ジカ熱に子供がかかるとどんな症状がある?予防と対処法は?
2017/07/10
8月5日にリオ五輪が開催されますね。
しかしブラジルではジカ熱が大流行しているの、ご存知でしょうか。
オリンピックの観戦者や出場アスリートへのジカ熱感染が非常に懸念されています。
蚊を媒介して簡単に感染してしまうジカウイルス。
毎日外で遊びまわっている子供たちは大丈夫なのでしょうか。
ジカ熱と子供への影響について調べてみました。
毎日保育園で蚊に刺される我が子
我が家は夫婦共働きなので、4歳ともうじき2歳になる子供たちを保育園に預けています。
保育園入園の激戦区に引っ越してしまい、家から少し離れた園に毎日送り迎えしています。
二人同時入園を希望した為、車で20分程ある山の上の保育園になってしまいまして…。
保育園そのものはとても良いところで子供達も楽しそうにしてくれていて、毎日野山を昇って生き物を捕まえて自然と触れ合いながら、日々野生児になっていっています。笑
が、1つ最大の難点なのが、森の中にポツンと園を建てた様な感じなので、蚊が大量に生息しているのです!!!!!
もうその量たるや…予防のしようが無い程。
先日保育参観日に一緒にいつも遊んでいる山を登ろうって事になり登ったのですが、脚が悲惨なほど刺され放題で…。
かさぶただらけになってしまいました。
子供たちも短パンTシャツで保育園に行かせると一日でかさぶただらけ。
掻きむしって血が出てしまうので、こんなに暑いのに薄手の長ズボンで通っています…。
正直これだけで転園理由になるくらい困ったものですね。
そんな蚊に囲まれた生活をしている子供たち。
ジカ熱のニュースを聞いた時は真っ先に保育園で刺されて感染しちゃうんじゃないかと不安になりました。
ジカ熱に子供がかかった時の症状
ジカ熱に感染した時に見られる主な症状は以下の通り。
- 発熱
- 結膜充血
- 筋肉痛
- 関節痛
- 頭痛
- 斑点状丘疹
です。
熱の出る風邪と変わらない感じしますね。
正直感染していても気づかないで風邪と思って小児科を受診するのかな?という感じがします。
発熱の症状もデング熱なんかと比べると軽くて、そんなに高熱にならないとか。
4日から1週間で終息するとの事なので、風邪っぽいけどなかなか薬飲んでも効かないなぁ…という感じにはなるでしょうね。
しかも60%〜80%が感染しても症状が出ないんですって。
何だか思ってた以上に大した事ないんじゃない?って感じですね。
子供たちそれ以上に風邪はしょっちゅうですからねー。
ギラン・バレー症候群って何?
子供に感染しても軽症状で済むのは安心なのですが、ジカ熱が大流行しているブラジルのリオ州ではそれに伴いギラン・バレー症候群が急増したのだとか。
そして2013〜2014年にかけてフランスでもギラン・バレー症候群が急増したのですが、その患者のほどんどからジカウイルスが検出されていたそうです。
通常10万人あたり1~2人程度が発症する病気なのですが、約25万人中42人がギラン・バレー症候群を発症したというからなんらかの影響を受けて急増した事は間違い無いとの見方ですね。
ギラン・バレー症候群の主な症状は、
- 咽頭発赤
- 扁桃炎
- 急性結膜炎
- 急性胃腸炎
- 運動神経の障害(脱力・麻痺)
- 感覚の障害(感覚鈍麻・異常感覚・神経因性疼痛)
- 自律神経障害
自立神経傷害障害は突然死の原因となるそうです。
また、麻痺による長期臥床は肺梗塞の原因となり死に至る事もあるとか。
ジカ熱自体はそんなに怖くないけど、ギラン・バレー症候群になったら厄介という事ですね。
ただ、フランスの例を見ると、ジカ熱から発症したのは急性のギラン・バレー症候群で、発症後の回復も早く、後遺症もなく自立して生活しているそうです。
症状が出たらどうすればいいの?
症状が出たら小児科を受診しましょう。
周囲に渡航歴のある人がいたりとか、感染の疑われる様子がある人は検査になる事もあるみたいです。
でもほとんど風邪かなって思ってしまいそう。
感染経路
感染経路は蚊にさされる事。
今のところ、これのみです。
大人の場合は性交渉による感染があるらしく、妊婦さんが感染すると子供が小頭症という深刻な症状を持って生まれて来てしまうそうなので、子供よりも大人の方が要注意ですね。
菌を持ってる蚊が日本に生息しなければ、日本で生活する子供には伝染らないわけですよね。
大人の予防が大切!
予防策は?ワクチンはあるの?
予防策はやはり蚊にさされにくくする事!
これに尽きます。
我が家のムシ除け対策は、
– 虫よけスプレー
– 虫よけシール
– どこでもベープを腕に付ける
– 虫よけジェル
– 虫よけリング
以上を試しました。
どこでもベープがかなり効果あります!
付けててお散歩に行った時に刺された事はほぼ無いですね。
ジェルはスプレーと違って吸い込まないで塗布出来るので、毎朝塗ってあげてます。
汗で落ちちゃうので長時間の効果はあまり期待出来ないけど、山の中に行くわけじゃなければ十分効果ありますよー。
以前の保育園は住宅と田んぼの中にあったけど、うちの子はホントまったく刺されてなかったですからね。
ワクチンは今の所存在しないので、蚊が多そうな所に行くときは肌の露出を控えたり、上記の予防策を取るしかないでしょう。
まとめ
妊婦さんが感染すると深刻なジカ熱ですが、子供がかかる分には軽い風邪症状と大差なさそうです。
それ以上にデング熱とか日本脳炎とかの方が心配だなーと思いました。
感染しないに越したことはないので、虫よけはしっかり行っていこうと思います!
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