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恵比寿ガーデンプレイス リニューアル!2022年秋開業!同年春に先行オープンのテナント情報も!

   

東京都渋谷区恵比寿にある「恵比寿ガーデンプレイス」のリニューアル計画が発表されました!開業は2022年秋の予定!

リニューアルオープンするのは商業棟で、2021年2月28日を持って閉店する「恵比寿三越」跡地に開業します。それに先駆け、食料品・生活雑貨フロア内の3店舗が2022年春にオープンすることが決定しました。

この記事では、恵比寿ガーデンプレイス リニューアル後の施設概要、施設コンセプト、入居予定のテナント、フロア構成などを紹介します。

施設概要について

それではまず「恵比寿ガーデンプレイス」の施設全体の概要についてみていきましょう。

「恵比寿ガーデンプレイス」は、オフィスタワーを中心に、商業施設、ホテル、住宅などからなる大型複合施設です。

名称 恵比寿ガーデンプレイス
所在地 東京都渋谷区恵比寿4丁目
東京都目黒区三田1丁目
敷地面積 約83,000㎡
うちオフィス棟部分 56,943㎡
延床面積 約478,000㎡
建築面積 約32,000㎡
開業 1994年10月
用途 オフィスタワー
商業施設
ホテル
住宅
駐車場など
デベロッパー サッポロビール・住宅
都市整備公団
運営会社 サッポロ不動産開発株式会社

リニューアルが行われる商業棟の施設概要は以下のとおりです。

施設名 恵比寿ガーデンプレイス 商業棟
階数 地下2階〜地上2階
面積 約22,000㎡

商業棟には、2021年2月28日を持って閉店する「恵比寿三越」の建物が活用されます。

恵比寿ガーデンプレイスについて

恵比寿ガーデンプレイスは、東京都渋谷区と目黒区にまたがる複合商業施設で、恵比寿のランドマークにもなっています。1994年にサッポロビール工場跡地の再開発事業により開業しました。

再開発計画の検討から開業まで10年かかったそうです!

デザインコンセプトは、「ヨーロピアンテイスト」で、レンガや御影石が多用されたデザインになっています。

施設中央に位置する広場は、ドイツのニュルンベルグの旧市街にある広場から着想を得たということ。

第37回BCS賞、1997年日本建築学会賞(業績)、平成7年度都市景観大賞(都市景観100選)、空気調和・衛生工学会賞、電気設備学会賞を受賞しています。

施設内には、

  • エントランスパビリオン
  • 恵比寿三越
  • グラススクエア
  • 東京都写真美術館
  • ヱビスビール記念館
  • シャトーレストランジョエルロブション
  • ガーデンホール・ルーム
  • スペース6(貸会議室)
  • ひろば
  • YEBISU GARDEN CINEMA(恵比寿ガーデンシネマ)
  • 恵比寿スカイウォーク
  • サッポロ本社
  • 恵比寿麦酒記念館
  • 恵比寿ガーデンプレイスタワー
  • ザ・ガーデンホール・ルーム
  • 恵比寿ガーデンテラス1番館(集合住宅)
  • 恵比寿ガーデンテラス2番館(集合住宅)
  • 恵比寿ビュータワー(集合住宅)
  • ウェスティンホテル東京

などがあります。集合住宅だけでも3棟、オフィスビル、サッポロ本社、レストラン、美術館などなど盛り沢山です。

2007年にはテレビドラマ「花より男子」で、牧野つくし(井上真央)と道明寺司(松本潤)が初デートする場所のロケ地としても使用されました。

そのため、ファンの人が訪れる観光地ともなっています。

またクリスマス前後の11月〜翌年1月にかけてクリスマスイルミネーションが実施され、毎年大勢の人々が鑑賞に訪れています。

約10万個の電飾が飾られるとともに、世界最大級のシャンデリアも設置されます。

このシャンデリアには、フランス・バカラ製の8,000ピース以上のクリスタルパーツ・電飾250灯が使用されているそうです。ラグジュアリーですね!

名前の由来について

恵比寿ガーデンプレイスの名前は、

  • ガーデンシティ(庭園都市)
  • マーケットプレイス(商業都市)

の性格をあわせ持った街、という観点から名付けられたそうです。

恵比寿ガーデンプレイス内で「ヱビスビール」醸造再開も検討中

恵比寿ガーデンプレイスは、1889年に「恵比寿ビール(当時の商品名)」の醸造をはじめ、地名や駅名のゆかりにもなった場所です。

そんな恵比寿ガーデンプレイス内にある「ヱビスビール記念館」内に「ヱビスビール」など複数のビールが醸造できる設備の導入が検討されています。

2023年までにビールを飲める店舗も併設して開業をする予定があるようです。

出来立てのビールが買い物ついでに飲めるとなれば、訪れる人もさらに多くなりそうですね!

リニューアルに伴い恵比寿三越が閉店

恵比寿三越は1994年10月、恵比寿ガーデンプレイスの開業と同時に開店し、同施設の核店舗として営業していました。

三越日本橋店の分店と言う位置付けで、地下2階〜地上2階、売り場面積18,000㎡と、三越の他店舗に比べると小規模になっています。

三越と言えば、呉服、高級宝飾品、家具などラグジュアリーな商品も多く取り扱っていますが、恵比寿三越は少し趣向が違います。

地域密着型の店づくりをコンセプトに、カジュアル衣料、食品、化粧品など日常使いできる店舗構成になっています。

食品売り場では、三越初のセルフサービス・集中レジ方式が導入されていました。

売り上げのピークは1996年。2010年代には収益上の課題が認識され始めました。

メインの来店客が50〜60代から30代へと変化したことや、時代感に合わせた店舗構成にするために2019年に食品売り場が全面改装されました。

食品売り場には日替わりで各地域の人気ベーカリーが売り場に登場する「Every Day’s Bakery(エブリデイズベーカーリー)」を立ち上げ。

幼児向けの学習教室「ミキハウスプレミアキッズクラブ」も導入し、来店が増えている子育て世代のニーズに対応しました。

この改装で一定の手応えはあったものの、抜本的な改善にはなりませんでした。

さらに新型コロナウイルスによる消費低迷が長期化することで同店の消費が低迷することも懸念され閉店が決定。2020年3月に発表されました。

閉店日は2021年2月28日となっています。2021年2月14日まで「ご愛顧感謝セール」が恵比寿三越各階で行われています。

2月14日以降も閉店まで何かしらのセールがあるのではないかと思われます。

営業時間は、新型コロナウイルスの影響で午前11時〜午後7時までに変更されています。

三越伊勢丹は近年、

  • 伊勢丹府中店(東京都府中市)
  • 伊勢丹相模原店(相模原市)
  • 新潟三越(新潟市)

など、地方や郊外店を続々と閉店しているので、少し寂しい気持ちですね。

ちなみに恵比寿三越の従業員約60人は他店舗に振り分けられ、希望退職は実施しない予定だと言うことです。

YEBISU GARDEN CINEMA(恵比寿ガーデンシネマ)一時休館

エビスガーデンプレイス内にある恵比寿ガーデンシネマは、恵比寿ガーデンプレイスの改装に伴って一時休館になります。

日にちは恵比寿三越の閉店と同じく、2021年2月28日となります。

再開業の時期などについては、詳細が決まり次第ホームページなどで発表するということです。

恵比寿ガーデンシネマホームページ

ブランドコンセプト(施設コンセプト) は?

恵比寿ガーデンプレイス リニューアルのコンセプトは、

Social Living for LIFE CREATORS(ソーシャルリビング フォー ライフクリエーター)

です。

直訳すると、「暮らし・人生を創り出す人のための、社会生活」となります。

恵比寿ガーデンプレイスは、1994年の開業以来、ワンランク上の上質な暮らしを提案し続け、年間約1,300万人もの人が訪れる複合商業施設です。

近年は人々のライフスタイルの多様化が進み、日々変化する日常に新たな価値が求められる未来に向けて、

  • 暮らす
  • 働く
  • 遊ぶ

が融合した新しい「すごしかた」を創造するまちになり、「私らしい暮らし」を叶えられる拠点として生まれ変わるということです。

フロア構成は?

恵比寿ガーデンプレイス リニューアル後のフロア構成は以下のようになっています。

階数 用途
2階 ワークプレイス
1階 検討中
地下1階 検討中
地下2階 食品・生活雑貨など

地下2階はスーパーマーケットなどが入居し、2階にはワークプレイスが配置されます。

地下1階〜1階は、どのようなフロアになるのか、まだ決定されていません。

2階は近代的なワークプレイスに

2階は広いテラスが特徴的なフロアで、都会の便利さと同時に自然も感じることができる開かれた空間です。

この空間は、リラックスして仕事と向き合える「ワークプレイス」にリニューアルされます。

室内と屋外のテラスがシームレスでつながっているので、室内でも自然を感じることが可能。テラスでは爽やかな風を感じながら仕事をすることもできます。

働く人が思い思いのスタイルで自由に働ける環境を提供し、Well-being(ウェルビーイング)な働き方を実現する場所にするということです。

Well Being(ウェルビーイング)とは、肉体的にも、精神的にも、社会的にも、すべてが満たされた状態を表現した言葉です。

一言で言えば「幸せ」な状態とも言えますが、感情的で一瞬しか感じることがない幸せ(happiness)、でなく、「持続する幸せ」を指します。

地下2階は食品と生活雑貨のフロアに

恵比寿ガーデンプレイスのリニューアルコンセプトは、「Social Living(ソーシャルリビング)」。

そのコンセプトに沿って、地下2階には、

  • 日常品が揃うスーパーマーケット
  • こだわりのフードマーケット

を中心に、地域の豊かな暮らしを支える食品や生活雑貨の店舗が入居します。

フロア面積は約1,300坪超。地域最大級の食品・生活雑貨の売り場になります。

「日々の買い物を便利に、おいしさと楽しさも感じることができるフロア」を目指すということです。

入居予定のテナント一覧

恵比寿ガーデンプレイス リニューアル後のテナントで明らかになっているのは、下記の3店舗です。

店舗名称 業種
ライフ スーパーマーケット
明治屋恵比寿ストアー 食品、輸入食材
トモズ ドラッグストア
生活雑貨

上記の3店舗は、2022年秋の全体開業に先駆け、2022年春に先行オープンする予定となっています。

その他のテナントについては、詳細が発表され次第情報を更新していきます!

それでは、先行オープンの3店舗を紹介します。

ライフ

「ライフ」は株式会社ライフコーポレーションが近畿地方、関東地方で展開しているスーパーマーケットチェーンです。

基本的には食料品を中心にしたスーパーマーケットですが、普段着を中心としたオリジナル服飾商品も販売。

医薬品や日用品の品揃えもドラックストアに負けないものとなっています。

大型店舗では、寝具、インテリア用品、キッチン用品などを購入することもできます。

シンボルマークは四葉のクローバーですが、これは、

  • 経営戦略
  • 営業戦略
  • 店舗戦略
  • 商品戦略

の4つのコンセプトを表しているということです。

イメージキャラクターは「ララピー」。2016年2月に誕生しました。ただ誕生日は2月ではなく「4月」ということ。

というのも、シンボルマークの四つ葉のクローバーに掛けた「よつば」と読める4月28日が誕生日という設定のためです。

デザインはポケットモンスターのピカチュウをデザインした「にしだあつこ氏」!子供の人気者になることが約束されているようなものですね。

2017年の誕生1周年アピールも2月ではなく同年4月に行われました。

店舗ブランドとしては、ライフのほかに「ライフエクストラ」や「セントラルスクエア」があり、新業態としては、

  • BIO-RAL(ビオラル)
  • Miniel(ミニエル)

があります。

BIO-RALは、オーガニック商品を扱う自然派のスーパー、Minielは弁当や惣菜などコンビニエンスストアを意識した品揃えになっています。

恵比寿ガーデンプレイス商業棟に入居する「ライフ」にもBIO-RAL(ビオラル)が併設されます。

地域住民がいつも新しく、楽しく感じるような高感度な情報発信を行う店舗になるということです。

また2019年9月にはアマゾンジャパンと提携し、店頭で扱う生鮮食品や総菜、プライベートブランド商品を宅配するネットスーパーを開始。

Amazonの有料会員向けのPrime now(プライムナウ)の専用アプリで簡単に注文を行うことができます。

注文から最短2時間で商品を受け取ることができるということです。便利ですね!

明治屋恵比寿ストアー

明治屋恵比寿ストアーは、株式会社明治屋が開業する食品、輸入食材のストアです。

生鮮品、直輸入商品、こだわりの食材などを取り扱い、幅広いニーズにも応えられる多彩なラインナップになるということです。

明治屋ストアーはチェーン店で、1885年に「明治屋」として創業したのが始まりです。現在では全国に店舗を展開しています。

ロゴマークのミツウロコは創業家の磯野家の家紋だそうです。

ちなみに明治屋をローマ字表記すると、「MEIDI-YA」となります。これは当時「じ(ji)」を「ぢ(di)」と表記していたからではないかと思われます。

トモズ(Tomod’s)

トモズは住友商事の子会社である株式会社トモズが経営するアメリカンファーマシーです。国内外に店舗を展開しています。

トモズによる「アメリカンファーマシー」の定義は、ライフスタイルを豊かにする本当に良い商品を紹介するドラッグストアということ。

原点は1950年に東京・飯倉坂上にあったアメリカ海軍将校倶楽部の一室にオープンした小さなお店です。

1952年には有楽町の日活国際会館(現ペニンシュラ・ホテル東京)に移転し、店名を「アメリカンファーマシー」として営業を開始しました。

店頭には他の店では買えない輸入商品が並べられ、まるでアメリカの薬局のような雰囲気になっており、メインの顧客は外国人でした。

その当時の店舗コンセプトは、「Your Drug Store in Japan(ユア ドラッグストア イン ジャパン)」。

日本に住んでいる外国人が、自分の国のドラッグストアで買い物をしている様な気持ちで、安心して買い物をしてもらいたいという気持ちが伝わってきますね。

「あなたのためのドラッグストアでありたい」という想いは今も受け継がれているそうです。

現在では国内・海外を問わず、

  • サプリメント
  • 化粧品
  • 菓子類
  • 雑貨

などが販売されています。

海外の商品は、日本にはない海外の興味深い文化や生活習慣なども一緒に伝えられるものをセレクトしているということ。

トモズに行けば、新しい発見や面白いと思える商品に出会うことができそうですね。

恵比寿ガーデンプレイス内には、今回が2店目の出店となります。

店舗は地下2階に配置され、医薬品・化粧品から日用品まで幅広い品揃え。

『お客様の「いつも心地よく、健やかに、美しく」を共にはぐくめる』がテーマとなっています。

オンラインショップで買い物をすることもできます。

トモズオンラインショップ

アクセス情報(駐車場情報)について

恵比寿ガーデンプレイスへは、電車、地下鉄、車などでアクセスすることができます。

それではぞれそれのアクセス方法を紹介します。

電車や地下鉄でアクセスする場合

電車でアクセスする場合の最寄り駅は下記のとおりになります。

  • JR山手線「恵比寿駅」東口 徒歩5分
  • 東京メトロ 日比谷線「恵比寿駅」1番出口 徒歩7分

どちらの場合も動く通路「恵比寿スカイウォーク」を利用すると、楽に天候にも左右されずアクセスすることできます。

車でアクセスする場合

首都高速を利用する場合は、「天現寺ランプ」が最寄りとなります。施設内に有料駐車場が用意されています。

駐車場について

施設内の有料駐車場の情報です。概要は以下のとおりになります。

営業時間 7:00~24:00
利用料金 15分毎 160円
【最大料金】
7:00〜24:00
→ 3,000円 (営業時間内)
24:00〜翌7:00
→ 1,600円 (夜間営業時間外)
駐車できる車 高さ 2.1m以下/長さ6.0m以下/
幅2.05m以下/重量4.0t以下

駐車場には割引サービスや駐泊サービスが用意されています。

割引サービス

恵比寿ガーデンプレイス内各店舗で一定額以上の買い物をした場合に、駐車サービスを受けることができます。

買い物金額によって得られる無料駐車時間は下記のとおりです。

買い物金額 サービス時間
3,000円以上 90分
5,000円以上 120分
10,000円以上 180分
20,000円以上 240分

多数の店舗で買い物をした場合は、買い物金額の合算ができます

駐車サービスの認証をしてもらうために、必ず駐車券を持って買い物に行くようにしましょう。

飲酒運転をしないための「駐泊サービス」

「駐泊サービス」は、車を運転して施設に訪れたけど急遽お酒を飲むことになった、という時などに利用できるサービスとなっています。

飲食店1店舗5,000円以上利用した場合に、19:00~翌10:00がサービス料金(1,000円)になります。

飲酒運転をして自分と他人を危険に晒さないために、もしもの時には利用したいサービスですね。

車は駐車場に駐車して、公共交通機関やタクシーなどを使って帰宅しましょう!

駐輪場について

施設には、下記の駐輪場が用意されています。

  • 北ゲート時間貸しバイク駐輪場
  • クスノキ駐輪場
  • プラタナス自転車駐輪場

いずれの駐輪場も2時間までは無料で駐輪することができます。

その後もバイクは8時間まで200円〜、自転車は8時間まで100円〜と低料金での駐車が可能です。

オープン時期は?

恵比寿ガーデンプレイス リニューアルに際して開業する「商業棟」は2022年秋にオープンの予定です!

食料品・生活雑貨フロアにある

  • スーパーマーケット「ライフ」
  • ドラッグストア「トモズ」
  • 食品・輸入食材販売店「明治屋恵比寿ストアー」

2022年春に先行オープンします。

まとめ

この記事では、恵比寿ガーデンプレイス リニューアル後の施設概要、施設コンセプト、入居予定のテナント、フロア構成などを紹介しました。

すでにライフ、トモズ、明治屋ストアーが入居することは決定しており、この3店舗だけでも行ってみたくなる店舗セレクトです。

今回の恵比寿ガーデンプレイスの改装で「恵比寿三越」は閉店となってしまい少し残念ですが、新しく商業棟がどのようなものになるのか楽しみですね!


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