設計に拘りました。

陸軍の「キ83」試作遠距離双発戦闘機やアメリカ航空雑誌の断片記事を参考に勉強したそうです。

その甲斐あって日本国内では陸上自衛隊と航空自衛隊が作戦機として、毎日新聞が社機として採用しました。

アメリカでも年産40~50機の受注生産を取ることができるまでになりましたが、ベトナム戦争や中東戦争によるオイルショックの為MU-2は生産中止になってしまいました。

機体の最大の特徴は主翼後縁全長に渡るダブル・スロッチド・フラップは5割程、翼の面積を大きくし強力な短距離離着陸(STOL)特製・速度性能・高い運動性を保つ機体です。

エンジンも世界に先駆けたターボプロップエンジンを採用するなどして北米ではMD-2を形容する言葉としてHot rod(ホットロッド)と呼ばれ高い評価を得ていました。

Hot rodの意味としては加速力を競う高性能車、つまり車からきた表現なんですね。

こんな歴史を知ると、展示で実際に見るのがより楽しみになりますね。

まとめ

注目されることがあまりなかった名古屋空港でしたがMRJの初飛行の成功で国内外から注目を集めるようになり、今までとは違う顔を見せてくれるのでしょうか?

沢山の夢と期待を背負って11月30日、間近に迫ったオープンの日を迎えようとしています。

単純に飛行機を展示する施設ではなく空や飛行機に興味のなかった人達にも何かを伝えてくれる施設であって欲しいです。

”大人も子供も楽しめる飛行機の博物館”

日本の航空機に名を残す名機を見たり、展望デッキで様々な角度からごう音の中走り去る機体を見ることで、もしかしたら今までと違った何かを感じることができるかもしれません。

飛行機の歴史を立体的に再現されたものを見る事や科学的に飛行機を見ることで、何かに気づく発見になるかもしれません。

パイロットになりきることで将来への夢をはぐくむきっかけを作ってくれるかもしれません。

愛知県の考える「フィールドミュージアム」構想は色々な角度から空への興味を持てる素晴らしい内容です。
今まで閉ざされていて一般には公開されていなかった、知ることもできなかった数々の施設を見学できるのは、単に「遊ぶ」だけでなく見て知識にする「学ぶ」要素が多く含まれています。

夢は無限大。

人の心に残る何かを発信できるなごや航空ミュージアムに期待!

 

営業時間:10:00~19:00

休館日: 火曜日

住所:愛知県西春日井郡豊山町大字豊場(県営名古屋空港内)


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