勉強しない、続かない中学生に最適な学習法を検証
2017/02/23
いまは息子の勉強に教育熱心な僕。
しかし小学生〜中学1年までは割りとデキる子だった僕は、中学2年でものの見事に中だるみし、まったく勉強をしなくなりました。
いま現在そんなお子さんをお持ちの方に、自分自身や息子の勉強を見ている経験を元にした、僕が思う「中学生に最適な勉強方法」を発表します!
小学生から中学1年までの優等生が勉強しなくなった理由
僕は母親が公文式の先生をしていた影響もあり、勉強というものが割りと身近にありました。
母親が先生をしている間、傍らで1-2学年上の公文の問題を遊び半分で解いていた記憶があります。
こうしてそこそこの基礎学力が身についていった僕は、中学に入ってからのテストの結果も程々に良く、卒業後の進路は当然のごとく進学校に通うものだと、自分も周囲も疑いを持っていませんでした。
しかし中学2年の時、全く勉強をしなくなります。
その理由は3つ。
- バンドを始めた
- 1によって悪友ができた
- 2の悪友と遊んで家に帰らなくなった
まあ俗にいう「非行に走った」というヤツですね。別に社会的に「悪いこと」は何もしてませんでしたけど。
あ、友人は「盗んだバイクで走り出す〜♪」を地で行く人が多かったです(汗)
さてそんな僕ですから、上位だった成績はどんどん急降下。当時200人中一桁だったテストの順位も、みるみる落ちて最終的には70〜80位程度にまでなってしまいます。
その時の僕の行動を止められなかった両親は、気が気じゃなかったとおもいますね。
でも救いだったのは、ただ遊んでいるだけで、悪いことをしているわけでは無かったことでしょうか。
ウチの両親は二人共真面目だったので、そんな僕を見ながらも、おそらく、「なぜ僕が遊び呆けているのか」を理解できなかったんだと思います。だから有効な手立てを打てなかった。
子供ですからね、そりゃ楽しい方に流れます。
こうして割りと優等生だった僕は、優等生コースから外れていくことになりました。
ウチの息子が自分から勉強している理由
そんな経験をしている僕ですが、やはり勉強の重要性は理解しています。
若干人生の道を踏み外しながらも、いまは何とか家族と生活出来ている僕ですが、仕事で有能な人に会うと大体皆さん「いい大学」を出ていることが多いんですよね。
その理由はこんな感じかと。
- 受験によって効率的な勉強方法を身につけることで知識吸収能力が高い
- いい大学に合格することで努力に対する成功体験を持っている
- いい大学で優秀な人に接触して考え方を高められる
もちろん個人の資質も関係すると思うので、「いい大学」を出ているからといって全員が有能な社会人かと言われれば、そうではないとは思います。
しかし有名大学を出ているひとは、有能である確率が大きく高まるのは事実ですよね。
そしてできれば我が家の子供たちにも上記の体験をしてもらって、なるべく人生の選択肢を増やしてあげたいと考えています。
人生の選択肢とは
「いつから始めても遅くない。夢は必ず叶う」って言うフレーズ、聞いたことありますよね。
まあ僕も一部にはそういうこともあるよねって思うんですけど、やっぱり失った時間を取り戻すことはできないので、無理なことって人生にたくさんあると思うんですよね。
極端な例ですが、僕がいまから自衛隊に入りたいとします。
これはもう無理なんです。年齢制限があるから。
そういう、実は後から選べない選択肢って他にもあると思います。
例えば、40歳間近になってから大検を受けて医学部に入学して医者になるとか現実的じゃないですよね。可能性は0じゃないですけど。
極端な例を挙げましたが、要はそういうことです。
子供たちが大人になった時の選択肢を広げてあげたい
その選択肢を広げる一番手っ取り早い方法が、やっぱり学力だと思います。
学力があれば、就ける職業の幅が格段に広がります。
そう、ただ単純に「勉強ができて、いい大学を出て、大企業に入って」というのが良い人生だとは思っていません。
そうではなくて、いい大学を出ていなければ実質的に就けない職業があるということです。
例え子供たちが東大を出ていても、「自分はデザインの道に進みたい」とか「音楽の道に進みたい」と思えばそうすればいいと思います。そこから専門学校に行くことも可能だと思いますし。
しかしデザイン系の専門学校を出ていたとしたら、「マッキンゼーに入ってバリバリのコンサルタントになる」とかはちょっと現実的じゃないですもんね。
子供たちが自発的に勉強するには
我が家の子供達については、自分の苦い経験を元に接しています。
僕が気をつけていることは以下の3点です。
- やりたくないことはやらせない
- 勉強に対してゲーム感覚を持たせる
- 成功体験を与え、やったら伸びる実感を身につけさせる
やりたくないことはやらせない
人間、やりたくないことはできないんですよね。
やりたくない、と思っていることをやるには、その「やりたくないこと」の先に「実現したいこと」が無いといけません。
例えば「勉強したくない」と思う気持ちの先に「勉強すれば絶対楽しいことがある」ということが分かりきっていれば、「勉強したくないけど、勉強するとハッピーになれる」と、セットで考えられるようになります。
これは仕事でも同じですよね。
仕事って基本的に面倒な作業だったりが多いと思うんですけど、頑張った先にお金だったりやりがいだったり、必ずもたらされるであろう実現したいことがあるんですよね。だから頑張れる。
でも勉強って報われるかどうかわからないんですよね。だから頑張れない。
実は僕も、いま英会話を習っているんですけど、この努力の先に英語が喋れるようになっている自分を想像できていないんです。だからいまいち身が入らないんです。
だから、まずは「やりたくない」うちは無理にやらせないようにしてきました。
やりたくないことを無理にやらせると、更に嫌いになるだけですからね。
勉強に対してゲーム感覚を持たせる
「やりたくない」を解消するために、ゲーム感覚を持たせるようにしています。
それは、例えば每日の勉強で前日より少しでも成果が出たら、本当に大げさに
「おおーーーーー!すごいじゃん!いえーーーーい!(パシッとハイタッチ)」
と一緒になって喜びます。
その代わり成果が出なかった場合も、決して否定するようなことは言いません。
ウチの場合、これを小さい頃からずっと続けています。
そうすると、每日の勉強で前の日より少しでも成果が出たらパパがちょっとおかしくなるw、みたいな感じで楽しめるようになってきます。
成功体験を与え、やったら伸びる実感を身につけさせる
人間にとって何かを継続しようと思ったら、一番手っ取り早いのは小さくていいから成功体験を味わうことだと思います。
例えばジョギングだったら、走った日は一日体が軽い気がするとか、仕事だったら、面倒な仕事を自分からすすんでやったら上司に評価されるとか、手軽なことで「あ、これやると結構いいことあるね」というのを味わうことですね。
こうすると、人間ってちゃんと学習して、嫌なことを継続できるようになるんですよね。
勉強も同じです。
頑張った分ちゃんと成果が出ることをきちんと体験させてあげることが大切です。
その体験は、なるべく小さな努力で達成できるものでなければいけない。
なので、每日同じ種類の問題を解き続けるとかは割りと成果が出やすいですよね。
そしてそれを成果として認めてあげることが大切ですね。また、結果を認めるのではなく、過程を認めてあげることが大切です。
そうすることによって、この成功体験は努力によって得られたということが身についていくのです。
勉強方法を検証
さて、勉強に対する環境づくりについて述べてきましたが、ここからは様々な勉強方法について検証していきます。
学習塾
まずは王道、学習塾。
学習塾に通うメリット
学習塾のいいところは、やはり専門家が教えてくれることですね。
もちろんテスト対策や受験対策もしてくれますし、大手であれば教育システムもしっかりしています。
それと、友達と一緒に頑張る感覚も得られます。違う学校に通っている子供たちもいますから、学校が終わってから別の友だちに会いに行く感覚もありますよね。
僕のオススメは、大手ではなく地域で評判のいい地元の学習塾に通うことです。
我が家のある名古屋には、あの映画や小説となった「ビリギャル」のモデルになった塾が有り、大いに成果を上げているようです。
実際に友人のお子さんが通っていて、成績が上がっていると言っていましたよ。
学習塾に通うデメリット
もちろん学習塾にもデメリットはあります。
まず、通わなければいけない。これが意外と体力的にも子供にとって負担になります。
また、そのシステム上どうしても費用が高くなりがちですね。
僕達の払う月謝に、家賃、人件費、光熱費などが含まれていますので、これはしかたのないところ。
名古屋で受講できる一般的な中学1年の学習塾の月謝を調べてみました。
塾名 | 週3回料金 |
---|---|
M塾 | 31,000円 |
Tプラス | 41,000円 |
N塾 | 28,000円 |
個別・集団授業で差はあるものの、やはり結構高いですね。
この費用を出せるかどうか、家庭によって事情が異なってくるでしょう。
家庭教師
次は家庭教師ですね。学生・プロと色々あるようです。
家庭教師のメリット
家庭教師に教えてもらうメリットは、先生との相性が合えば勉強がどんどん楽しくなることでしょう。
僕も実際に中学生の頃は家庭教師に来てもらっていて、非常に楽しく勉強できたことを覚えています。
費用についても学習塾よりは安く済むことが多いようですが、依頼する相手によりますよね。
学生の場合は時給2000〜3000円程度が相場でしょうか。所謂国公立や有名私立大学に通う先生に依頼することになると思いますので、最近受験したという生きた経験と、お兄さんやお姉さん代わりに様々な悩みの相談に乗ってくれることもありますよね。
プロの場合はグッと上がって8000円〜といったところでしょうか。その代わり豊富な経験と教える技術を持っています。
家庭教師のデメリット
これはやはり先生との相性によりますね。相性が合わなければ全く成果はでないでしょう。
それと費用面では、学生に依頼する場合は安く済みますが、プロに依頼するとなると60,000円〜というように、かなり高額になります。
ただ、学生の場合は責任感の欠如などがデメリットとして挙げられますよね。
家庭教師は長短併せ持つ、なかなか難しい選択肢と言えそうですね。
テキスト系の通信教育
次にテキスト系の通信教育について
テキスト系の通信教育のメリット
テキスト系に限らず、通信教育は比較的費用が安いことが最大のメリットなります。
テキスト系の場合、多くは5,000〜6,000円程度が多いようです。
また、自分の好きな時間に自分のペースで学習できます。
家庭の事情で塾や家庭教師を利用する余裕は無い、また部活を頑張っていて子供に時間的な余裕がない場合でも、勉強を疎かにしたくない場合に有効な手段となります。
テキスト系の通信教育のデメリット
テキスト系に限りませんが、通信教育には「塾に行かなければいけない」「家庭教師が来る」などの強制力がありません。
従って子ども自身の自律心や、親の促しなどの努力が必要となります。
自分で勉強する習慣が付いている子には大いに学習の助けになりますし、費用的にもかなり安く済むのですが、一方でやる気を持てないこの場合、費用は完全に無駄になってしまうことも少なくありません。
また、わからないところをすぐに聞ける相手がいないことも、テキスト系通信教育の大きなデメリットとなるでしょう。
ネット系の通信教育
最後に最近流行りのネット系通信教育について見ていきましょう。
ネット系通信教育はまだしっかり検証したことがなかったので、実際に契約して使ってみました。その感想を書いていきますね。
使ったのは大手企業リクルートが提供している「スタディサプリ」です。
リクルートといえば様々なメディアを運営している会社で、かなり期待しながら検証してみました。
有名講師が動画で黒板を使った授業を展開
スタディサプリは、錚々たるプロの一流講師陣が動画で授業をしてくれます。
公式サイトにはこう書いてあります。
大手学習塾、予備校での指導実績をもつ講師陣によるスタディサプリオリジナルの授業はどれも単元のポイントをわかりやすく解説!
そして、講師監修のドリルは出題ポイントを押さえた良問揃い。何コマ受けても、他学年の単元に戻っても月額以外の課金はありません。
試しに様々な学年の授業を見てみましたが、学年に合わせて話し方が違うのはとても良いと思いましたね。
またインターネットでの視聴ですが、音声や映像はかなり明瞭です。聞き取りづらさや見づらさといったことは一切ありませんでした。
また黒板を使って授業をしてくれるので、まるで実際に授業を受けているようで、大人でも惹きこまれてしまいました。
それに、「これいいなあ」と思ったポイントとして、誤って動画のページを閉じてしまった時も再度同じページを開いて再生すれば、動画の見ていたところから再生できる点。これは気が利いていますね。
動画の授業と連動したテキスト
また、動画を見るだけではありません。
授業ごとに用意されたPDFによって、実際に問題を解きながら授業をすすめることができます。
講師が「はい、ここでテキストにある問題を解いてみてください」といった感じで促してくれます。そこで動画を一旦停止して、問題を解きます。その後再度再生して回答について解説してくれます。
このやりとりも実際に授業を受けているようで、とても自然でした。
またPDFは印刷すると便利に使えますね。複数枚コピーしておけば、復習にも役立ちますね。
メモスペースもふんだんにありますし、授業後に取り組む「確認テスト」とその答えも用意されていますので、学力の定着に一役買ってくれそうです。
Webページ上で回答するドリルでお手軽学習
スタディサプリには「ドリル」が用意されています。
これはその名の通り学習したところについて掘り下げて学ぶものですが、大きな特徴として「Web上で実践できる」ことが挙げられます。
もちろん選択式となりますが、いちいち印刷しなくてもいいし、答え合わせもボタン一つですぐにできます。
これなら抵抗なく取り組むことができますよね。受けた授業の復習にはぴったりですので、こちらも定着に役立ってくれます。
サプモンでゲーム感覚を味わいながら勉強できる
スタディサプリには「サプモン」というものが用意してあります。
このサプモン、どういったものかというと、学習意欲を高めるためのゲームと言えます。
例えば「ミッション」に設定した学習を行うとBP(勉強ポイント)をゲットして、自分のアバター(分身)の服装を変えたり、モンスターをゲットしたりできます。またログインを連続ですることなどでもBPがゲット出来たりして、スタディサプリに抵抗なく向き合う仕組みが充実しています。
勉強することによって自分のアバターが育ったり、モンスターがゲット出来たりすることで、より勉強に対する抵抗感をなくすことができますね。
最大の特徴はその利用料金
リクルートの提供するスタディサプリ。これだけの充実機能を備えていながら、なんと月額利用料が滅茶苦茶安いんですよね。
月額980円(税抜)
はい。圧倒的に安いです。そして980円(税抜)で全機能が使えるんです。出し惜しみなし。
一般的な塾に通うと、年間で約24万円も余計にかかってしまいます。
しかも6ヶ月プラン以上だと、さらにお得になります。
6ヶ月プランなら 5,880円(税抜) → 5,390円(税抜)
さらに12ヶ月プランなら 11,760円(税抜) → 9,800円(税抜)
12ヶ月プランに至っては1年につき2ヶ月分も割り引かれちゃうんですよね。。。
スタディサプリ/月額たったの980円!
無料トライアルで試してから利用できるから安心
スタディサプリは、1週間の無料体験を受けることが可能です。
もちろん全てのコンテンツを試せます。
一度試してみて、「これは続きそうだな」と思えば12ヶ月プランに、もうちょっとやらせてみたいと思っても、ホントにお試し価格と言っても過言ではない月額980円(税抜)で継続できますので、すぐに退会することも可能です。
どうせタダなので、一度ためしてみるのも悪く無いかなーと思いますし、実際に使ってみて良ければ、塾や家庭教師と併用するのも負担としては少なく済みますよね。
また通信教育のメリットとして挙げた、自分の好きな時間に好きなペースで勉強できるのも魅力です。
一度公式サイトを覗いてみると、僕が書いたことをしっかり説明してありますよ!
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