WiMAXの端末徹底比較!W04とWX03どっちがおすすめ?(PR)
2023/09/29
ドコモやau、ソフトバンクのポケットWi-Fiに比べて、データの使い放題プランがあり、最大通信速度も速いので人気のWiMAX。
WiMAXには現在、公式に販売されているポケットWi-Fiルーターが2機種あります。
その2機種とも、当然ながら最新の通信規格であるWiMAX 2+に対応し、最大440Mbpsの高速通信に対応しています。
その2機種はW04とWX03という端末なのですが、どちらがいいのでしょうか。
最新機種はW04というモデルです。
ちょっと考えると新しい機種の方が性能も良くて、買って損をしないようにも感じますが本当にそうでしょうか。
それでは、ひとつ前の機種のWX03を選ぶのは損なんでしょうか。
ここではWiMAXのポケットWi-Fiルーターの2機種、W04とWX03のどっちを選ぶのがいいのか見ていきましょう。
ちなみに、僕は色々な理由からWX03を使っててめっちゃ満足しています。
販売元であるUQコミュニケーションのホームページには書いていないことも含めて、しっかりと比べていくことにしましょう!
W04ってどんな機種? 性能や使い勝手はどうなの?
W04はHUAWEI製のポケットWi-Fiルーターです。
2017年2月の発売なので、発売からまだ1年経っていない最新モデルですね。
動画がありましたので貼っておきます。
サイズは縦130mm、横53mm、厚さ14.2mmと縦長ですがコンパクトな手のひらサイズ。
重さも140gと軽いので持ち運びに邪魔になりません。
操作感ですが、本体の縦長デザインに合わせて縦スクロールで操作できるようになっています。
ボタンではなく前面のタッチパネルで操作できるようになっていて、アイコンをタップすることで操作するので、スマホの操作感とほぼ同じと考えていいでしょう。
初心者でも直感的に使えるようになっています。
また、専用のスマホアプリが配布されているので、それを使えばさらに使い勝手がよくなります。
別売ですが、有線LANポートが付いたクレードルも用意されています。
クレードルは、無線端末であるWiMAXのルーターを設置して、有線のLANケーブルでパソコンやゲーム機とつなぐことができ、さらに充電が簡単にできる便利なものなのです。
W04は、WiMAX 2+のほかにauの4G LTE回線にも対応していますね。これでWiMAXのエリア外でも、日本全国ほぼどこでも使えます。
バッテリーの持ち時間(連続通信時間)は、モードによって違います。
WiMAX 2+の回線を使う「ハイスピードモード」を使って、通信品質を優先する「ハイパフォーマンスモード」だと約390分利用できます。
また、ノーマルモード(通常モード)で約540分、バッテリーセーブモード(バッテリーの保ちを優先するモード)で約630分となっています。
通信速度を多少犠牲にすることでだいたい10時間ちょっと使える感じですねー。
ルーターと機器をつなぐWi-Fi規格はIEEE 802.11acまで対応しており、WiMAX 2+の高速通信をそのままスマホやパソコンなどの他の端末で使うことができます。
ルーターの通信速度ですが、下り最大440Mbpsの高速通信が可能です。
これめっちゃ速いです。もちろん理論値なのでこのままの速度で通信できることはありませんが、それはどんな回線でも同じですからね。
実測だと15〜40Mbps程度だと思います。もちろん環境によってはもっと速い速度も出ますが、だいたいそんなもんだと思います。
まあこのくらい出れば、十分速いんですけどね。
W04ではさらにauの4G LTE通信も併せて使うことで、下り最大708Mbpsの超高速通信にも対応しています。
ドコモのポケットWi-Fiルーターの下り最大788Mbpsに迫る通信速度ですが、現時点では東京・名古屋・大阪の一部エリアに限られています。
また、2017年9月からWiMAX 2+自体もさらに高速化されて、今までの下り最大440Mbpsから下り最大558Mbpsまで引き上げられました。
ただ、これも東京・名古屋・大阪の一部エリアに限られています。
W04ではこの558Mbpsの通信にも対応しています。
4G LTEを併用する下り最大708MbpsとWiMAX 2+の下り最大558Mbpsの通信を使うためには、W04の電源モードをハイパフォーマンスモードに設定することと、最新のファームウェアにバージョンアップすることが条件になります。
エリアについてはどうでしょうか。
現在WiMAXの通信エリアは日本全国には広がっていて、主要都市周辺はだいたいWiMAX 2+の通信圏内になっています。
ただし、郊外まではカバーされていないので、ちょっと注意が必要です。
都心部最高速の通信ができるようになっていると考えておけばいいでしょう。
エリアはこちらで確認できますよ。ピンポイントエリア判定で確認してみましょう。
料金プランについては、機種で差がつけられていないので、「UQ Flatツープラス ギガ放題」と「UQ Flatツープラス」の2種類から選ぶことになります。
W04の場合、下り最大708Mbpsの通信速度を出すためにLTE回線が必要になるので、LTEオプションが必須です。
「UQ Flatツープラス ギガ放題」なら3年契約、「UQ Flatツープラス」なら2年以上の契約にすることでLTEオプション料1005円が無料になるので、お得に高速通信を使いたいのであれば考えてみる価値はあります。
「UQ Flatツープラス ギガ放題」は月間データ使用量に上限はありませんが、3日間で10GBを超える通信をした場合、またW04に関してはハイスピードプラスエリアモードで月間7GBを超えた場合に速度制限がかかるので注意が必要です。
特にハイスピードプラスエリアモードでの速度制限は128Kbpsとかなり低速なので、使いすぎに気をつけましょう。
W04の価格ですが、UQコミュニケーションのオンラインショップで2800円となっています。
単体での販売はなく、WiMAXの契約とセットで申し込む必要があります。
W04だけ入手してもWiMAXの契約をしなければ使えないので単体販売がなくても問題はなく、かなりお得な価格設定になっています。
クレードルがセットになった商品もあり、これは5100円となっています。
WX03ってどんな機種? 性能や使い勝手はどうなの?
WX03はNECプラットフォームズ製のポケットWi-Fiルーターです。日本のメーカーなのはちょっと安心ですね。
2016年12月の発売なので最新モデルではありませんが、これもまだ発売から1年経っていない新しめのルーターです。
サイズは縦62mm、横99mm、厚さ13.2mmとなっており、W04よりさらにコンパクトな本体になっています。
重さも110gとW04より30gほど軽くなっているので、持ち運ぶ分には大差ありませんがポケットなどに入れて持ち歩いても気にならないでしょう。
操作感ですが、W04と同じくタッチパネルで操作します。
W04に比べて本体が横長な分、画面が大きめで、スクロールすることなく3つのアイコンからメニューを呼び出す形になっています。
この機種もスマホアプリが配布されているので、スマホから簡単に操作することもできます。
W04と同じく別売でクレードルがあります。
有線LANポートが付いているのでWX03をホームルーターとしても使え、挿すだけで充電も簡単にできます。
通信はWiMAX 2+に対応しており、下り最大440Mbpsの通信ができます。
W04と違ってauの4G LTE回線に未対応なので、下り最大708Mbpsの高速通信ができません。
また、高速化された558MbpsのWiMAX 2+通信にも対応していません。
連続通信時間ですが、ハイパフォーマンスモードで約440分、ノーマルモードで約600分、エコモード(W04のバッテリーセーブモードと同じ)で約740分となっています。
W04よりも通信を長く使うことができますよー。
料金プランですが、W04と同じく「UQ Flatツープラス ギガ放題」と「UQ Flatツープラス」の2種類から選ぶことになります。
ただし、WX03についてはLTE未対応なので、LTEオプションが不要です。
速度制限に関しても「UQ Flatツープラス ギガ放題」を選んだ場合に3日で10GBを超える通信をすると速度制限がかかるだけです。
WX03の価格ですが、これも単体販売はなくUQコミュニケーションのオンラインショップではWiMAXの契約とセットにしてW04と同じ2800円で販売されています。
また、クレードルセットもあり、5400円で販売されています。
W04と同様にかなりお得な価格設定でしょう。
W04とWX03を比べてみよう
ここまでW04とWX03がどんな機種なのかを見てきましたが、実際に比べてみましょう。
まず、通信性能に関してはW04の方が圧倒的に有利です。
WiMAX 2+とLTE回線の併用で最大708Mbpsの通信に対応しているほか、WiMAX 2+で高速化された558Mbps通信にも対応しているので、エリアは限られているものの高速通信性能は最大440MbpsのWX03を大きく上回っています。
ただし、これはあくまでベストエフォート(努力します、的な数値ですね)の最大速度なので、実測値とはやはり違います。
調べてみると、W04とWX03はほぼ変わらず、電波状態のいいところでは200Mbps前後のところもあるようですが、おそらく普通は15〜50Mbps程度でしょうねー。
僕のWX03はそんな感じです。
708Mbpsも558Mbpsもエリアがまだまだ一部に限られているので、通常の440Mbps圏内で使う分には差が出ないというわけです。
連続通信時間はW04が一番バッテリーを消費しないモードで約10時間なのに対して、WX03は約12時間と2時間の差があります。
もちろん、これも実測値では変わってくるのでしょうが、連続通信時間については、W04がWX03を上回ることはスペック的にないでしょう。
料金プランや価格についてですが、料金プランはどちらも同じです。
ただし、WX03はLTEオプションを考える必要がない分、簡単ですよね。「UQ Flatツープラス ギガ放題」一択でしょう。
7GB制限のあるプランにする意味はありません。
逆にW04はLTEオプションを考える必要があるので、少しでもお得に使うなら「UQ Flatツープラス ギガ放題」の3年契約か「UQ Flatツープラス」2年以上の契約に絞られてきます。
ていうかですね、WiMAXを持つ以上「月間のデータ量無制限」が最大のメリットとなるわけですから、W04にしてバッテリー性能を落とし、さらに7GB制限のあるLTEオプションを付ける意味がないと思うんですよねー。
ちなみに本体価格はUQコミュニケーションのオンラインショップではどちらも同じです。
クレードルがセットになるとWX03の方が300円ほど高くなります。
本体価格については、契約するプロバイダーによっても変わってくるので、一概にどちらがお得か判断できないところもありますが、僕のおすすめプロバイダーではどちらも端末代は無料です!
プロバイダーについてはこちらの記事で書きました!
▶ WiMAX契約ならこの二択。一切迷わせないプロバイダー選び
よかったら読んでみてくださいねー。
ではW04とWX03、どっちを選ぶ?
「で、結局どっち選べばいいの?」
って思われると思いますが、ズバリ解説しましょう。
東京・名古屋・大阪に住んでいて、近隣に708Mbpsや558MbpsエリアがあるのであればW04を選んでもいいかも知れません。
自分の行動範囲を考えて、440Mbps圏内から出ないのであればWX03を選ぶ方がいいでしょう。
というのも、やはり連続通信時間が2時間長いのはモバイラーにとっては大きなアドバンテージです。
440Mbps圏内であれば通信速度は変わらないので、敢えて最新機種を選ぶ必要はありません。
LTEオプションで契約が複雑になるのも、W04を選びにくくする理由です。
W04を選んで708Mbpsや558Mbpsエリアで使えば確かにそれなりの速度は出るでしょうが、実際のところ50Mbpsでも十分に使用に耐える速度です。
将来的には高速回線対応の機種にしてもいいのでしょうけど、個人的な意見ではありますが、現時点では僕が実際に使っているWX03を選ぶ方が長時間通信ができるという点で勝っていると思いますよ!
最後に
この記事では、WiMAXのモバイル端末「W04」と「WX03」について比較して解説しました。
個人的には余分なオプションであるLTEオプションを選ぶ必要がなく、さらにバッテリーの持ち時間の長いWX03がおすすめです。
ただ、理論値ではありますが最大の高速通信に対応しているW04がいい、という意見も理解はできます。
あなたはどちらを選ばれるのでしょうか?
この記事があなたの決断に少しでも役立てば、嬉しく思います。
それでは、また!
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