格安SIMでかけ放題!MVNOプランを比較【2016最新情報】
2017/07/10
「格安スマホって通話料金は高いの?」
色々調べていくと、多くのMVNO(格安スマホ・SIMを販売する会社)が一律で30秒20円に料金を設定している事がわかります。
10月1日からサービスをスタートさせたLINEモバイルも同じ金額です。
現在キャリアのかけ放題をつけている人は、格安スマホに乗り換えを考えた時に大きな
ネックに思う所ではないでしょうか?
時間を気にしないで長電話しても課金されない楽さを知ってしまうと「かけ放題」ってなかなか外せません。
私も同じで、ドコモのかけ放題プランを利用しています。
しかし、データ通信料などを見ると格安スマホはキャリアの半額以下。
かけ放題さえ出来れば乗り換えても良いかもしれない…と思い、かけ放題が出来るMVNOを調べてみました。
格安スマホでもかけ放題は存在する!
格安スマホはデータ通信料だけで比較すると、キャリア大手3社(au/docomo/softbank)の半額以下の料金設定。
これでキャリアと同様にかけ放題も出来たら、今と変わらない環境で格安SIMを使える人も沢山いるでしょう。
完全なかけ放題をしているMVNOは、まだ数は少ないけれど存在しています。
MVNOのかけ放題の料金プランとサービス内容を比較します!
かけ放題が出来るMVNO
かけ放題のプランを提供しているのは以下のMVNOです。
1.楽天モバイル
2.ワイモバイル
3.もしもシークス
4.IIJmio(アイアイジェイみお)
5.フリーテル
6.DTI
7.OCN
8.ニフモ
一言でかけ放題と言っても、この中で一回の通話の制限時間を設けているところも存在します。
その場合、大体5分以内が平均です。
まずは制限時間のある・なしで仕分けてみました。
※もしもシークスに至っては、60分以上連続通話すると一旦通話が切れるようになっていますが、5分と比較した時には連続通話時間が長い為、今回は時間制限の無い会社と並べて比較しています。
時間が決まっているかけ放題
1.楽天モバイル
2.ワイモバイル
3.IIJmio
4.フリーテル
5.DTI
6.OCN
7.もしもシークス(かけたい放題ライト)
時間も回数も無制限のかけ放題
8.ワイモバイル(スーパーだれとでも定額)
9.もしもシークス
10.ニフモ
今のところ、大きな制限なく長時間・回数無制限の会話が出来るかけ放題は以上です。
例えばこの他に、「通常だと60分間で1,200円かかる通話料金が、650円に割引される」という通話パックを設けている所もあります。
しかしこれだと安くなるのは60分のみなので、今回は割愛させて頂きます。
完全なかけ放題だけを比較したい人は、比較した一覧がこちらから見られます。
ではそれぞれの会社の特徴をみていきましょう。
1.楽天モバイル
楽天モバイルの提供する「楽天でんわ」というアプリを介して発信すると、5分以内の通話が回数無制限で無料になります。
オプション料金は850円。
アプリを介しても、パケットを消費しません。
また、かけ放題の時もNTTドコモの回線の電波で通話をするので、音声品質は通常の電話と同じ。
最高品質を保ったままです。
発信番号も、通常どおりの「090・080」の番号が表示されるので、相手から電話受けている相手にとっては何も変わりません。
5分超過した時の通話料金は30秒10円。
2.Y!mobileのかけ放題(通常のスマホプラン)
アプリを介さず、通常の発信で無料になります。
ワイモバイルのかけ放題は2種類あって、こちらは制限時間の発生するかけ放題。
10分以内の通話が1ヶ月で300回まで無料です。
10分って結構話せるし、単純に平均して毎日10回かけられるので、これで収まる人も沢山いるでしょう。
よくあるIP電話や海外の電波を使っているわけではなく、ソフトバンクが運営している格安スマホ部門なので、通話品質も良いです。
データ通信速度も早いです。
他のMVNOと比較した時のデメリットを挙げるとしたら、料金と繋がるエリアです。
もちろんキャリアと比較すれば安いのですが、5分かけ放題をしているその他のMVNOと比較した時には1500円程高いんですね。
また、MVNOはほとんどがドコモの回線を使っているので繋がるエリアもドコモと同じ。
それと比較した時にY!mobileは通信網は劣ります。
キャリアやその他MVNOと比較すると、田舎の方では電波の届かない場所も出てきてしまいます。
あと、格安SIMの最低解約月数は12ヶ月が平均ですが、こちらはキャリアと同じく2年間です。
3.IIJmio(アイアイジェイみお)
IIJmioは、5分と3分のかけ放題があります。
「みおふぉんダイアル」というアプリを介して発信した通話が無料対象です。
家族がミオフォン契約者なら、家族通話は更に無料通話時間が長くなります。
830円で誰とでも5分無料。家族は30分無料。
600円で誰とでも3分無料。家族と10分無料です。
回数は無制限です。
規定の通話時間を超過した時の料金は10円/30秒。
家族通話の超過後の通話料金は、8円/30秒です。
4.フリーテル
「FREETEL でんわ」というアプリを介した通話が無料対象です。
フリーテルは1分以内無料と5分以内無料の2コースあります。
399円で1分間以内。
840円で5分間以内の通話が無料です。
どちらも回数は無制限です。
超過時間後の通話料金は10円/30秒。
5分かけ放題サービスの内容は楽天モバイルと同じです。
5.DTI
月額780円で、5分以内の通話が回数無制限で無料になります。
データ通信料もかけ放題オプション料も、他と比較して少し安いです。
専用アプリを介さず、通常発信出来るのが他社との違いですね。
5分以上超過すると、30秒あたり20円かかります。
通信速度は、MVNOの中では少し遅い方に分類されますが、料金は業界最安値と言える設定です。
とは言ってもMVNOの料金はほとんど横並びで、100円程度の差ですが…。
他社と比較した時の大きな違いとしては、データ通信容量が無制限のプランがあります。
2900円でどれだけでも使えるのです。
これは本当に破格。
ただ、2015年9月からサービスが開始した新しい会社であり、料金設定も安い事から、楽天モバイルやワイモバイルなどの大手と比較すると今後の不安は否めません。
また、使い放題のプランが始まった事で、ネットの速度環境が悪化する恐れもあります。
6.OCN
OCNでんわアプリを介して発信した通話が対象。
850円で5分以内の通話が、回数無制限で無料になります。
5分超過後の通話料金は30秒あたり10円。
楽天モバイル・フリーテル・みおと同じです。
データ通信料に関しては他社と比較して100〜200円ほど高いです。
最低契約月数は6ヶ月。
これは他が大体1年間なので、半分です。
7.もしもシークス(かけたい放題ライト)
専用アプリを介した通話が対象です。
月額850円で、5分以内の通話が無料。
回数は無制限でかけられます。
5分超過後の通話料は30秒あたり19.9円。
こちらのかけ放題は、以前は海外の電波を介している為、 通話品質が良くなかったようですが、現在は回線を変更したことにより大幅に改善されています。
一日50回以上電話をかける日が続くとサービスの停止など、制限がかかるようです。
毎日50回以上ってそうそう無いですけどね。
時間制限なしのかけ放題が出来る3社
- Y!mobile
- もしもシークス
- ニフモ
この三社を比較します。
完全かけ放題3社の比較早見表
かけ放題にした時の3社の料金を比較します。
ワイモバイルはおまとめ料金になっていて項目が分かれていない為、今回は3GBのデータ容量のプランで試算してみました。
ワイモバイル | もしもシークス | ニフモ | |
---|---|---|---|
データ通信料+かけ放題+基本料金 | 4980円 | 3980円 | 2900円 |
発信方法 | 通常発信 | アプリ使用 | アプリ使用 |
音声品質 | 良い | 電波の改善により通常回線とあまり変わりなく使えるように | IP電話なので良くない |
発信番号通知 | 出来る | 出来る | 出来ない |
データ通信速度 | 速い | 速い | 速い |
時間制限 | なし | 60分 | なし |
回数制限 | なし | 一日50回の以上を連続すると制限がかかる | なし |
無料通話中のデータ通信量 | 消費しない | 消費しない | 消費する |
最短契約月数 | 24ヶ月 | 12ヶ月 | 7ヶ月 |
解約違約金 | 9,500円 | 10,000円 | 8,000円 |
8.Y!mobile(スーパーだれとでも定額)
2.で挙げた通常のプランに対して、こちらのオプションを付ける事で、時間制限のないかけ放題に出来ます。
月額1000円支払うと、誰とでも何分でも、何回でも無料の完全かけ放題になるのです。
キャリアと全く同じですね。
完全かけ放題をしている三社の中では、唯一通常の電波を介して発信する為、一番音声品質が良いです。
エリアに関して言えばドコモ回線を使っている他の2社と比較すると通信網の弱さはあります。
デメリットはやはり料金が他社と比較すると少し高い事。
MVNOとキャリアの間の値段です。
ワイモバイル公式サイトはこちら
9.もしもシークス(かけたい放題フル)
月額1800円でかけ放題になります。
ただ条件があって、60分以上の連続通話をすると一旦通話が切れてしまいます。
ただ、直後にかけ直せばまた60分間無料になります。
そこはワイモバイルやニフモの完全かけ放題とは違いますが、1時間以内の通話が多い人なら料金的にはワイモバイルよりは安く済ませられます。
60分以上会話する間柄なら一旦切れてもかけ直せれる相手が多いような気はしますよね。
デメリットとして挙げるならその点と、専用アプリを介した通話になる事くらいでしょうか。
以前は海外の電波を使っていたので音声品質は良くなかったのですが、新しいプレフィックス回線に変更したことにより劇的に改善されたとの事です。
発信番号は090始まりの番号が通知されますので、受信相手にとっては通常の電話と同じです。
もしもシークス公式サイトはこちら
10.ニフモ
「Nifmoでんわ」というアプリを介して通話すると無料になります。
時間制限・回数制限ともになし。
料金は月額1,300円です。
ワイモバイルともしもシークスのかけ放題と比較した時、値段が圧倒的に安いのはニフモ。
デメリットは、
- IP電話なので音声品質がよくない
- 通話すると、データ通信容量を消費します
- 発信すると相手先に番号が表示されない
- 「Nifmoでんわ」は緊急電話やフリーダイヤルには対応していない
以上の点があげられます。
Nifmo公式サイトはこちら
料金が最重要ならニフモ
ニフモは時間・回数無制限のかけ放題としては最安値のMVNOです。
同じ条件のワイモバイルと比較すると2,000円以上の差がありますね。
- 通話品質が少々劣る事
- 発信番号が通知されない事
- アプリを介しての通話になる事
この3点が気にならないならニフモのかけ放題がおすすめです!
Nifmo公式サイトはこちら
音声品質に強くこだわるならY!mobile
音声品質が最も重要な人には、ワイモバイルがおすすめです。
田舎の方へ行った時、繋がらないエリアが存在する事以外で言えばキャリアのかけ放題と全く変わらない使用感です。
ただ、料金の面で、端末代金が発生した時には現在のキャリアの支払い額とあまり変わらなくなってしまう人もいます。
その辺りはまず現在の請求額を見て下さい。
現在は割引キャンペーンを行っていて、月額料金が一年間1000円引きになります。
分割代金が1000円台の端末も沢山あるので、キャンペーンを適用すれば一年間はほぼ端末代金0円になります!
気になる人は公式サイトを確認してみて下さい。
ワイモバイル公式サイトはこちら
60分以内で収まるならもしもシークス
60分以上の通話をされる事があまりない人や、一旦切れても掛け直しできる相手が多い人には、もしもシークスがおすすめです。
相手に自分の番号通知がされるので、通常の電話のかけ放題と同じ感覚で使えるのが魅力です。
電波が改善されたことで、かなりコスパが良くなりました。
値段はワイモバイルよりも1000円安いですしね。
もしもシークスについて詳しくまとめた記事がありますので、よろしければ参考にしてください。
実際にかかる料金やキャリアとの比較ができます。
もしもシークスの評判・かけ放題の通話品質を調査!
もしもシークス公式サイトはこちら
まとめ
時間を気にせず話したい人にとって、選択肢となるのはワイモバイル・もしもシークス・ニフモの三社。
値段やサービス内容には三社それぞれ違いがあるので、どの部分をこだわるかで選択は変わってきますね。
もしもシークスの通話品質が改善されたことはかなり大きいです。
通話時間が短く済む人は、5分以内無料のMVNOを選択する事で今よりも圧倒的に料金を節約する事が可能になります。
現在のご利用状況や請求金額を確認してみて下さい。
個人的には、5分以内で通話が終わらせられる人は楽天モバイルがおすすめです。
販売端末も多いし、料金も最安値と同等。
大手の会社なので潰れる心配も少ないし、他社と違って店舗を持っている安心感もあります。
ポイントが貯まったり、端末補償などもしっかりしていて、コスパの良いMVNOです。
詳しくまとめた記事がありますので、よかったら参考にしてみて下さい。
楽天モバイルのメリット・デメリット・キャリアと比較!おすすめはこんな人
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