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真田昌幸の弟・信尹がキレ者すぎる真田丸14話 大阪 感想

      2018/07/18

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前回の決戦で序盤のクライマックス「第一次上田合戦」も終わり、しばらくは平穏の日々が続くはずの真田丸。今回もほぼネタバレ無しで感想を書いていきます。

今回の放送は色々な新登場人物が現れて、今後の絡みが非常に楽しみなところですが、気になった人物について触れていきます。

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今回のあらすじ

物語の新たな舞台は大坂。天下をほぼ手中にした羽柴秀吉(小日向文世)が、全国の大名に服従を求めていた。上杉景勝(遠藤憲一)はこれに応じてやむなく上洛。信繁(堺雅人)も景勝に付き従う。徳川家康(内野聖陽)や北条氏政(高嶋政伸)も強大な秀吉の前に決断を迫られる。途方もないスケールを誇る大坂城に入った信繁は、茶々(竹内結子)や石田三成(山本耕史)らと出会い、秀吉の天下取りを間近で目撃することになる。
あらすじ 第13回「決戦」|NHK大河ドラマ『真田丸』
http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/story/story13.html

やっぱりまずは石田三成 山本耕史、意外とはまり役か。

今回初めて登場した人物の中で最も目立っていたのは何と言っても山本耕史演ずる石田三成でしょう。

今後の真田家とは、関が原の戦い(第二次上田合戦)までは切っても切れない中となっていく石田三成。今の描かれ方はかなり嫌なやつっぽい役となっていますが、今後どうなるか。

秀吉が最も信頼を寄せた武将の一人でもあります。

この石田三成を演ずる山本耕史、意外とはまり役かもしれませんね。

今までの三成像からするとちょっと線が太い感じがしますが、嫌なやつをやらせても上手い山本耕史なら、また新しい三成を見せくれる期待が大きいですね。

個人的には軍師・官兵衛の時に三成役を演じた田中圭もかなりよかったですが、果たして今回はどうなるのか。楽しみに見ていきたいと思います。

真田家と上杉家、豊臣家の運命に関わる直江兼続

次に僕が注目したのは直江兼続ですね。

直江兼続は上杉景勝に仕え、その景勝からの信頼も厚い重臣でした。

演ずる村上新悟も、ちょっとクールな兼続役をうまく演じ、石田三成との共通点から今後の豊臣勢の結束を感じさせるものがあります。

後の関ヶ原の折には、徳川が「豊臣家の大老として」兼続のいる上杉成敗に赴きます。

そのタイミングで、石田三成は「豊臣家の奉行」として徳川に対して戦を仕掛けます。

そして真田昌幸・信繁親子は豊臣方について徳川と戦い、38000の兵をわずか2500の兵で翻弄(これは諸説ありですが、真田丸では翻弄するでしょう)する第二次上田合戦へとつながっていくのです。その時の信幸は上田城攻めに参加するものの昌幸・信繁親子と直接戦うことはありませんでした。

このあたりの流れは徳川との敵対から続くもので、これが信繁の最後となる大阪夏の陣まで連綿とつながっていくのです。

歴史の面白さを感じずにはいられませんね。

何と言っても実はキレ者・真田信尹

そして個人的に今回の放送でもっとも印象に残ったのは、家康に召し抱えられた真田信尹でした。

真田丸での信尹の描かれ方は相当のキレ者として描かれているのが印象的です。

信尹は今後、徳川家に仕えながらも真田家と連絡を取り合い、両家にとって大きな役割を果たしたものと思われます。

また最後には信幸率いる真田本家(昌幸・信繁没後の本家・それまでは分家)とは別に、分家として徳川の旗本となり明治維新まで家を続けることとなります。

真田丸では石川数正の出奔にも噛んでいる設定でした。もちろんこれは諸説あってなんとも言えないのですが、おそらく信尹は相当有能だったのだろうな、と思わせるには十分のエピソードですよね。

これまでも北条家、上杉家、徳川家と大勢力を相手に交渉・調略・謀略と重要な任務を務めてきた信尹。

今後の役どころにも注目ですね。

その他にの登場人物もみな個性的

その他にも、ここのところ絶大な存在感を発揮している遠藤憲一の上杉景勝は今回もいい味を出してましたし、茶々(淀君)役の竹内結子も、ちょっと今の年齢では違和感があるものの、意外といいかも、と思わせる演技。

またいつもどおり大泉洋の信幸も相変わらずの雰囲気で場を和ませますし、何と言っても秀吉役の小日向文世の登場。その佇まい、いつもどおりいい感じでした。

こうした「濃い」キャストの登場によって、今回ばかりは昌幸も出浦も内記も存在感が薄かったですが、今後は大阪が舞台の中心となるのでしょうし、仕方のないところかもしれません。

しかし第二次上田合戦はもちろんのこと、小田原攻めや朝鮮出兵には昌幸もどんどん絡んできますので、これで隠居というわけではありませんね。

実年齢はまだ30代のはずですしね。

来週以降はとにかく秀吉・そして信繁の岳父となる大谷吉継らとの絡みも見ものですね。

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次回放送 15話「秀吉」のあらすじ

秀吉(小日向文世)は初めて出会った信繁(堺雅人)をなぜか連れ歩く。戸惑う信繁。実は秀吉は昌幸(草刈正雄)が上洛の命令に従わないことにいらだっていた。徳川家康(内野聖陽)が再び真田を攻めようとしていることに対し、上杉景勝(遠藤憲一)に昌幸を助けてはならぬと命じる秀吉。秀吉が正室の寧(鈴木京香)たち家族とともに無邪気にはしゃぐ裏で、自分の故郷と一族を窮地に追いやろうとしていると気づかない信繁は…。
あらすじ 第15回「秀吉」|NHK大河ドラマ『真田丸』
http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/story/story15.html

ネタバレほぼ無し!前回までの感想はこちら

真田丸は初回からネタバレ無しの感想を書いています。よかったらご覧ください!

真田丸 アーカイブ | S8 Works

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