虎ノ門ヒルズ ステーションタワー2023年7月に一部竣工！ホテルやオフィスが入居する複合商業施設に！テナントは？
東京都港区虎ノ門にて「（仮称）虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の建設が進行中です！竣工は2023年7月の予定！
同施設の建設は「虎ノ門ヒルズエリアプロジェクト」の一環で、プロジェクト内で1番高さが高く、1番最後に竣工する建物です。
この記事では、虎ノ門ヒルズステーションタワーの施設概要、施設コンセプト、入居予定のテナント、フロア構成などを紹介します。
施設概要について
それではまず施設概要についてみていきましょう。
| 施設名称 | （仮称）虎ノ門ヒルズ ステーションタワー |
| 事業名称 | 虎ノ門一・二丁目地区 第一種市街地再開発事業 |
| 施工者 | 虎ノ門一・二丁目地区 市街地再開発組合 |
| 所在地 | 東京都港区虎ノ門1丁目、 2丁目の一部 |
| 敷地面積 | 約13,960㎡ |
| 延床面積 | 約255,300㎡ |
| 建物高さ | 約265m |
| 規模 | 地上49階、地下4階 |
| 構造 | RC造（一部S造、SRC造） |
| 用途 | 事務所、店舗、ホテル、 ビジネス発信拠点、 駐車場等 |
| 設計 | 森ビル株式会社 |
オフィス、店舗、ホテルなどが入居する複合商業施設です。
敷地内はA-1〜A-4街区に分かれており、それぞれの概要は以下のようになっています。
| A-1街区 | A-2街区 | A-3街区 | |
|---|---|---|---|
| 延床面積 | 約238,442㎡ | 約8,761㎡ | 約8,121㎡ |
| 階数 | 約265m | 約30m | 約59m |
| 建物高さ | 地上49階 地下4階 |
地上4階 地下3階 |
地上12階 地下1階 |
| 用途 | 事務所 店舗 ホテル ビジネス発信拠点 駐車場等 |
店舗 駐車場等 |
事務所 住宅 店舗 駐車場等 |
メインはA-1街区にある高層ビルで、A-2街区とA-3街区の低層ビルが両側に建設されています。
A-4街区は敷地面積約750㎡で、公園が配置されるようです。
虎ノ門ヒルズエリアプロジェクトについて
虎ノ門ヒルズエリアプロジェクトは、老朽化したビルが集まっていた虎ノ門エリアの都市再生プロジェクトです。
2014年に開業した「虎ノ門ヒルズ 森タワー」を第一弾とし、2020年1月には「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」が誕生しました。
現在は下記の2つのビルの建設が進行中です。
- 虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー（2021年竣工予定）
- 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー（2023年7月竣工予定）
森タワー以外は国家戦略特区事業に指定されており、国際新都心、グローバルビジネスセンターとなることを期待されています。
プロジェクト全体の延床面積は約80万㎡となり、六本木ヒルズに匹敵するインパクトです！
新虎通りCOREも開業
虎ノ門ヒルズ 森タワーと一緒に整備された「新虎通り」には「新虎通りCORE」が建設され、
- 総貸室面積約1万m²のオフィス
- 約600m²のインキュベーションオフィス
- カジュアルなレストラン
- イベントスペース機能を兼ね備えたカフェ
が入居することで賑わいを創り出し、虎ノ門ヒルズエリアの進化を促進しています。
災害時の防災拠点としても機能
虎ノ門ヒルズ 森タワーとビジネスタワーには、震災時に利用できる一時滞在スペースがそれぞれ約3,600人、約1,000人分確保されています。
備蓄倉庫や防災井戸、災害用電力も配置され、地域の防災拠点としての役割も担っていくということです。
街区や周辺エリアの緑化を推進
虎ノ門ヒルズエリアプロジェクトの各ビルや周辺ビルの通り沿いに緑を配置し、緑道を整備しています。
またA-4街区には公園が作られ、虎ノ門ヒルズ森タワーには「オーバル広場」が配置されているので、街区内や周辺地域は緑で溢れたエリアとなりそうです。
キャラクターは「トラのもん」
虎ノ門ヒルズエリアプロジェクトのキャラクターは「トラのもん」です。
トラのもんは、22世紀のトーキョーからタイムマシーンに乗ってきたネコ型ビジネスロボット。
みんなと一緒に「Mirai Tokyo」を作るために来たという設定だそうです。
名前も見た目も「ドラえもん」とかなり似ていますが、それもそのはず。藤子プロと組んで作り出したキャラクターのようですね。
虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー2階のワゴンショップ内で、トラのもんキャラクターグッズが販売されています。
敷地内にはアートの展示も
虎ノ門ヒルズ内には、あらゆるところにアートが展示されています。
美術館のような作品でありながらも、野外に設置することなどでアートを身近に感じることができる展示方法になっています。
下記は展示されている作品の一部です。
- 森万里子『Cycloid V』2018
- ジャウメ・プレンサ『ルーツ／Roots』2014
- ジャン・ワン『Universe 29』2014
- 内海 聖史『あたらしい水／Floating Colors 』2014
- フランシス真悟『VEIL』2015
どれも現代を代表するアーティストの作品で、カルチャーの発信地としての役割も担っていきたいという思いが伝わってきます。
ブランドコンセプト(施設コンセプト) は？
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーは、これからの都市再生モデルとなるプロジェクトです。
同施設は東京メトロ日比谷線新駅「虎ノ門ヒルズ」駅と一体化して、開発が進んでおり、
- グローバルレベルのオフィス
- 広場と一体になった商業施設
- 国際水準のホテル
- 様々なビジネスイベントに対応するフォーラム
- ギャラリー
- レストラン
などが配置され、新たなビジネスやイノベーションの発信拠点になることを目指しています。
また、歩行者デッキなどの歩行者ネットワークを整備することで、交通結節拠点としての機能も強化していくということです。
虎ノ門ヒルズ駅について
虎ノ門ヒルズ駅は、東京都港区虎ノ門一丁目にあり東京メトロ日比谷線に新しく整備されている駅です。
同駅は、虎ノ門再開発を牽引する森ビル株式会社の要望によって開発が始まった「請願駅」になります。
森ビル株式会社が所有している虎ノ門ヒルズ周辺へのアクセスを良くすることを目的としているため、建設費用の大半は森ビルが負担しているということです。
開発のスケジュールは下記のようになっています。
| 2014年10月 | 建設の発表 |
| 2016年2月 | 工事着手 |
| 2018年12月 | 駅名が「虎ノ門ヒルズ駅」に決定 |
| 2020年6月 | 暫定開業。 東京メトロ銀座線虎ノ門駅との 乗り換え業務開始 |
| 2022年度 | 最終完成予定 |
同駅には、銀座線虎ノ門駅や東京BRTのバスターミナルに通じる地下連絡通路（約440m）が設置される予定です。
施設のイメージは？
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーは全面ガラス張りで、ビルの側面は凹凸のついた独特なデザインです。
低層階には、緑が配置された広場のようなものも配置されるようですね。
フロア構成は？
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの敷地はA-1〜A-4街区に分かれており、フロア構成は以下のようになっています。
A-1街区のフロア構成
A-1街区のフロア構成は以下のとおりです。
| 階数 | 用途 |
|---|---|
| 45階～48階 | ビジネス発信拠点 |
| 15階～44階 | 事務所 |
| 11階～14階 | ホテル |
| 7階～10階 | 事務所等 |
| 地下2階～地上5階 | 商業施設 |
| 地下2階～2階 | 駅広場 |
オフィスがメインの高層ビルです。商業施設は低層階（地下2階～地上5階）に配置されます。
A-2街区のフロア構成
A-2街区のフロア構成は以下のとおりです。
| 階数 | 用途 |
|---|---|
| 地下3階～地上4階 | 商業施設 |
| 地下2階～2階 | 駅広場 |
ビル全体が商業施設で構成されています。A-1街区のビルとA-2街区のビルの間に「虎ノ門ヒルズ駅」が位置しています。
A-3街区のフロア構成
A-3街区のフロア構成は以下のとおりです。
| 階数 | 用途 |
|---|---|
| 6階～12階 | 事務所 |
| 3階～5階 | 住宅 |
| 1階～2階 | 商業施設 |
商業施設は1階と2階に入居します！
A-1街区ビル最上部はビジネス発信拠点／交流施設が配置
A-1街区ビルの45階～48階にはビジネス発信拠点／交流施設が配置されます。
様々なビジネスイベントに対応できる施設や、ギャラリー、レストランが入居し、新たなビジネスやイノベーションの発信地になることを目的としています。
国際水準のホテルが入居
A-1街区ビルの11階～14階にはホテルが入居します。国際水準のビジネスニーズやトレンドにも対応しており、デザイン性も兼ね備えているということです。
ホテル内にはラウンジも配置されるようですね。
駅前広場が登場
A-1、A-2街区ビルの地下2階～2階には「駅前広場」が配置されます。商業施設と一体になった広場で、賑わいを創り出します。
また駅直結で歩行者ネットワークとしても機能するということです。
入居予定のテナント一覧
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーに入居予定のテナントの情報はまだ発表されていません。
詳細が発表され次第、情報を更新していきます！
アクセス情報(駐車場情報)について
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの最寄り駅は「東京メトロ日比谷線・虎ノ門ヒルズ駅」です。
銀座線・虎ノ門駅とも地下連絡通路でつながっています。
駐車場について
ビル内に駐車場が配置されるようですが、場所については明記されていませんでした。
一般的な造りから考えると、地下に配置されるかもしれませんね。
オープン時期は？
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーは
- 2023年7月：A-1街区、A-3街区
- 2023年11月：A-2街区
に竣工の予定です！
開発スケジュールは下記のようになっています。
| 2016年2月 | 準備組合設立 |
| 2018年3月 | 都市計画決定告示 |
| 2018年11月 | 再開発組合設立 |
| 2019年11月 | 着工 |
| 2023年7月 | A-1街区、A-3街区 竣工(予定) |
| 2023年11月 | A-2街区 竣工（予定） |
まとめ
この記事では、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの施設概要、施設コンセプト、入居予定のテナント、フロア構成などを紹介しました。
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの開業はまだ先ですが、虎ノ門ヒルズ 森タワーや虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーはすでに開業しています。
虎ノ門横丁など楽しそうな施設も入居しているので、一足先に遊びに出掛けてみるのもいいですね。
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