WiMAXの「ギガ放題3年プラン」が絶対に必要ない3つの理由(PR)
2023/09/29
どもです。WiMAXを固定回線代わりに利用しているサトウです。
最近WiMAXに新たなプランが追加されました。
それは、「ギガ放題 3年プラン」です。
個人的には、WiMAXの良さのひとつが「シンプルな料金プラン設定」だと思っていたので、ちょっと残念なプラン追加です。
通信系の料金設定はどんどん複雑になっていってますからね〜。。。
とは言えどんなものかをしっかり調べないのも気持ち悪いので、ガッツリ調べてみました。
この記事では、「ギガ放題 3年プラン」にどういったメリットやデメリットがあるのかを解説してみます。
ギガ放題 3年プランとは
WiMAXの料金プランは、ほとんどが2年の契約年数となっています。
※たまに4年のプランを提供しているプロバイダーもありますが、長期契約は避けたいところ。
これはドコモ・au・ソフトバンクの大手携帯キャリアのスマホの契約と同様で、2年以内の解約は違約金を取られてしまいますね。
ただし、2年間の契約を結ぶことで、「縛り」のない契約よりもずっと割安の料金で利用できます。
従って、殆どの人が2年契約で利用すると思います。
実際に僕もブロードワイマックスというプロバイダーで、二年縛りの契約を結んでいます。
そして、今回追加されたプランは3年の契約期間が設定されています。
一般に、契約期間が長期になればなるほど、提供する企業にとっては安定的な収入につながるわけで、有利な契約となります。
しかしそんなことは消費者側もわかっているわけで、2年縛りよりも「お得な点」がなければ、企業に有利になるだけの長期契約など誰も結びません。
それでは、WiMAXのギガ放題 3年プランの「お得な点」とはどういったところなのでしょうか。
ギガ放題 3年プランのメリットは?
ギガ放題 3年プランのメリットはただ一つです。
それは、WiMAXの電波が不安定なときにauの4G LTE回線を利用することができる
「LTEオプション」が無料
となることなんです。
通常、2年契約でこのLTEオプションを利用するには、以下の条件があります。
- ハイスピードプラスエリアモード対応の端末を持つ
- 利用したい月はハイスピードプラスエリアモードに切り替える
- ハイスピードプラスエリアモードに設定した月は追加で1,004円かかる
このうち、3の「追加で1,004円かかる」が一切不要になるのが、ギガ放題 3年プランとなるのです。
ただ僕は正直、この「ギガ放題 3年プラン」にまったく必要性を感じていないのです。
どうしてそう感じるのか、説明していきますので読んでみてください。
理由その1 LTEオプションを使うと月間7GB上限となる
ギガ放題3年プランは、3年という長期契約になってしまう代わりに、auの4GLTE回線を利用できるというものです。
ただ、ここで一つの疑問が湧きます。
それは、
「そもそもauのLTE回線ってそんなに使うものなの?」
ということです。
WiMAXを契約する上での最大の長所は、絶対的に
「月間のデータ量が無制限」
です。
LTEオプションを利用するということは、その月の利用を「ハイスピードプラスエリアモード」にするということです。
このハイスピードプラスエリアモードが意外と曲者で、よく理解されていない人も多いようです。
まず、一度このモードにしてしまうと、その月は戻せません。
次に、このモードにしてしまうと、その月のデータ通信上限は7GBとなってしまいます。
そうなんです。
この「ハイスピードプラスエリアモード」というのは、WiMAX最大の強みである「月間データ量無制限」を放棄することになるのです。
そして、僕が疑問に思うのが、
WiMAXが利用できなくて、さらにどうしてもデータ通信が必要な状況ってそんなにあるの?
ということなんです。
WiMAX、確かに電波が不安定になることはあります。
そして山間部も弱いです。
でもそもそも、そういったところへ頻繁に行くことがあり、さらにそこで大きなデータ通信をする必要がある人は、WiMAXを契約するのでしょうか。
こういった人は、WiMAXではなく他の選択肢を選んだほうが絶対にいいのです。
ですから、そもそも普段使いでWiMAXが使えている前提で、たまに電波が不安定になるような場合への対策として
- 3年という長期契約
- 月間データ量無制限の放棄
というのが正解だとは思えないんですよね。
もしあなたがWiMAXの契約を検討していてエリアに不安があるようなら、この記事の最後の方にある「WiMAXのエリアに不安がある場合に最適な選択とは」の章を読んでみてください。
きっと参考にしてもらえると思います。
理由その2 端末が限られてしまう
WiMAXの契約を「ギガ放題 3年プラン」にするということは、LTEオプション(ハイスピードプラスエリアモード)の利用が前提です。
そうなると、端末側も「ハイスピードプラスエリアモード」に対応した端末を選択する必要が出てきます。
実は、僕が利用している端末「WX03」は、「ハイスピードプラスエリアモード」には対応していません。
でも大きさや厚さ、重さ、バッテリーの耐久時間、外観などなどの点で、最新のW04より僕が使っている端末WX03の方が良かったのです。
また僕はWiMAXでLTEオプションを利用する可能性を排除したかったので、余計にWX03の方が良かったのです。
やはり人間、便利な機能ってあると使っちゃいますからね。
でもそれでWiMAXの最大のメリット「月間データ量無制限」を放棄するのは嫌だったんです。
ですから、初めから「LTEが使えない端末」で契約したということなんですねー。
僕のように意思が弱い人でなければ、困っても絶対に
「ハイスピードプラスエリアモードを利用しない自信がある」
のかもしれません。
ただ僕はそうではありませんでした笑
それであれば、WiMAXは常に月間無制限で使えることを前提に、電波状態が悪い場合の対応策だけ用意しておけば良いのでは、と思います。
ていうかですね、
緊急性の高いときはスマホのテザリングを利用すればいいんですよ。。。
まあ僕はY!mobileのiPhoneなのでテザリングできませんが、困ったことは一切ありません。
WiMAXの電波が通じるところに移動するか、コンビニやカフェなどのWi-Fiを使うか、最悪友人にテザリングさせてもらえばいいじゃないですか。ちょっとだけなら。
理由その3 契約年数が3年になってしまう
3つめの理由も結構大きいですよ。
それは、契約期間が3年になっちゃうことなんです。
3年後の生活、完璧に読めますか?
例えばスマホの契約は変わっているでしょうし、職場や学校の状況も変わっているかもしれません。
何らかの素晴らしいサービスが出てきて、WiMAXが不要になっているかもしれませんし、W04やWX03よりもっと素晴らしい端末が出てくるかもしれません。
僕はこういった契約ごとは、基本的に「何でもできるだけ短いほうが良い」と考えています。
長期にわたる契約は将来の自分を縛ることになってしまいます。
ですから、契約はできるだけ短く、WiMAXなら2年にしたほうが賢明だと思うのです。
しかも契約期間が1年間長くなってしまうことに対するメリットが、使うかどうかもわからない、使ったらデータ上限が7GBになってしまうというもの。
これは、2年後の自分の1年間を縛るには、ちょっとメリットとして弱いと思いますよ。
WiMAXのエリアに不安がある場合に最適な選択とは
ここまでは、僕が「WiMAX ギガ放題 3年プラン」を必要ないと思う理由を書いてきました。
これを読んだまだ契約前のあなたは、
「じゃあ、WiMAXのエリアに不安があった場合どうすればいいの?」
と思われるかもしれません。
その答えは明確に出ていますので安心してください。
しっかりと説明していきますね。
まずはピンポイントエリア判定を利用する
まずは、何はともあれあなたが利用する場所がWiMAXのエリアかどうかを調べる必要があります。
この調査は僕が一押ししているプロバイダーの公式サイトでも可能です。
このサイトのメニュー内に「エリア確認」というボタンがありますので、クリックして確認してみてください。
そして、これが「◯」であれば次の段階に進みましょう。
もし判定が「◯」だったのに圏外でも、BroadWiMAXなら安心
WiMAXはその電波特性から
「エリア確認で判定が◯だったにも関わらず、自宅で電波が入らない」
ということが起こりえます。
こういったとき、僕らは泣き寝入りするしか無いのでしょうか。
これが違うんです。
BroadWiMAXは「端末到着後8日以内の申請」なら無条件で契約を解除できるのです。
これは法律で定められた「初期契約解除制度」という制度を独自に充実させているのです。
この「初期契約解除制度」は、通信系の契約を消費者が一方的に解除できる、消費者保護の制度です。
ただこの制度は、普通であれば端末の契約には適用されないのです。
これをBroadWiMAXでは、無条件で端末の契約まで含めて解除できるようにしました。
これは非常に大きな安心に繋がりますよね。
詳しくはプロバイダーのサイトに書いてありますが、ここまで契約解除に柔軟なのはBroadWiMAXのみですね。
また、もうひとつの救済措置があるんです。
それは「ご満足保証」というものです。
BroadWiMAXのご満足保証とは
BroadWiMAXでは、万一エリアに納得出来ない場合は以下の方法で契約者の救済措置を取ってくれます。
- 先程説明した「初期契約解除制度」の拡大適用
- ご満足保証
ここでは2の「ご満足保証」について説明します。
この「ご満足保証」とは、
「WiMAXには満足できなかったけど、初期契約解除制度の期限を過ぎてしまった」
という人に非常に有効なものです。
通常であれば、初期契約解除制度の期限を過ぎてしまった場合、解約には「契約解除料」がかかります。
しかし、BroadWiMAXが紹介する他の回線に乗り換える場合であれば、この「契約解除料」なしで乗り換えることができるんです。
乗り換えられる回線の種類は以下となります。
- ブロードひかり with NTT西日本/東日本
- Yahoo!BB
- Broad LTE
どうせ何らかの回線の契約は必要なわけですから、非常にありがたい保証ですよね。
基本的には「初期契約解除制度」を利用することを念頭にしつつ、「どうせ回線が必要だから」ということであれば、ご満足保証を利用しても良いかもしれません。
※どちらも初期費用などは利用者負担となります
そもそもWiMAX以外の選択肢はないのか
ここまで、WiMAXが使えなかった場合にどうすればいいのか、ということについても考えてみました。
ポケットWi-Fiルーターは利用する前提であれば、選択肢はひとつです。
それは、ソフトバンクの4GLTE回線を利用する、NEXTmobile(ネクストモバイル)の契約です。
NEXTmobileは、僕が以前契約していて、会社のスタッフに使ってもらっているものです。
オススメする理由は、
- ソフトバンクの4GLTE回線でどこでもつながる
- 速度も15〜40Mbpsで問題ない
- 月間のデータ量がまともな速度のLTE系で最大の30GBである
こういったことから、つながりやすいLTE系のポケットWi-Fiルーターの中ではイチオシなんです。
僕も実際に利用していましたので、リアルな感想です。
気になる人は、詳しく書いた下の記事を読んでみてください。
▶ 月間30ギガのポケットWiFi!NEXTmobileを実際に契約した感想
最後に
この記事では、WiMAXのプランのひとつ「ギガ放題 3年プラン」について解説しました。
僕の利用方法では、この3年プランはまったく必要がありませんでした。
もちろん利用スタイルは人それぞれ。僕が思いつかないようなメリットが有るのかもしれません。
しかし、LTE回線を使いたいのなら30GB使えるNEXTmobileがおすすめです。
また実用的な速度でポケットWi-Fiルーターを無制限に使いたいならWiMAXでLTEオプション不使用の一択です。
せっかく新しいプランが出てきてちょっと期待したのですが、あまり魅力的なプランではありませんでした。
この記事を参考にして、ご自身に合ったポケットWi-Fiルーター選びがうまくいくことを願っています。
WiMAXのプロバイダー選びはこちらの記事に詳しく書いてありますので読んでみてください!
▶ WiMAX契約ならこの二択。一切迷わせないプロバイダー選び
それでは、また!
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