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説得力ありすぎ。現場で働いているスタッフの意見にこそ真実あり

      2017/02/23

ここのところさながら傭兵のように他社請け案件のWebディレクション業務をしていまして、打ち合わせの数も相当なものになってきています。

先日もお客さまとの打ち合わせをしていて、どうにもうまく話がまとまる感じがしない状況に陥っていました。

そんな時、打合せに参加していた中のひとりが「現場のスタッフさんをこの場に呼びましょう」と提案し、そのことが打合せを大きく前進させて方針を決定づけた、ということがありました。

業者と担当者で話していても机上の空論になりやすい

WebサイトやLPをつくる案件の場合、概ねクライアントのWeb・広報の担当の方が打ち合わせに出席されます。

それ自体は特に問題がない、というかそういった方々が出席されるのは当たり前ですが、現場の最前線で仕事をされていて、お客さまの「生の声」に最も触れているスタッフさんが出席することは少ないですよね。

もちろん担当の方もその業界においてはプロフェッショナルであり様々な経験をされてきた方だとは思うのですが、現場から遠ざかっていたりすることが多いように思います。

そうなると我々業者と話していても、いま実際に現場で起きていることを知識や情報としては知っていても実体験をしていないので、どうも机上の空論に陥ってしまいがちです。

先日の打ち合わせの状態が(後からわかることですが)まさにそういった状態でした。

現場のスタッフさんを会議メンバーに入れ、意見を傾聴することの大切さ

しかし現場のスタッフさんを会議室に招き入れ忌憚のない意見をもらうと、正直担当者さんも驚くような方向に話が転がっていきました。

まず担当の方にとって「知識としては知っていたがメインの訴求ポイントにはならない」という商品の機能があったのですが、現場のスタッフさんからすると「むしろこっちの機能が受けている」とのこと。

またスタッフさんいわく「メインの機能については、短時間では良さを表現するのが難しいので、こちらを訴求しても問い合わせにはつながらない」とのことでした。

これらの情報は担当者さんの頭の中には一切なかったようで「目から鱗」だと仰っていましたし、実際いままで僕たちが頂いていた資料にもそのような訴求は一切なかったのです。

当然ですが、Webサイトの方向性を現場のスタッフさんから意見の方に切り替えて進めることとなりました。それまでの方向性に疑問を感じていただけに、非常に貴重な体験をすることができました。

やはり「事件は会議室では~」の通り現場の意見をどれだけ吸収できるか、そしてそれをいかにマーケティング全般に反映できるかが大切なのでしょう。

そんなことを思ったのでした。

Photo credit: marumeganechan via VisualHunt.com / CC BY-ND


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