遠藤憲一の上杉景勝は最高の配役真田丸12話人質の感想

2016/03/28 2018/07/18

真田丸12話「人質」。最高に面白かったですね。今回も“ほぼ”ネタバレ無しで感想を書きます。

今回の放送は完全に上杉景勝をフィーチャーした放送。これまた脚本の妙を感じさせてくれました。そして村上新悟演ずる直江兼続も相当いい味出してきましたね。

これから長く上杉と真田は味方として動いていきます。その発端が今回の放送でした。胸のすくような、いいお話でしたね。

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今回のあらすじ

徳川との決裂が決定的となった。上杉の支援を受けるため信繁(堺雅人)は人質として越後へ行き、景勝(遠藤憲一)のもとで暮らすことになる。一方、残された梅(黒木華)は、きり(長澤まさみ)に意外な事実を明かす。謙信ゆずりの名君ぶりを見せる景勝だったが、実は戦続きで疲弊した領国経営に四苦八苦していた。真田が上杉と手を結んだことを知った家康(内野聖陽)は上田に向け侵攻を開始。いよいよ第一次上田合戦が迫る。
あらすじ　第12回「人質」｜NHK大河ドラマ『真田丸』
http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/story/story12.html

上杉景勝がいいヤツ過ぎてヤバイ

もう今回の感想はこれしか書かないかも。

ってくらい遠藤憲一演ずる上杉景勝がいいヤツ過ぎてビビります。

朴訥な人柄を表現する脚本・演出。

「カッコつける殿」っぷりを臆面もなく演じきる遠藤憲一のあの独特な演技。

どちらも最高にかっこよくて最高に面白かったですね。

今回のような特に合戦のシーンもない放送回で、ここまで楽しめるのはなかなか無いのではないでしょうか。

それには役者本人の魅力はもちろんのこと、やっぱり脚本の力が相当大きいと思います。

真田丸において三谷幸喜は、不器用ながらも義に厚く、ついついカッコつけちゃうという、ちょっとダメっぽい人間味あふれる上杉景勝を見事に描いています。これがまた遠藤憲一の演技とピッタリ合うわけです。

おそらく三谷幸喜は上杉景勝が大好きなんだろうなー、と思わずにはいられない描きっぷりですね。

そしてかの超優秀な家臣、直江兼続も冷酷なだけじゃない、実は色々分かってて本当はイイヤツ、みたいな演出もとても良かったです。

そう、今回の放送回は上杉家の人々のかっこよさが凝縮されてしましたね。最高でした。

次回はついに第一次上田合戦。真田丸序盤の最大のハイライトとなるはず

さて次回の放送では遂に真田丸で序盤の最大のハイライトとなるであろう、第一次上田合戦が描かれる予定です。

この第一次上田合戦、鳥居元忠率いる徳川7000ほどの軍勢を真田家が2000の兵で打ち破るという奇跡を起こします。

これ以来徳川と真田家は良くも悪くも切っても切れない縁となって、昌幸・信幸・信繁の真田親子が徳川家と深く深く関わっていきます。

昌幸・信繁親子は真田本家として再び徳川の大軍を上田城で迎え撃つ第二次上田合戦・関が原の戦いから大阪冬／夏の陣まで続く豊富陣営へ。

そして源三郎信幸率いる真田分家は徳川家臣となって第二次上田合戦・関ヶ原の戦いでは昌幸・信繁のいる上田城を攻める側に回ります。

第一次上田合戦に次ぐ、真田家の次のハイライトはこの第二次上田合戦です。

家康は生涯真田家に煮え湯を飲まされ続けることになりますね。

正直今回の放送の最後の予告編に出てきてた、うめのストーリーとかいらないので、しっかり合戦を描き切って欲しいのが本音ですが、まあ三谷作品で他の大河と同じようなことをやっても仕方ないので、我慢してきりやうめのエピソードも見ていきましょう。

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次回放送 13話「決戦」のあらすじ

ついに徳川家康(内野聖陽)の大軍が上田に押し寄せる。越後から戻った信繁(堺雅人)を加え、真田家は一丸となって昌幸(草刈正雄)の計略を実行、徳川軍を迎え撃つ。梅(黒木華)の機転をきっかけに、信繁は真田家の家紋「六文銭」の描かれた旗を戦場に高々と掲げる。数倍の数の敵を相手に、昌幸の策は次々と成功。真田家は痛快な番狂わせを演じるが、最後にたった一つの誤算が生じる。信繁が駆けつけた先で見たものとは…。
あらすじ　第13回「決戦」｜NHK大河ドラマ『真田丸』
http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/story/story13.html