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真田太平記と真田丸 同時代を描く2つの物語を同時に楽しむ

      2018/07/18

NHK公式HPより

NHK公式HPより

2016年のNHK大河ドラマとなった真田丸。

僕も毎週楽しみに見ているのですが、実はもうひとつ真田家に関する物語を同時に楽しんでいます。

それは池波正太郎の長編小説「真田太平記」。

どちらも相当面白いですし、同時に楽しむことで僕の中で大きな相乗効果を生んでいます。

いま真田丸を楽しんでいる人に、年末までの間に読むのにちょうどいい真田太平記をオススメします。

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真田丸は三谷流時代劇の真骨頂

真田丸、毎週面白いですよね。

色々演出などの部分で賛否両論有るでしょうが、僕は新選組!も好きでしたし、清須会議も好きでしたからね。

三谷幸喜の時代劇、基本的にかなり楽しめる方なんですよね。

真田丸では草刈正雄の真田昌幸を始め、様々な役者がいい味を出していますよね。

その演技と脚本が相まって、普通の大河ではなかなか味わえない作品になってきていると思います。

史実として確認されているところは忠実に、確認されていないところは自由に創作された真田家の物語となっていますね。

僕が一番好きな部分は、脇役の武将が個性豊かに描かれているところです。

例えば遠藤憲一が演じている上杉景勝なんかは、ホントにいい例だと思います。

実年齢と役の年齢に開きがあるのが気になるところではありますが、それを補って余りあるハマり具合ですよね。

あと小日向文世の豊臣秀吉もいい味出しています。秀吉は登場したばかりで、おそらく秋ごろまではかなり密接に物語に絡んできますので、まだまだ楽しめますね。

それと真田信繁(幸村)最後の敵となる徳川家康は内野聖陽が演じていますが、宿敵と言っていい相手ですので、どう立ちまわってくれるのか、老いた家康をどう演じるのかいまから楽しみです。

真田太平記は池波正太郎ならではの傑作

そして小説「真田太平記」。

僕は真田丸が始まるタイミングで、Kindleで合本版(1〜12巻までがセットになっているもの)を買いました。

Kindleを持っているのでしたら、荷物にもならずに一気に読めておすすめですね〜。

さて内容ですが、池波作品の超傑作と言っていいと思います。

お馴染みのちょっとエロい女忍者もちゃんと出てきますし、真田十勇士や真田丸とはちょっと違う「佐助」も出てきます。もちろん忍者です。

そう、池波正太郎の作品て忍者が活躍するんですよね。

それも必ずと言っていいほど色気たっぷりの女忍者が大活躍します。

真田太平記では「お江」という忍者が準主役と言っていいほどの活躍を見せます。これもまたとてもおもしろく読み進められます。

また真田丸との大きな違いのひとつに、真田家の長男・源三郎信幸の描かれ方があります。

大泉洋の信幸はどちらかというとちょっと出来が悪くて真面目で不器用に描かれていますが、真田太平記ではめちゃくちゃ出来る兄貴として抜群の存在感を放っています。

このあたりの違いを楽しみながら読むのも、またいいものです。

あ、実は真田太平記は過去に大河ドラマとして放送されていたんですよね。

そしてその時、信繁(幸村)を演じていたのがなんと若かりし頃の草刈正雄。

これは三谷幸喜ならではの、太平記に対する大いなるリスペクトですよね〜。

素晴らしい。

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どちらも併せて楽しむと相乗効果あり

さて、同時期の真田家を描く真田丸と真田太平記。

登場人物は当然似通ってきますので、真田丸の役者を思い描きながら太平記を読むのもいいですし、また太平記の描かれ方との違いを楽しむと、三谷幸喜の脚本の良さがしみじみとわかるように思います。

合本版は9,633円とちょっと高めで、中古で紙の本を買ったほうが当然安いのですが、やはり持ち歩きや暗いところでも読みやすいなどの利点があるので僕はKindle版をオススメします。

またKindleを持っていない人はこの機会にKindleを買うのもありですよね。

僕は完全に読書量が増えましたよ!

そのKindleはこちら。


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