Hip Hop好きなら見ておくべき。映画「ストレイトアウタコンプトン(Straight Outta Compton)」
2017/02/23
僕は昔、踊る方のクラブ通いをしていまして、特に好きだった音楽のジャンルがHip Hopでした。そして最近はApple Musicを有料で使っていることもあって、昔聴いていた音楽、80-90年代のHip Hopを色々と聴き直したりしていました。
そんな時代のHip Hopシーンの伝説的グループN.W.A.。彼らの伝記的映画「ストレイトアウタコンプトン(Straight Outta Compton)」が公開されたので、早速観てきました。
Hip Hop好きなら観て損はなし!っていうかとりあえず観とけレベル
映画のタイトル「ストレイトアウタコンプトン」というのは、N.W.A.のファーストアルバムのタイトルです。
愛用の映画レビューアプリ「Filmarks(フィルマークス)」でのスコアあが4.1ということもあって、かなり期待して映画館に足を運んだわけですが、結論から言うと「Hip Hop好きならまず観といて損なし」レベルの面白さでした。
僕はN.W.A.をリアルタイムでは聴けていないのですが、19歳ごろになってHip Hopを聴きだしてからも、洗練されていると勝手に思っていたNYのHip Hopが好きで、LAのHip Hopはそれほど聴いていませんでした。そのLAのHip Hopの伝説的グループである彼らの音楽も、それほど熱心に聞いていたわけではありません。
しかしそんな僕が観ても、全編通じてかなり前のめりで観続けていました。
ネタバレするので詳しくは書きませんが、何がそんなに面白かったかってまずとにかくカッコイイわけです。DR.DREやEAZY-Eもいいのですが、とにかくO’Shea Jackson Jr.演じるアイス・キューブが特に。
※O’Shea Jackson Jr.は実際にN.W.A.の主力メンバーだったラッパー、アイス・キューブの実の息子です。
まあHip Hopカルチャーにつきものの銃撃・殺人・麻薬等の描写もありますので、苦手な人もいるかもしれません。しかし当時の人種差別や格差の問題にも触れられていますし、中学生だった僕の記憶にも残っている「ロドニー・キング事件に端を発するロサンゼルス暴動」も描かれるなど、社会的な側面も盛り込まれています。
ビジネスや音楽、友情や葛藤、社会問題などをふんだんに散りばめたこの映画は、音楽カルチャー映画としてではなく、単純に映画作品として相当おもしろいと思います。
唯一の問題点といえば、劇場に来ているお客さんのガラが悪いことw まあこの映画は特殊な映像効果が使われているわけでもないので、そういう悪そうなお兄さんたちが苦手なひとは家でDVDでみたほうが良いかもしれませんね。
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