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吟醸?純米大吟醸?初心者にもわかりやすく日本酒の種類を調べてみた

      2017/02/23

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ビールばかり飲んでた僕も、焼酎、ウイスキーと来て、もっぱら日本酒派になっちゃったわけですが、飲み始めたのはホントに最近。日本酒って「純米」とか「大吟醸」とか、なんだか種類がたくさんあって、最初はどれを飲んでいいのかよくわからないんですよね。僕もいままで曖昧にしていたんですけど、一度ちゃんと調べてみたので記事にしてみます。

日本酒の定義(だいたい要約)

まず、日本酒の定義を書き記します。

  • 米を原料にしたお酒
  • アルコール度数が22度未満
  • 清酒、合成清酒、どぶろくなど

でもこれ、かなり簡略化しています。というのもWikipediaを見るとこう書いてある。

日本では、酒類[1]に関しては酒税法が包括的な法律となっている。同法において「清酒」とは、次の要件を満たした酒類で、アルコール分が22度未満のものをいう(3条7号)。

  1. 米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの
  2. 米、米こうじ、水及び清酒かすその他政令で定める物品を原料として発酵させて、こしたもの
  3. 清酒に清酒かすを加えて、こしたもの

なお、同法の「清酒」(3条7号)のほか、「その香味、色沢その他の性状が清酒に類似する」混成酒である「合成清酒」(同条8号)や、どぶろくなど一部の「その他の醸造酒」(同条19号)も日本酒に含まれる。
アルコール度数以外の清酒としての要件を満たしつつも、より高い度数(22度以上)の日本酒を製造することも技術的には可能で、『越後さむらい』(玉川酒造)のように、清酒の製法で製造されながらアルコール度数が46度に達する酒も存在する(酒税法上は3条21号のリキュール扱い)。
日本酒 – Wikipedia

正直よくわからん。いやわかるけどめんどくさい。だからまあ基本的には米でできてて22度未満だよってことでいいのではないでしょうか。

日本酒の種類

さて日本酒の定義が済んだところで、本題である「日本酒の種類」について調べていきます。

日本酒には以下の種類があります。

  • 純米大吟醸
  • 大吟醸
  • 純米吟醸
  • 吟醸
  • 純米
  • 本醸造
  • 普通酒

で、普通酒ってのがあるのですが、これは日本酒にこだわったようなお店ではまず見ないのではないかと思います(違ったらごめんなさい)。なので今回の記事では触れません。知りたい方はこちらをご覧ください。
普通酒とは – はてなキーワード

僕がよく行くお店の八咫The酒〇五二ばっかす おお島などでは、基本的に純米酒を楽しんでいる人が多いように思いますし、僕は燗しないで冷酒を飲むので、基本的には純米酒を飲んでいます。

アルコール添加の有無で変わる

「純米」とつくお酒はアルコール添加がありません。米、米麹、水で作られます。

  • 純米大吟醸
  • 純米吟醸
  • 純米

純米系はその飲み口が「甘くてしっかりと旨い」という傾向にあり、最近僕の周囲にも飲む人がどんどん増えています。冷酒で飲むとちょっと甘みが抑えられてスッキリ飲めますが、甘くて飲みやすいだけにするすると入っていきますので、飲み過ぎに注意です。

あと、甘みが強いものは、食中酒としては適さないように思いますが、好みの問題もあるので一概には言えませんね。

そして「純米」とつかないお酒は醸造アルコールが添加されています。

米と米麹、水だけで作った純米系の日本酒は、往々にしてアルコール度数が足りない場合があります。それを補うために醸造アルコール(要は焼酎) を添加します。

ちょっと品質が劣るイメージがありますが、品質調整のために用いるという意味もありますし、好みの問題ですので一概にどちらが良い、という問題ではありません。一般的には辛口になる傾向にあるようです。

そしてアルコール添加料によって名前が変わります。

アルコール添加10%以下

  • 大吟醸
  • 吟醸
  • 本醸造

アルコール添加10%以上

  • 普通酒

精米歩合によっても呼び名が変わる

日本酒を分類する上でもうひとつ大きな要素があります。それは、精米歩合です。精米歩合とは、米を外側からどれだけ削っているか、その量によって呼び名が変わるというものです。

精米歩合に寄って、以下の3つのグループに分けられています。

  • 精米歩合50%以下(50%以上削る) 純米大吟醸/大吟醸
  • 精米歩合60%以下(40%以上削る) 純米吟醸/吟醸
  • 精米歩合70%以下(30%以上削る) 純米/本醸造/普通酒

さてこの精米歩合ですが、当然の事ながらお米を沢山削ると原料がたくさん必要になるので値段が上がる傾向にありますね。

有名なお酒に「獺祭 磨き二割三部」というものがあります。この「二割三部」とは、お米の外側から77%を削って、糠(ぬか)として捨ててしまっているということです。

そして精米歩合が0%というのは、すなわち玄米ですね。

お米というのは外側に行けば行くほど脂質やタンパク質が多く含まれています。これが所謂日本酒の「雑味」になってしまうのです。

ですので、精米歩合が低ければ低いほど、雑みのないお米本来の旨味のみでできたお酒ということになります。

ただ、精米歩合が低いということは、当然時間も原料費もかかるわけです。捨てる部分が大きいわけですから。それで値段が上がってしまう。また、日本酒通の友人が言うには、やっぱりその「雑味」も個性であるし、先ほどの純米か否かと同じように、どちらが好きか、という範疇を出ない話だと言っています。

まとめ

日本酒は原料と精米歩合によって大きく7種類に分けられます。その中でも甘口が好きな人は純米系、辛口が好きな人は非純米系を飲みましょう。

そして、スッキリとした日本酒本来の味を楽しみたい人はなるべく精米歩合の低い大吟醸などを。雑味を含めたお酒による個性を楽しみたい人は、精米歩合にこだわることなく色々なお酒を飲むのがいいのではないでしょうか。

Photo credit: Jouko Karvonen via Visualhunt / CC BY


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