田舎にも仕事はあるけど都会の方が多い、という当たり前の話
2017/02/23
イケハヤさんの『「田舎には仕事がない」とか完全にウソ』というエントリーがありますが、僕もそう思います。
田舎にだって仕事はあるに決まってます。みんなそこで生活してるわけですし。
ただ、田舎には田舎の仕事があると思います。
でも都会から田舎に行った場合、意識が変えられないと不幸になると思うんですよね。
その辺りについて考えてみます。
田舎にも仕事はあると思う
イケハヤさんの言うとおり、田舎には田舎の仕事がたくさんあると思います。
僕の母方の祖父母は鹿児島のものすごい田舎で生活していましたけど、それなりに忙しそうにしてたのを覚えています。
農家だったんですけど、複数の畑で仕事をしつつ、家に帰ってからも様々な作業をしてましたしね。
で、僕が生まれ育ったのは200万人ほどが生活する大都市に隣接する郊外都市。
僕らが小さい頃は緑も多くて、のどかな風景でした。
そんな郊外の街も、最近は空港が近くにできたりして幹線道路が整備され、交通の便もよくなったことから地価が上がっていると両親が言っていました。
今は隣接している大都市の真ん中に引っ越してしまった僕ですが、たまに地元に帰って中学時代の友人と飲みに行くのですが、やっぱりみんなアラフォーですから仕事の話になりますよね。
話を聞いていると、「やっぱり僕は住めないなあ」って思っちゃうんですよね。
都会のほうが絶対に仕事の種類が多い
何で僕が地元に住めないかっていうと、もう圧倒的に選べる仕事が少ないんですよね。
僕、一応零細企業を経営してますけど、完全に都会でしか成立しないスタイルで仕事をしています。
これだけネットが整備されていつでも連絡が取れる世の中になっても、やっぱり人って近くにいる人と仕事をしたいんですよ。
これ実際に都会で起業して、オフィスが近くにあるひとたちと一緒に仕事をすることがとても多い僕が言うんだから真実だと思うんですよね。
起業なんてしなくても、普通の人がなるべく仕事を自由に選びながら生活していくには、やっぱり都会のほうが絶対的に都合がいい。
そもそも人が多いんだから、様々な仕事が成立します。
例えば東京って演劇で興行が成り立ちますよね。
東京に行って驚くことのひとつに、普通にジャニーズのアイドルが舞台公演に出演してることなんですよね。
でも、僕が住んでいる名古屋市ではちょっと厳しいなーって思います。
劇団四季とかはありますけど、あれはちょっとレアケースですよね。
あれってやっぱり人口が圧倒的に多いから、マニアックな商売でも適正な数であれば成立するひとつの例だと思います。
名古屋だと、それがそもそも興行として成立しないわけですから。
田舎に住める人の条件
さてそんな、都会で生きていくことを推奨している僕ですが、田舎で暮らしている友人もいます。
そんな彼は、凄腕のプログラマです。
「彼にお願いしたい」と仕事が来ちゃうタイプの人です。
ずば抜けたスキルがある人だったら別ですよね。わざわざ遠くても、顔が見えなくても仕事を依頼したくなるほどのスキル。
しかもその彼はそんなスキルがあるのに、お金やモノに執着が無い。だからそれほど稼ごうとも思っていないんです。
こういう人は田舎でも十分に仕事や生活が成り立っていきますし、本人もとても快適そうに生活しています。
また、田舎にある仕事がしたいひともいいですよね。
例えば農業。農業は都会では厳しいですからねー。なんと言っても地価が高いですから。
あとは地方自治体の仕事とか、ガテン系の仕事、店舗の店員なんかも都会にいる必要はないですよね。
でも総じてその数は少ないと思います。その狭き門に入れないから、好きじゃない仕事を生活のためにやってる、という友人が多いんですよね。
まあ否定はしませんけど、僕はちょっとつらいなあって思っちゃいます。
まとめ
同じ中学を出ていて、東京で会社を経営している友人はこう言っていました。
「俺が成功しているとして、唯一みんなと違うところがあるとすれば、それは東京に来たことだけだね」と。
それって結局人が多いところのほうが、仕事の種類やチャンスがたくさんあるってことですよね。
多分名古屋にいる僕のことも、その友人に言わせれば「名古屋仕事ないでしょ」って思っていると思います。
もちろんそれぞれの持場で頑張ればいいのですが、やっぱり職業選択の自由は都会にいたほうが幅が広いなとは思います。
田舎の仕事に辟易している人は、心機一転引っ越してしまうのは割りとアリだと思いますよ。
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