バーや飲み屋の常連になるには?行きつけのお店のつくり方
2016/10/08
みなさん、每日飲んでますか?
僕は飲んでます。
僕の趣味はお酒をのむことで、家・店どちらかで、ほぼ每日お酒を飲むのですが、ここ最近は常連と言っても良いお店が複数できて、お店選びに困らなくなってきました。
悩みは僕の体がひとつなのと財布の中身に限りがあるので、いいペースで巡回しないと常連から降格しそう、ということです。
さて今日はそんな僕の「行きつけの店のつくり方」をご紹介します。お店の常連になると、酒場ライフがまたさらに充実しますので、お酒を飲むのが趣味な皆さんにとてもおすすめですよ!
行きつけの店を作って常連になれば、一人飲みも寂しくなくなる
まず行きつけの店をつくるとどうなるのかをご説明します。
まだ行きつけのお店がない人にとっては未知の世界ですよね。
「一人で飲みにいけるようになりたい」と思う人は意外と多いように思います。
そう、ひとりでお酒や料理を楽しめて、さらにお店のひとや周囲の常連さんとも仲良く話ができるようになれば、これほど楽なことはないんですよね。誰も誘わなくてもいいんですから。スケジュール調整とか「今日空いてる?」とか言わなくて済む。
でも、意を決してドキドキしながら一人でお店に入っても、周りは楽しそうにしているのに自分だけ誰とも会話をせずにずっとスマホを見ていることってありませんか?
僕はそうでした。
住んでいるところの近く、裏通りに入ったところにひっそりと佇む味のある居酒屋のカウンターに座ったのですが、お店の人も話しかけてこないし、常連さんはそこそこ盛り上がってて楽しそう。でも僕はすました顔してスマホをずっと触ってました。
これ、なんとも言えない「ぼっち感」ですよね。わかります。
それ以来そのお店には行っていません。でもお店が悪いわけじゃないと思うんです。こちらにスキルが足りなかった。
そう、ちょっとしたテクニックでこの状態を打ち破ることができるのです。
そしてそれができれば、一人で飲むのが俄然楽しくなります。というより、一人飲みが基本になって、仲間と飲むのはイベント的になります。
こうなればあなたの酒場ライフはより充実したものになるでしょう。
行きつけのお店ができることのメリット
さて、まずは行きつけのお店を作ったらどんないいことがあるのか、改めて考えていきましょう。
ひとり暮らしでも寂しくなくなる
僕は家族と住んでいるのでちょっと当てはまらないかとは思いますが、子供たちが小さいこともあって実際には仕事を終えて帰ったら家族は全員寝ています。
こうなるとスマホとPCとテレビと本くらいしか僕の相手をしてくれるものがないのですが、行きつけの店ができると、とりあえずお店に行けば話し相手はできますので、寂しさを感じることはかなり少なくなります。
お酒のプロにいろいろ聞ける
お店の人は飲食業のプロであり、専門店等であればその専門のジャンルのプロです。
このプロの知識を教えてもらうのも醍醐味の一つ。
たとえば日本酒に力を入れているバーであれば、あの難しい日本酒の世界のことをわかりやすく教えてくれますし、ワインバーもしかり。料理にこだわっているお店であれば料理のことも。
それと、僕が一番うれしいのは、お店の人のオススメのお店を教えてもらえることですね。
自分が好きなお店のひとが行く「行きつけのお店」であれば、自分も好きである可能性が高いです。僕の経験では実際にそうです。食べログみてるよりよっぽど効率がいいですしね。
こうしてまた新しいお店を開拓していくのも楽しいです。
お店でだけ話をする知り合いが増える
常連になったら、他の常連さんと顔見知りになっていきます。お酒も入っているので、話も盛り上がったりします。
これ、とても心地よい関係が保てるんですよね。
だいたい名前も仕事も知らないひとたちと、その場のノリで話をしてワイワイ盛り上がる。でも普段の生活では会うこともないので、全然気を使わなくていいわけです。
普段の生活の場での自分は他社との関係性を無視した行動はできないわけですが、そことは違う、本当の自分でいられるのもいいところだと思います。
まずはお店を見つけるところから。いい店に出会うまでは常連になる必要はない。
このように、行きつけのお店をつくるとこんなに良いことがあるのですが、その前に大切なことがあります。
まず一軒「自分がいいと思うお店」を見つけることです。
どうやってそんなお店を見つけるのか。このテクニックをお教えします。
チェーン系のお店には行かない
行きつけのお店を作る場合、チェーン系のお店にはなるべく行かないほうがいいと思います。
もちろんチェーン系のお店でも良いお店はあると思います。でもやっぱり個人でやっているお店のほうが、万人受けを狙っていない場合が多く、店主の個性が出やすいんですよね。
その個性がピタリとハマれば自分にとっていいお店になりますし、そうでなければ行かなければいいだけです。
しかもチェーン系はもし仲良くなっても店長が異動や退職することも多いし、そもそもカウンターがない場合が多いので、仲間と楽しむための場所という割り切りが必要ですよね。
人から勧められたお店には、とりあえず行ってみる
あなたの周囲に酒場好きのひと、いますか?
もしいて、その人が自分と価値観の合いそうな人だったら、その人に一人飲みできるお店を聞いてみましょう。きっと酒場好きの人なら、自分が気に入っているお店を紹介してくれるでしょう。
その際「お店の人に◯◯さんの名前出したらわかりますか?」と聞いてみてください。
そして教えてもらったお店には実際に行ってみましょう。お店の人に「◯◯さんに紹介してもらって」と伝えるといいと思います。お店の人と教えてくれた人の関係性を向上させるのに貢献できるのはもちろん、自分とお店の人の心理的なハードルがかなり下がります。
そして行ってみたら、教えてくれた人に感想を教えてくれた人に伝えてみましょう。
そしたら好みかどうかを聞いてくれて、次のお店を教えてくれます。
まだ一軒も行きつけのない人は、まずはこうやって一軒目を見つけるといいかもしれません。
弊害は、その教えてくれた人がお店に来る可能性が高いことくらいですかねー。
とにかく気になったお店に入って、一杯だけ飲む
街を歩いていて、「この店よさそうだなあ」と気になるお店ってありますよね。
そういう時は常連になるとかを気にせずに、一杯だけ飲むつもりでとにかく入ってみることをオススメします。
だいたい一杯飲むだけなら1000円から1500円ですよね。
最初からお店の人と仲良くなろうとせずに、牛丼食べに行く感じで入りましょう。牛丼屋にコミュニケーション等は期待しないですよね。それと同じ気持で。
で、実際に入って雰囲気いいな、空気感いいなと思ったら、その日に話しかけてみるのもいいですが、次回に取っておくのもありです。そもそもそれができる人はすでに行きつけを持っていると思いますし。
雰囲気が合わなかったら、一杯飲んでさっさとお店を出て、その日は家に帰ってしまいましょう。
僕のオススメは断然カウンターのあるお店です。一人のみではカウンター一択ですね。実際に一度あったのですが、一人なのにテーブルに通されたら一杯飲んで帰ります。
お一人様一回目は軽くお酒が入った状態のほうがいいかも
さて、どんな方法であれ自分にとって良いお店が見つかったら、次に常連になるための行動を取っていきましょう。
常連になるための第一歩。
お一人様一回目は、友達との飲み会で飲んでいた人たちと別れた後など、ちょっとお酒が入った状態がおすすめです。
お酒好きなら、アルコールが入れば自然と饒舌になりますし、普段より少しだけ大胆になれますしね。
ただ、あまり深くお酒が入った状態は避けましょう。お店との関係が最初から悪いものになりかねません。
彼らはお店の雰囲気を壊されるのを極端に嫌います。ここだけは守るようにしましょう。
「軽くお酒が入った状態」以上の時は大人しく帰りましょう。
最初に3日連続で行くと確実。お金よりも頻度の方が重要
お一人様一回目ではそれほどコミュニケーションは取れないかもしれません。
でも気に入ったお店であればここで諦めてはいけません。
一番確実な方法は、3日連続で行くこと。これをやれば絶対に覚えてくれます。この場合は友人と一緒でも構いませんが、とにかく覚えてもらうことが重要。
お金はそんなに沢山使わなくていいです。一杯で十分。それを3日間続けても多分5000円とかそのあたりで済むはずです。
一回に沢山お金を使うより、回数のほうが重要です。
僕は実際に、気に入ったお店には最初に何度も通うようにします。もちろん義務感とかじゃなくて気に入ってるからやるのですが、これをやるとお店の人に簡単に覚えてもらえるからです。
3日連続で行ったあとはしばらく週一ペースくらいで通いましょう。
でも他のお店にも行きたくなると思いますので、その後は2週間に1度くらいに落としていき、徐々に減らして自分のペースで通えば良いと思います。
ま、でもそもそも気に入っているお店なので、2週間に1度くらいは行きたくなるものですけどね。
コミュ力はほどほどに大切。でも最重要ではない。
お店では様々なコミュニケーションが交わされます。カウンター越しにお店のひとと話したり、近くのお客さんと話したり。
みんなお酒が入っているので楽しくワイワイ話すことができます。
でも、静かに飲んでてもいいんです。
そう、ひとそれぞれの楽しみ方ができるところも一人で飲むことの醍醐味。
実際に僕が通うお店でも、ずっとスマホを触っているかと思えば、ちょっとお店の人と会話したり、という感じで一人の時間を楽しんでいる人もたくさんいます。そしてお店の人もそれを邪魔しないです。
この適度な距離感はとても心地よいと思います。
ただ、ずっとスマホを触っているのもちょっともったいないので、最初は自分のことを理解してもらえるように少しだけ心を開いてみてください。お店の人も喜ぶはず。
自分にとって「いいお店」で、お店にとって「いいお客」になる
これとても大切なことです。
結局お店と自分も、人と人の関係なんです。だって個人店であれば、店主そのものがお店なんです。
だから人と人との関係性と同じことをしましょう。
お店のことを大切に思う。お店のためになることをする。例えば、雰囲気を壊さないようにするとか、価値観の合うひとを紹介するとか、暇そうならちょっと多めにオーダーするとか、いろいろできると思うんですよね。
もちろん自分のできる範囲で良いんです。無理に貢献しようとして恩着せがましくするのが一番良くないと懐います。
お店にとって「いいお客さん」でいられればお店の人はいつでも歓迎してくれるので、この世界に自分の居場所がもうひとつ増えますよ。
僕の行きつけのお店
さてそんな僕の行きつけのお店を紹介します。
ロックモ
名古屋の栄、女子大にあるお気楽ロックバー。ロックバーなのにソムリエのオーナーのセレクトしたワインと料理が売り。楽しいです。
【名古屋市中区栄】ロックモは料理もワインもワイワイ楽しめるお気楽ロックバー
The酒〇五二
僕の大好きな日本酒とワインがメインのバー。魚が絶品です。
【名古屋市中区新栄】The酒〇五二で通も納得の日本酒と絶品刺身
まんもちゃん
安く美味しい揚げ物が食べられます。知る人ぞ知る感じもいいです。店長さんいい人です。
【名古屋市中区新栄】まんもちゃん|シャトーブリアンと串揚げ
SAFARI
雰囲気がめちゃくちゃいいのにとってもお手頃なバー。チャージも無いです。
【名古屋市東区白壁】BAR SAFARI(サファリ)は雰囲気絶妙なお気軽バー
みなさんの酒場ライフがより充実したものになりますように!
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