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ブラック企業の面接担当がヤバい会社の特徴・見分け方を伝授

      2016/10/08

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13年間ブラック企業で管理職を務め、数多く採用の面接をしてきた中途採用担当が、やばい会社の特徴や見分け方を伝授します。

ここに書いてあることだけで判断することはできませんが、僕が見てきた特徴の中から特に見分けやすいものを挙げていきます。

求人情報を見る限り、会社に男性しかいない

ブラック企業では女性は体力的に計算しづらいので、どんどん雇用を避けていきます。

実際に僕がいた会社で、僕がやっていたことなので間違いありません。

最初は女性がいたほうが明るくなるし、積極的に採用していたんですよね。

でもブラック企業って仕事内容も「食うため」にキツ目のものが多かったりしますよね。

そんな状況で続けられる女性ってホント少ないんですよ。女性は賢いですから、すぐ辞めていきます。

で、辞められると求人媒体への掲載費用や教育にかけた時間が無駄になりますから、なるべく辞めない「バカな男」を採用することになります。

もう根性と体力しか取り柄が無いタイプ。

こうなると会社の中は何か臭いし、汚くなるし、最悪ですね。

最も事務職には女性を採用して、定時で退社させるのがセオリー。

だから求人誌には女性の姿があったりしますが、制服を着ていたりしますので、冷静に見極めましょう。

社長の色が黒くて茶髪

会社って良くも悪くも社長以上にはなれないし、社長の特徴が色濃く出ます。

これホント不思議なんですけど、そういうものなんですよね。

僕がいた会社の社長、日サロで真っ黒、茶髪、車はもちろんベンツ

儲かってそうでしたね〜。

社長だけ。

でも会社にはほとんどこない、来たと思ったら勝手なことを言う、会社の調子がいい時と悪い時の人格の差が激しいなど、とにかく最悪だったんですよね。

なんで僕がそんなに長く務めたかといえば、会社の調子が良かったからなんです。給料が良かった。

でもずっと調子がいい会社なんて稀ですから、そのうちに悪いサイクルに入っていきます。

そうなった時にヤンチャなだけの社長だと、本当に悲惨なことになります。

特に僕のように社長に近い立場で会社を回している人間にはホントにひどい状況になります。

だから社長がいかにも夜遊びしてる風な会社は、徹底的に避けましょう。

社名や社長の名前をGoogleやFacebookで検索するのは必須です。

特にFacebookはアホな社長だと何も気にせずアップしてますよ。

求人誌に頻繁に掲載している

ブラック企業、ホントにすぐに人がやめます。笑っちゃいます。

僕がいた会社は、長い人はめちゃくちゃ長く勤めるんですけど、若くて有能な人は長くて半年。短いと当日で辞めていきます。

辞めていくというか来なくなるw

で、仕方がないから頻繁に求人誌に掲載するわけです。

「それだけ儲かってるんだなー」って思うかもしれませんが、違います。そんな会社はホントに稀です。

いい会社だったら若くて優秀な人材が残りますが、ブラック企業に残る人は基本的に無能で他の会社に行く勇気も実力も無い人達ばかり。

そんな生産性の低い人達が残ったところで仕事は全然回らないので、若い子に期待をかけて採用しようとしますよね。

でもすぐ辞める。

だから頻繁に求人媒体に掲載するんですよね。

「なぜか」他の会社より給与がいい

その頻繁に掲載する求人媒体で表示されている給与に注目してください。

ブラック企業って給料がいいんですよ。同じ業種に他社に比べて。

なるべく多く面接したいですし、間口を広げる意味で初任給を高めに設定します。

でも、ブラック企業って基本的に儲かってないからブラックになるわけですから、給料がホントに上がらないんですよね。

上がるのは一部の役職者だけ。

入社したばかりの人にとってはよほど実力を示さないかぎり給料、ホントに上がりません。

僕は部下の給料を全部決めていましたけど、昇給したのは「絶対に辞められては困る、メチャクチャ働く男」だけでした。

その社員に辞められると自分がめちゃくちゃしんどくなるんです。

後の人は1円足りとも昇給しませんでしたからね。だって社長にダメって言われてましたから。

そりゃ辞めますよねー。

自由な社風をウリにしている

ブラック企業だけではないのは承知の上で言いますが、「自由な社風」には注意しましょう。

自由ってことは適当ってことです。

自由をウリにするってことは他にいいところが無いってことです。

いまの僕ならちょっとくらい厳しくても「しっかり教えます」とかそういう会社に転職したいと思いますよね。

人を育てるってそれだけお金がかかるんですよね。会社にとっては上司が教えている時間も「お金」ですからね。

求人媒体でチェックすべきなのは「自由な社風」「実力次第で様々な仕事を任せます」とかでしょうか。

これ教育を放棄している会社の特徴と言えます。

22時に以降に電話しても出る

これ絶対的に判断しやすいんですけど、22時以降に会社に電話してみてください。

電話に出たら、大体アウトでしょうね。

ブラック企業って特徴もなくて根性だけで営業してる場合がホントに多いんですけど、そんな会社って「何時でも電話に出ます」とか「どんな仕事でもやります」と言う感じで、「いい仕事」を選ぶことができないんですよ。

そりゃそうですよね。仕事できないんですから。

ちなみに僕がいた会社は、ホントに酷いお客さんから仕事をもらうために、深夜3時とかでも電話対応してましたね。

僕が担当することもありましたが、あれは辛かったですねえ。。。

もっとよく分かるのは会社まで行って、窓に明かりがついてるかどうかを見ることですかね。

夜20時以降は電話には出ない、という会社もありますから、ホントに入社を検討しているならそれくらいしても良いかもしれません。

まとめ

というわけで、僕が体験したブラック企業の特徴をザッと挙げてみました。

冒頭にも書きましたが、これだけで判断できるわけではないですし、いくつか当てはまるような会社でも「仕事がメチャクチャ面白い」とか、「メンバーが最高だ」とかはありえます。

特に有望なベンチャーなんて、一種学園祭のような雰囲気で若いメンバーが徹夜も気にせず仕事に取り組んでいたりしますしね。

でも、そんなの長く続かないし、体を壊したら元も子もありません。

ブラック企業は普通の人は絶対に避けて、プライベートを充実させることをオススメしますよ。


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