幼稚園代わりに英語プリスクールに通う子育ての効果は?
2016/10/08
我が家では子どもたちに英語に親しんでもらおうと、色々な機会を与えています。そのひとつが長男が2歳のころから通っていたプレップ・プリスクールがあります。
効果は?英語ダメ両親が子供に日本で5年間英会話を学ばせた話
そこそこ費用もかかりますし、その効果はどうか気になるところだと思いますので、我が家の状況を一例として検討材料にして頂ければと思い、書いてみます!
幼稚園に通う前の2歳からプレップに。複数の教室を検討。
長男の成長とともに英語教育について検討。複数の英会話スクールへ体験入校
我が家の場合、妻が英語に対して憧れを持っていたこともあって、英語教育にはかなり前向きでした。実際に妻も小学校の頃に英会話スクールに通っていたようで、それが原体験となって「英語楽しい!」という意識が根付いているようでした。
※ちなみに妻の英語力は、「わからない人に向けて話される英語は、なんとなく理解できる」程度みたいです。
また、当時僕がWeb制作を学んでいたので、英語のドキュメントに触れる機会が多かったんですよね。しかしこれらを読むのがなかなか苦痛でした。もっと英語を勉強していたら、早く多くの情報を得られるのに、という思いがありました。
そんな2人だったので、長男が成長するにつれて自然と「英語どうする?」という話になっていきました。
幸い我が家の家があるところは名古屋市の都心近くでしたので、調べてみたら複数の英語教室があることがわかりました。
また、分不相応ながらそこそこ地価の高いところに住んでいたので、妻にも教育熱の高いママ友が複数いて、情報交換もできたようです。
そこでそのママ友とそのこどもたちと一緒に、複数の英語教室へ体験入校させました。
このとき良かったのは、子どもたち同士がすでに友達だったことですね。どこのスクールへ行っても全力で楽しんでいたので、スクール側の対応や雰囲気がよくわかったのでした。
幼稚園に入る前の2歳児のためのプレップへ入校
そして、複数のスクールの中からひとつを選んで、2歳から入ることができるプリスクールに入学させました。
このスクールを選んだ理由は、体験したスクールの中で
最も「教育」を大切にしていること
でした。またサポートする日本人全員が保育士の資格を保有していました。
もちろんこの日本人スタッフも留学経験があるなど、英語を話すことができますので、スクール内の会話はすべて英語となります。
そして講師はすべてネイティブ。
これは妻にとっても良かったようです。
プレップというのは、2歳児が入ることの出来る、ママと一緒に受けるプログラムのことですね。ここでママの手を離れるプリスクールへの準備をしていきます。
ママと一緒に受けるということで、僕の妻の英語への欲求がかなり満たされたようですし、また英語力自体も上がったと言っていました。
長男の英語については、簡単な単語を「これ日本語は?じゃあ英語は?」と聞くとちゃんと答えられるようになってきますし、発音を聞き分ける耳も育ったのは実際に感じていました。
プレップのプログラムの内容は、主に遊びが中心となります。その遊びのツールとして英語を使う、という程度です。ま、二歳児ですので、それは当たり前でしょうね。
教育というより、教育の準備といったほうが適切です。しかし、3歳から入ることの出来るプリスクールに通うことを念頭に置いているのであれば、プレップは入ったほうがいいと思います。
プレップに入ることでまず耳が育ちます。また様々な人種の先生への慣れもあります。簡単な挨拶程度なら英語で受け答えをするようにもなります。
なにより英語に対する抵抗を感じる前に、英語があって当たり前の状況を作ることが一番かなと思っています。
3歳になる歳からは幼稚園代わりのプリスクールへ
3歳の頃はプリスクールで週4日英語漬けの日
2歳の頃の1年間をプレップで過ごした後、プリスクールへと入学します。
もちろんここで普通の日本の幼稚園に行きながら、「園児アフタークラス」に通うという選択をする家庭もありますし、週3幼稚園、週2プリスクールという方法を取る家族もあります。
この辺りの判断は非常に難しいところでしたが、我が家では週4日のプリスクールへ通わせることにしました。
その理由は、やはり中途半端になるのが一番良くないと思っていたからです。
また我が家では妻が「専業主夫宣言」をしていましたので、プリスクールへいかない場合でも幼稚園へ通わせることになるのですが、そのふたつでは費用にそれほど大きな差がなかったということも理由の一つでした。「どうせこのくらいの金額なら、英語に慣れ親しむほうがいいかな」と思ったんですよね。
結果的にこの判断は大正解だったと思っていますが、それは後述します。
さて週4日、1日4時間をネイティブの英語にさらされて過ごした我が家の息子。効果については後程詳しく書きますが、問題になってくるのは「通常の幼稚園で受けられるであろう教育」と「考え方が日本人とかけ離れて小学校で浮くのではないか」ということです。
この2つは本当に考えぬいての判断では有りますが、日本語の教育については専業主婦だった妻がかなり熱心に教えてくれていましたし、いまは小学校になった息子が、友人と遊ぶ様子を見ていても、いまのところはそれほど問題がないように思います。
そして効果を実感した妻と僕は、小学校になったらどうしても英語に触れる量が減ってしまうことを考えて、年長になった時には週5日通わせることになります。
夏休みはサマースクールへ
幼児期でも大人でも一緒だと思うのですが、英語には触れる量が大事だと思います。
実は僕もマンツーマンの英語教室に通っているのですが、週一回1時間ですので、息子が触れていた量の1/20程度。そしてやっぱり英語への慣れは出てきたものの、話せるかどうかで言えばほぼ「話せない」と思っていい状態です。
息子の場合も、普段は週に20時間、それが3年ずっと続く(年少・年中時週に16時間)わけですが、夏休みだけはどうしても英語から離れてしまいます。
そこで我が家では、スクール側の術中にハマっているのは百も承知でサマースクールにも入れます。
その気持は「せっかく積み上げたものを崩すのはもったいない」という心境に尽きます。
幸い我が家では頑張ればその金額を出せる状況でしたので、迷ったもののサマースクールも毎回参加させていました。
またこどもたちが夏休みの平日に每日家にいても、妻が大変なだけです。お手伝いさんを呼ぶよりは安いだろうという理由で通わせていた面もありました。
おかげで妻の育児ストレスもそれほど貯まらずにここまで来られているようです。
その効果は?英語話せるようになるの?
さて、そこそこお金を使って長男をプレップ・プリスクールと通わせてきたのですが、一番気になるのはやはり「話せるようになるの?」ということですよね。
結論から言うと、
小学校入学の時点でその辺の中学1年生レベル
にはなっているのではないでしょうか。
授業はすべてネイティブの講師です。その授業をすべて理解し、拙いながらも英語で全てを答えていきます。
もちろん単語も普通に覚えていきますし、WiiUや3DSなどのゲームの画面に出てくる英語もほぼ理解しています。
子供に「先生の英語わかるの?」と聞いても、「うん、だいたいわかるよ」と言います。
それと、発音はびっくりするくらいいいです。よく言われる「R」と「L」の違いなども息子に言わせると「全然ちがうじゃん」とのこと。実際「Camera」という単語を発しているのを聞いた時は、その「r」の発音の自然さにかなり驚いたことを覚えています。
また、外国人に対しても全く抵抗なく話します。完全に慣れています。外国人に、というより多様な人々に、という感じです。
先日も一緒に動物園へ言ったのですが、片言の日本語を話す外国人でしかも視覚に障がいを持った人に道を聞かれる機会があったのですが、率先して話していました。これも、普通の幼稚園や保育園でなく、様々な人種の講師が教えてくれるプリスクールへ通わせた効果かもしれないなと感じていました。
そして僕がなにより大切だと思っているのは
「僕は英語が得意なんだ」
という意識を息子が持っていることです。
やはり「好きこそものの上手なれ」ではあるのですが、上手だから好きになるということは絶対にあります。人間得意なことは楽しめるんですよね。そして楽しめるからまた上達していく。
ま、これは仕事も同じだと思いますが、息子の教育にも「好き」と「成功体験」を上手に織り交ぜて行きたいと思っています。
まとめ
ということで、今日はプレップからプリスクールへ通わせた体験を中心に書いてきました。
お金の問題や教育、文化の問題など様々な懸念点はありますが、我が家ではその懸念点を圧倒的に上回るメリットを感じています。
そして今でも息子は小学生アフターに通い続けています。
やめたい?と聞いても「友達もいるし、全然やめたくないよ」と言っていますので、このまま続けさせようと思います。
その他にも子供の英語教育について実践したことを書いていきますので機会があったら読んでみてください。
今後の更新予定
- 日本語教育は家庭でみっちりとやる必要あり
- 小学校に入学してからはアフタースクールに
- とにかくお金がかかる
- 接する時間の多い母親の英語に対する気持ちが大切
- 2〜3歳から通える名古屋の英語スクール
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