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【ネタバレ無し】NHK大河ドラマ 真田丸 第一話「船出」の感想

      2018/07/18

2016年の大河ドラマは、戦国時代の英雄とも言える真田一族のお話「真田丸」。2015年の「花燃ゆ」は全然興味が沸かず、「軍師官兵衛」以来1年ぶりの視聴となりますが、第一話を観てすでにかなりおもしろかったので今年は最後まで見ると思います。

そんな真田丸の第一話「船出」をネタバレしない程度にレビュー。

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戦国時代における真田家と立ち位置とは。

さて真田丸の主人公は真田信繁。一般的には真田幸村の名前で広く知られている、戦国時代の英雄のひとりです。僕は歴史にはそれほど詳しくありませんが、横山歴史漫画や池波正太郎、司馬遼太郎などの小説をかじるくらいには知識がありますので、真田信繁もかっこいいなあと思いますが実はその兄や父、祖父の活躍のほうが胸が踊ります。今回の大河は父・昌幸、兄・信之がどのように描かれていくかが非常に楽しみです。

戦国時代における真田家というのは、まずは甲斐国の武田家の家臣として名を上げます。その後非常にうまく立ち回り、織田家・豊臣家・徳川家と渡り歩いて江戸時代には信濃に所領を安堵されます。

これは父・昌幸が真田家を残すためにとった戦略の賜だと思いますが、そのあたりは放映を進める毎に触れていきたいと思います。

タイトル「真田丸」とは

今回のタイトルとなっている「真田丸」。船の名前のように思われるかもしれませんが、おそらくダブルミーニングを採用しているのかと思います。

一般的に「真田丸」といえば、大阪冬の陣において信繁(幸村)が築いた出城です。大坂冬の陣といえば信繁の人生のハイライトのひとつとなる出来事。これに真田家がどうやって戦国の荒波を乗り切ったのかという意味を含めて名付けたのではないかと考えています。

脚本が三谷幸喜、役者陣もツボ

そして脚本は三谷幸喜さん。

三谷幸喜さんといえば、様々な映画やドラマで傑作を連発している劇作家、脚本家、演出家、俳優、映画監督ですよね。

僕の大好きなドラマに「王様のレストラン」がありますが、脚本は三谷幸喜さんです。また映画もみんな面白いですし、初の大河となった「新選組!」も最初から最後までしっかり見きりました。

三谷幸喜さんの歴史ものの脚本は「史実と違う」とか色々言われることが多いのですが、エンタメなんだからそのまま作ったってどうしようもないわけで、僕は適度な笑いや面白い脚色がある彼の脚本が大好きです。

今回もちょっとくすっとさせる演出が随所に散りばめられていて、初回ですっかり惹きこまれました。

真田昌幸がすごくいい味出してる

そしてなんといっても今回の僕的一番の魅力ポイントは草刈正雄さん演ずる真田昌幸です。いい味出しまくっています。

主君・武田勝頼には「真田がいれば大丈夫!」といった裏で息子たちには「武田は滅びるぞ」などと表裏を使い分ける感じとか、戦国有数の智謀の持ち主であることをしっかりと描いています。そして草刈正雄さんの演技も本当にハマっていると思います。

昌幸は江戸時代まで生き延び、かなりの活躍を見せるので今後の描かれ方がとても楽しみです。

まとめ

初回を見終わった感想。「これは全部最後まで見ちゃうなー。初回から超面白いもんな」というものでした。

もちろん三谷幸喜さんの脚本や俳優さんの演技がすばらしいのは当然ですが、僕的ポイントは「幼少時代が無い」こと。

大河で描く幼少時代は、必要なこともわかりますが正直退屈なんですよね。あの大人役の役者さんが出てきた時の喜びは、幼少時代が退屈なことの裏返し。これが無いだけでもかなり嬉しいですし、期待大です。

それと、3D地図監修として信長の野望シリーズで有名なシブサワ・コウのクレジットがあるのもツボでした!

今後の展開がとても楽しみなドラマができました。これで一年間しっかりたのしめるコンテンツができました。

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