成宮寛貴コカイン吸引疑惑・生い立ちと俳優人生【ファン目線】
2017/07/10
フライデーで成宮寛貴さんのコカイン吸引疑惑が報道されてしまいました。
個人的に、デビュー間もない頃から応援していた俳優さんだったので、とってもショック!
疑惑が本当かはわかりませんが、若い頃にお母様を亡くされとっても苦労されている事で有名ですよね。
今回はそんな彼の芸能界デビュー前から、デビューのきっかけ、そして現在に至るまでの家族の事などを含めて振り返りたいと思います。
木更津キャッツアイの「アニ」の弟、佐々木純!
成宮寛貴さんは現在34歳。
あの成宮くんがもう34歳になっちゃった事に時の流れを感じます。。。
私が彼を初めて見たのは「木更津キャッツアイ」というドラマでした。
当時中学生だった私。
宮藤官九郎の作品は「IWGP」以降大好きで、キャッツアイも毎週観ていました。
V6の岡田君、嵐の櫻井翔君、佐藤隆太などなど、出演者全員が今では主演俳優になっているほどキャストが豪華なドラマです。
そこで、塚本高史さん演じる「アニ」というメインキャラクターがいました。
アニは写真屋の息子で、借金まみれ。
元野球部だけど、甲子園出場を逃した、今どきの堕落した青年です。
対する彼の弟は、野球部のピッチャーでエース。
容姿端麗な「好青年」。
そんな好青年の、残念な兄である事から、「アニ」と呼ばれているわけです。
先に生まれたのに、あだ名が「アニ」になる屈辱って半端じゃないですね。
流石クドカン!ナイスセンス。
そしてその好青年「佐々木純」を演じたのが、当時まだ19歳の成宮くんでした!

ごくせんの「野田」役で大ブレイク
純は全話通して数分しか出演時間の無い役でしたが、その数分でも純のかっこよさは画面から溢れ出していた。
彼を見つけた時の衝撃は今もなお忘れません!

それ以前には、本名の「平宮博重」として活動していた時期もあるようです。
その次のクールで「ごくせん」のメインキャストになり、大ブレイク。
全国誰でも知ってる俳優さんになりました。
ごくせんは生徒数が多い分、それぞれのキャスト自身が自分のスタイリングをしている事も多いドラマでした。
彼が演じた「野田くん」は、メッシュの入ったモンチッチみたいな短髪で、制服とは思えない学ランの着こなしで、大量の生徒に埋もれる事なく彼のオシャレさんっぷりが反映されておりましたよ。

もう周りの女の子、ホントにみんなときめいていましたね。
野田くん大好き。
松潤よりも。
小栗旬よりも。
当時は成宮くん。
実は3ヶ月間のドラマ内では、彼はメインキャストの中では端っこ寄りの存在でした。
でもその年の年末のスペシャル版では、二番手のポジションで登場するという大出世を果たしておりました。
ブレイク元年、大河ドラマ「利家とまつ」に出演
ごくせんに限らず、2002年は成宮くんの年といっても過言では無いほど、1年間で一番出世した若手俳優さんだったと思います。
2002年、その年の年末には大河ドラマに出演しておりました。
「利家とまつ」の前田利政役。
利家とまつの息子です。
その青年期を演じたのが成宮くんでした。
ドラマが始まる頃には無名だったのに、たった1年で大河にキャスティングされるってすごいですよね。
でもそれも納得の大活躍の1年でした。
ムービー写メールが出始めた頃の「J-PHONE」のCMも超話題になりましたよー。
出る度に「カッコいい」「カッコいい」と注目され、私も本当に大好きでしたー!
懐かしい動画も見つけたので、貼っときます!
母子家庭で育ち、中2で母も亡くなる
その頃の雑誌のインタビューで、既に彼は幼い頃に母を亡くし、祖母と弟と3人で生活をしてきた事、そして既に祖母も亡くなり、弟と2人である事を話していました。
元々母子家庭で育っていたのですが、必死に働いた結果、お母様は病死されたそうです。
彼は当時14歳。
まだ小学生の弟と一緒に祖母の家に預けられたものの、生活は貧しく、高校進学を諦めています。
彼はそのまま少しの時期、家出をしてします。
弟の事が気になって久々に家に帰ると、弟はお兄ちゃんに捨てられたと思ってずっとずっと泣いていたそうです。
その姿を見て、弟の生活の面倒をみていくと決心したと語っていました。
当時のインタビューでも弟の事をひたすら気にかけている様子が伺えましたね。
一緒に暮らし、お弁当を作って持たせ、学費の面も全て「養っている」状態が伝わってきました。
ゲイ疑惑が報じられる
ちょうどごくせんでブレイクした頃、週刊誌が彼のゲイ疑惑を報じました。
彼は14歳で母を亡くして以降、生活の為に新宿2丁目でアルバイトをしていたそうです。
この報道があった時、既に両親がいない事や弟の事は知っていたので、「そういう事もあるよなー、仕方ないよね。」と思ったのがとても記憶に残っています。
この出来事は私の中で、同性愛者に対する偏見を早くから取り去っていたきっかけの1つにもなっています。
自分も中学や高校で、妹を養う程の稼ぎが必要となったら、まともな職業じゃ無理な事くらいわかりますからね。
生きる為に仕方がない選択だったのでしょう。
そしてその年齢でその環境に置かれ、セクシャルマイノリティになってもなんら不自然で無いと思います。
因みに報道が出る前、女性との交際の過去もインタビューで話していた事があったんですよね。
個人的には両方いける方ではなかろうかと思っております。
かたせ梨乃に出会い、芸能界入り
新宿2丁目でも成宮くんは伝説の美少年として有名だったそうです。
成宮くんって、ただのカッコいいでもカワイイでも無い独特の魅力がありますよね。
人を惹きつける力というか。

ね。
なんと新宿で女優のかたせ梨乃さんに見出され、そこで芸能界入りのチャンスをつかむ事になります。

良かったねーーーーー。。。。。。。
報道の際、彼は新宿2丁目で働いていた事実を認め、うろ覚えですが、「当時の経験があったからこそ今がある、後悔していない」というようなコメントを出していました。
彼のこのコメントはリアルですよね。
生きる為にそこで生活をして、結果そのお陰で生きられた。
苦労を知る人のコメントだからこそ、外野が何か言えるものでも無い。
弟の為に必死で働きキャリアを重ねていく
母の代わりとして手段を選ばず必死に働いた彼は、ブレイク後も消える事なく俳優さんとしてキャリアを重ねていきました。
イケメン俳優は毎年出てくるけど、彼のような独特な雰囲気や魅力をもつ俳優さんはなかなか現れないですよね。
もちろん実力も兼ねているし。
最近だと、「相棒」のカイト君役などなど、相変わらず役者としては充実した様子で嬉しい限りです。

ブレイク当時から応援している身として、個人的に更に人気に拍車をかけたのは、
高校教師の「上谷悠次」役と、Stand Up!!の「うだやん」役だと思っております。

こちらはユージ。

こちらうだやん。
彼が演じる事でドラマに魅力がもたらされていたし、今考えても彼以上にあの役を演じられた人は当時いなかったと思います。
毎回思うのが、成宮くん、オシャレさが溢れ出しちゃうくらいオシャレさんなんで、オシャレさん役をやらせるとハマりすぎてだれも敵わない!!
「いま、会いに行きます」は、中村獅童の方がハマってたかな、という感じ。

まだ父親役には若すぎたし、当時はもう少し若さを活かした役を演じて欲しかったです。
弟は東京理科大に進学
成宮くんは、自分が中卒である事で、学歴の大切さを身にしみて感じていた為、弟さんには絶対にいい大学を出て欲しいと思っていたそうです。
以前「a-studio」に出演した際、「絶対に中途半端な大学に行くんじゃなくて、絶対にいい大学に行って欲しかった」と言っています。
これも、色んな壁にぶち当たり、自分の持つ選択肢に対して真剣に向き合うからこそ、気付ける事ですよね。
その兄の期待に応え、弟さんも猛勉強の末、東京理科大に合格します。
弟さんもホントに立派ですよね。
小学生から両親がいない中、お兄さんは仕事で忙しい環境で、いくらお金は兄が稼いできてくれたとは言え、きっと1人で乗り越えないといけない悩みや寂しさも沢山あったでしょう。
そんな中、目標にしっかり向き合い、期待に応えたのもまた素晴らしいですね…。
大人である自分も見習うものが沢山あります。。。
お母さんが亡くなった際、泣いている弟さんに対して、成宮くんがかけた言葉が紹介されていました。
「最後ぐらいは我慢しろ。
お母さんが心配で休めないぞ。
これからは2人で頑張ろう」
それからはずっと二人三脚で支え合ってきた兄弟。
成宮くんに対して弟さんは「自分の青春にかえてまで弟の私を育ててくれたことに感謝してもしきれません」
成宮くんは、弟さんに対して「あいつのおかげで強くなれたと思う。弟がいたからこそ」と言ってました。
この回のa-studioはホントに泣けた…。
薬物疑惑は全面否定
そんな弟さんも、今では就職して、結婚されているそうです。
弟さんの幸せをホントの親のように感慨深く喜んでいた彼を思い出すと、今回の薬物報道はとっても悲しい。
お母様を亡くされてから入り込んだ環境が新宿二丁目と芸能界というところから、薬物と無縁の世界とは言えませんが、苦労して手に入れた今の環境を壊してしまうような事が無いよう願うばっかりです。
経験した人にしかわからない苦労があるだろうけど、応援する身としては潔白を信じたい…。
どうかこのまま役者さんとしてこれからもTVで活躍する姿を見続ける事ができますように!
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