中国の爆買い向け?日本人も買えるの?空港型免税店とは
2017/02/23
昨日、1月の三越銀座店に引き続いて高島屋新宿店にも「空港型免税店」がオープンすることが発表されました。
で、その「空港型免税店」って何よってところがちょっと曖昧。果たして日本人も買えるのか。買えるのなら行ってみたい!
ということで調べてみました。
空港型免税店とは
そもそも空港型免税店とは何なのか。
この記事にこんな記述がありました。
訪日外国人だけではなく、海外旅行を予定している日本人を含め日本から出国する旅行者も購入でき、購入した商品は、成田空港や羽田空港で出国手続き後、引き渡しカウンターで受け取ることになる。
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/IB-NT/012700016/?rt=nocnt
なるほど。
要は日本国内で販売・使用しないことを前提としているため、関税、酒税、たばこ税などが免除された状態で買えるということですね。
なので、主な想定顧客は当然中国人などの訪日客。
日本で買うのですが、この空港型免税店内はいわば「空港の出国ゲートの向こう側」のような扱いをされるというもの。
受付へ行ってパスポートと出国の航空券を提示すると、ショッピングホルダー(後に商品との引換券となる輸出確認書を入れておくもの)が発行されるというシステムのようです。
商品の受け取りは空港の出国ゲートの外。国内ではできない!
この空港型免税店、もちろん日本人でも買い物ができますが、注意点として出国することが前提となっていないといけません。
それもそのはず。
日本国内での利用を想定していないから税金がかからないんですよね。
受け取りは空港の出国ゲートの外側にある受け取りカウンター。
ということは三越銀座店や高島屋新宿店などの「空港型『市中』免税店」では、出国当日の購入は不可能ですね。受け取りカウンターまで運ばないといけませんからね。
空港型免税店はデューティーフリー。タックスフリーとの違いは?
空港などでよく見る「DUTY FREE」の表記。
普段名古屋にいる僕はあまり目にすることはありませんが、海外旅行に行った際にも目につきますよね。
そしてもうひとつあるのが「TAX FREE」。
こちらも海外でもよく見かけます。
さてこの2つどう違うのでしょうか。
デューティーフリーは、関税・酒税・たばこ税などの税金が免除される
空港型免税店では所謂デューティーフリーの形を取っています。
大きな特徴として、関税・酒税・たばこ税などの多くの税金が免除されることとなります。
輸入品を日本国内で購入するよりもお得に買物ができる理由はここですね。
ここで気をつけなければいけないのは、日本製品も売っていますが、安くなっていない、むしろ高くなっている場合があるということです。
ですので、あなたが日本に住む日本人であれば、空港型免税店では輸入品やお酒・たばこなどを購入するようにして、日本の家電などはカカクコムなどで価格を調べてネットで買うのが一番安く買える方法となります。
タックスフリーとは、消費税や付加価値税(VAT)が免除される
こちらも日本国内での使用・利用を前提としていないため、税金が免除される仕組みですが、当然免税額は空港型免税店より少なくなります。
免税対象は消費税となります。
また免税対象者も厳しく、
- 日本滞在期間が6ヶ月未満の外国人
- 外交官用旅券保持者(入国後6ヶ月以上経過していても可)
- 日本国籍を保有しているが2年以上海外に居住している者
- 日本で勤務する外国人、日本国籍を有する者は対象外
- 買い物されたご本人(代理人不可)
となっていますね。
実質日本に住む日本人は利用できないと考えてよいでしょう。
日本の空港型免税店はどこにある?
基本的には中国人を始めとした訪日外国人が想定顧客である空港型免税店ですが、海外に出かける用事があれば、ちょっと覗いてみたいですよね。
出発前に日本国内でゆっくりお得に買い物ができますし。
さて日本の空港型市中免税店はどこにあるのでしょうか。
現在は以下の店舗が営業しています。
- 三越銀座店(東京・銀座)
- Tギャラリア沖縄(沖縄・那覇市)
Tギャラリア沖縄は特殊で、「沖縄振興特別措置法」にもとづいてできています。これは沖縄県外での利用を前提としているもので「沖縄振興策」の一環という意味合いもある。
なので、海外に行かなくても、沖縄県在住でない人が沖縄旅行に行けば利用できることが大きな特徴です。
これに加えて、2017年の春に高島屋新宿店にもオープンする予定で、今後も出店が相次ぐ見通しとなっているようです。
まとめ
この記事をまとめていて、かなり空港型免税店やタックスフリーとデューティーフリーの違いを理解できました。
もし海外へ渡航される予定があって、東京・銀座に行く用事があるのであれば、一度訪れてみるのも良いのではないでしょうか。
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