第94回全国花火競技大会(大曲の花火)秋田県大仙市にて2021年8月28日開催!
画像引用元:第94回全国花火競技会公式サイト
秋田県大仙市大曲地区にて「第94回全国花火競技大会(大曲の花火)」が開催されます。開催日は、2021年8月28日(土)!
通称「大曲(おおまがり)の花火」として知られるこの花火大会の正式名称は「全国花火競技大会」。その名の通り、全国の一流の花火師(花火業者)たちがその技を競い合う大会として知られています。
この大会は、花火をつくった花火師たちが、自らの手で花火を打ち上げるというのも大きな特徴です。「昼花火の部」「夜花火の部」の二部構成となっていて、珍しい昼の花火も見ることができ、夜の部では、大迫力の10号玉の花火や、音楽に合わせた創造花火なども楽しむことができます。
この記事では、第94回全国花火競技大会(大曲の花火)のイベント概要、おすすめポイント、アクセス方法などについて紹介していきます!
イベント概要について
それではまず、イベントの概要を見ていきましょう!
イベント通称 | 大曲(おおまがり)の花火 |
正式名称 | 第94回全国花火競技大会 |
開催日 | 2021年8月28日(土) |
時間 | 昼花火:17:15〜 夜花火:18:50〜 |
開催場所 | 秋田県大仙市大曲地区 |
花火発数 | 約1万8000発 |
主催 | 大曲商工会議所 大仙市 |
年間スポンサー | ABLIC 、大和証券 、交通建設、秋田エプソン |
公式サイト | 全国花火競技大会「大曲の花火」オフィシャルサイト |
公式SNS |
大曲の花火は、全国最大規模の花火大会。花火の打ち上げ数は全国一位です。実行委員会のチャンネルが公開してる前回の大会のダイジェストも、迫力満点です!
開催場所は例年、秋田県大仙市大曲地区の「雄物川河川敷運動公園」となっているので、2021年も同開催地になる可能性が高いと思われます。
また夏の「第94回全国花火競技大会」に先駆け、「春の章」と題した花火大会も企画されていましたが、新型コロナウイルスの影響で中止になってしまいました。
チケットの払い戻しなどの詳細は、下記のサイトにてご確認ください。
おすすめポイント(みどころ)は?
画像引用元:第94回全国花火競技会公式サイト
大曲の花火のおすすめポイントは、昼花火と夜花火の2部制になっているということ。1日を通して、28社の花火業者が技を競いあいます。
そして、昼花火の部及び夜花火の部(10号玉2発・創造花火)を総合的に審査した結果、最も優秀と認められる花火を作った花火師には、「内閣総理大臣賞」が贈られます。
カラフルな煙竜が見られる「昼花火」
昼花火はまだ空が明るい時間帯に打ち上げられる花火で、昼花火の競技が開催されるのは、全国でもこの大曲だけです。
昼花火は夜の光のかわりに、煙竜(煙物)という色煙を駆使し、空に模様を描き出す演出が行われます。また、夜にも登場する割物花火と全く同じ手法で行われる「割物」を見ることも。光の代わりに色煙で牡丹や菊を表現します。
紅・黄・青・緑・紫といった色彩を鮮明に描くことと、模様の多様化で競い合います。
大迫力で美しい「夜花火」
夜花火は、
- 10号玉・芯入り割物
- 10号玉・自由玉(芯入割物の部と重複しない自由創造的な花火)
- 創造花火
で構成されています。
10号玉・芯入り割物
10号玉・芯入り割物は芯入割物で三重芯以上とする伝統花火で、同心円状に真円を描く菊型花火です。
競技では四層以上の円を描く花火が対象。打ち上げられた玉が最高点に達したときに、真円で開花し変化しながら一斉に消えるものが理想と言われています。
10号玉・自由玉
10号玉・自由玉は、芯入割物の部と重複しない自由創造的な花火で、
- 上空から花火が垂れ下がるような冠菊(かむろぎく)
- 上空で開いた後、少し遅れて花火が一斉に咲く千輪(せんりん)
のような花火を見ることができます。
花火師の創造性と技術的なまとまりのある花火が対象となっています。
創造花火
創造花火は、従来の丸型の概念を超えた花火です。
他の花火大会でも丸型ではないものを見かけることがありますが、この創造花火を全国で初めて取り入れたのは、1964年の大曲全国花火競技大会。
秋田県大仙市が創造花火の発祥地なんです!
打ち上げ花火にはテーマが設定されており、色彩・リズム・立体感・構成などが評価されます。
大曲の花火について
大曲の花火は、「日本三大花火大会」「日本三大競技花火大会」のひとつとしても知られる由緒ある花火の競技大会です。
歴史も古く、1910年に諏訪神社の祭典の余興として開催された「奥羽六県煙火共進会」からはじまり、明治時代から100年以上も続いています。
大曲の花火には、日本政府の国務大臣および長官から授与される、
- 内閣総理大臣賞
- 経済産業大臣賞
- 中小企業庁官賞
- 文部科学大臣賞
- 観光庁長官賞
という5つの賞が設けられており、これは全国の競技花火大会の中で最多になります。
内閣総理大臣賞が与えられる花火大会は全国で「大曲の花火」と「土浦全国花火競技大会」の2大会のみなので、「日本二大競技花火大会」と呼ばれることもあるそうです。
また、大曲の花火が他の花火大会と違う点は、四季を通して花火が楽しめること。下記のように、1年のうち4回の花火大会を開催しています。
- 夏の全国花火競技大会
- 世界の花火と日本の伝統花火が見られる「大曲の花火-春の章-」
- 挑戦・斬新がテーマの「大曲の花火-秋の章」
- 新作花火コレクションである「大曲の花火-冬の章-」
また、ドイツ、ハンガリー、韓国など海外でも大曲の花火は打ち上げられており、国際的な花火大会でもあります。
桟敷席チケットについて
大曲の花火では、桟敷席(さじきせき)と呼ばれる有料の観覧チケットが販売されています。有料にはなりますが、河川敷で大迫力の花火が見られるのでおすすめです。
しかし、今年は秋田県内の新型コロナウイルス感染の警戒レベルがレベル3に引き上げられたため、観覧席の販売は見直しされることとなりました。
一般購入の有料観覧席の販売スケジュールなど詳細は、もともと4月下旬発表となっていましたが、決まり次第の掲載に変更になりました。
情報が更新され次第、申込みが開始されるようです。
注意事項について
大曲の花火大会は、例年15,000〜20,000発の花火が打ち上げられ、人出は多い時で約80万人になる花火大会です。80万人が1.6kmの河川運動場に集まるため、想像を絶する大混雑となります。
そのため、「浴衣や下駄はおすすめしない」ということ。また会場は夜間肌寒くなるため、長袖の羽織りものなどを持参すると便利なようです。
また、当日は時間に余裕を持って、出かけましょう。道路が渋滞するのはもちろんのこと、警察や警備員の交通整理によって一斉に移動するため、100m歩くのに10分以上かかるということです。
ベビーカーなどの使用も難しいようなので、お子様連れの方はご注意下さい。
アクセス情報について
会場の詳細情報についてはまだ発表されていませんが、例年の開催場所「雄物川河川敷運動公園」までのアクセス方法を紹介します。
雄物川河川敷運動公園までは、電車や車でアクセスすることができます。
電車でアクセスする場合
最寄り駅は、下記のとおりです。
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)「大曲駅」
- 秋田新幹線(奥羽本線・田沢湖線)「大曲駅」
会場までは、徒歩で30分かかります。
例年、大曲の花火当日には、定期列車の増結や臨時列車の運転が行われています。
臨時列車には、例年「花火」「ナイアガラ」「スターマイン」などの愛称が付けられているそうです。
車でアクセスする場合
画像引用元:第94回全国花火競技会公式サイト
最寄りのインターチェンジは、秋田自動車道「大曲IC」になります。
会場までは、高速道路を降りた後、国道105号経由で通常20分、大曲西道路・飯田IC経由で通常15分かかります。
ただし、この所要時間は通常時のものなので、イベント当日は道路が渋滞し、時間がかかることが予想できます。
まとめ
この記事では、第94回全国花火競技大会(大曲の花火)のイベント概要、おすすめポイント、アクセス方法などについて紹介しました。
明治時代から100年以上も続く、由緒ある花火競技大会、これからも続いていってほしいですね。
今年の開催可否は6月末に判断するとされていますが、今年こそ開催されることを願っています!
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