引っ越し時のインターネット比較。契約手続が早い・安い・簡単な回線はこれ!
2018/07/16
転勤や進学、さらにはその他諸々家庭の事情で引越しをしなくてはいけないことってありますよね。
そんなとき、後回しにしがちなのがインターネット回線の契約。
普通に考えれば、
「インターネットならNTTか家電量販店でしょ?」
と思いがちですが、実は最近はそうでもないんですよ。
あなたの生活スタイルに合わせて最適な選択をしないと、余分な費用や手間がかかって大きく損をしてしまいます。
僕は以前はNTTの「フレッツ光」を使っていました。
そして今は「WiMAX」というポケットWiFiだけで足りています。
この記事では、インターネット回線の僕の乗り換え体験を元に、どんな人にどんなサービスが適しているのかを解説していきます。
これから引っ越しを控えていて、ネット契約について検索してこのブログに訪れた方には、かなり参考にしてもらえると思いますよ!
引越しの時に忘れがちなのがネット契約
僕も何度か経験があるのですが、引越しって生活に変化が起きる時に発生するイベントですよね。
- 転勤
- 転職
- 就職
- 進学
- 結婚
- 離婚
などなど。。。
こういったタイミングでは、そのイベントに気を取られ、さらには引っ越しの手配に気を取られてしまって、
「あ、ネットのこと忘れてた・・・」
ということになりがちですよねー。
僕も過去に2回引越してまして、ひとつは結婚。もうひとつは自宅の購入でした。
そしてその両方でネット契約のことを忘れてしまい、しばらくネットなしで過ごしたことを覚えています。。。
ただ、今考えれば忘れていてもすぐに契約できるサービスもたくさんありますし、さらには本当に必要なサービスを選べば、もっともっと節約できたんですよね。
実際に我が家では、「フレッツ光 + au」から「WiMAX + 格安SIM」に変えて年間20万円以上の節約に成功しました。
もちろん安ければ良いわけではないので、自分にあった回線を選ぶことが必要です。
それではまずは、それぞれのインターネット回線にどんな特徴があるのか見ていきましょう。
そもそもインターネット回線にはどんな種類があるの?
インターネット回線には大きく分けてふたつの種類があります。
- 光ファイバーやCATV、ADSLなど実際のケーブルを利用した固定回線
- 携帯電話やポケットWiFiなどの電波で利用するモバイル回線
先程もいいましたが、僕はどちらも使ってきた経緯があります。
それぞれに特徴がありますので、わかりやすく解説していきます。
フレッツ光などの固定回線のメリット・デメリット
まずは固定回線から見ていきましょう。
そもそも固定回線って何?という話ですが、これは決まった場所でしか使えないインターネット回線のことですね。
電線などから自宅にケーブルを引き込み、そこからはWiFiやLAN(ラン=Local Area Networkの略)ケーブルなどを使って家の中でネットに接続するかたちです。
マンションであれば予めケーブルは引き込んであり、NTT局内の開通工事だけで大丈夫な場合が多いのですが、モデムやルーターの設置が必要となりますね。
固定回線は、このあたりのことが非常に煩わしいのが特徴です。
固定回線は工事が必要。これがとても煩わしい。。。!
電線などからの引き込み工事が発生する場合、まず工事日の調整が必要です。
工事に自体にも1.5時間ほどかかるのですが、その前に工事業者と自分の都合をすり合わせて、実際に立ち会う必要があります。
また引越しが多発する3〜4月は特に日程調整が難しく、悪い場合には2週間から1ヶ月先になることもあります。
僕の場合もやはり「2週間後から」というかたちで調整が始まったのを記憶しています。
さらに僕の場合は、やはり土日は工事が重なっていて全然調整がつかなかったので、僕が昼間に仕事をしている間に工事に来てもらうことになりました。
その際に立ち会いは奥さんに任せたのですが、やはり工事業者さんは若い男性です。
もちろん何も無いのは当然なんですが、ちょっとイヤですよね。
特に女性の一人暮らしの場合、工事に来た業者さんに個人情報等すべて把握されてしまいますからね。
ちょっと怖い感じがしますよね。
そもそも、いちいち立ち会うとかホントちょっと面倒ですからねー。
何とかならんもんかね、と言う感じ。
モバイル回線に比べて料金が高い
現在主流の固定回線である光回線は、やはり物理的な維持費が大きいこと、データ通信量が膨大なことで、費用が高くなりがちです。
マンションであれば大体4,000〜5,000円。
戸建てであればもう少し高くて5,000〜6,000円となります。
この内訳はNTTに支払う費用に加えて、OCNやSo-netなどのプロバイダーに支払う料金となっています。
実際に僕は戸建てで毎月5,400円を支払っていました。
これはやはりモバイル回線と比較すると若干高額になっています。
さらに言えば、家にいない間は利用できないわけですから、利用可能時間を考えるとさらに割高になってしまうと言えるんですよね。
良いところは非常に高速な回線を使い放題なところ
さて、まずは光回線のちょっと面倒なところを書きました。
ただ、もちろん良いところもあります。それは、
「非常に高速なインターネットをたっぷり使い放題」
ということですよね。
これが圧倒的な魅力となっています。
人によっては膨大なデータ通信が必要な人もいます。
そういった人は固定回線一択ですよ。
さてそれでは、もう一つの選択肢であるモバイル回線について解説しますね。
ポケットWiFiなどのモバイル回線のメリット・デメリット
自宅で利用することが前提となる固定回線に対して、モバイル回線は持ち歩くことが前提の場合が多くなっています。
僕は現在WiMAXというモバイル回線で家でも外でもネットに繋いでいますので、使い勝手については知り尽くしていると言っても過言ではありません。
そんなモバイル回線にも一長一短がありますので、解説していきましょう。
家でも外でも使える
まずモバイル回線の最大の特徴は何と言っても持ち運びができること。
ポケットWiFiの会社によって使っているアンテナや電波に違いはあれど、電波を利用してインターネットに接続しますので、電波の届く場所であれば、家でも外でもどこでも利用することができます。
実際に僕はWiMAXの端末を持ち歩いてずっと使っていますが、非常に快適です。
この「家でも外でも使える」の反対が、固定回線の「家でしか使えない」になるわけですが、これが意識しないと気づかない落とし穴になります。
僕も普段持ち歩くようになってから
「あ、今までは家でしか使えない回線に高いお金を払ってたのか・・・」
と気が付きました。
固定回線の説明にも書きましたが、家でしか使えない回線というのは家にいない間の費用が無駄になってしまっているのです。
僕は仕事が結構忙しいので、大体帰宅するのが夜の10時から11時ですし、土日もどちらかはオフィスで仕事をしています。
となると、その間家でネットをする人は殆どいない(奥さんのネットは99%スマホです)のにもかかわらず、固定回線に費用を払い続けることになるんですよね。
これは非常に無駄が多いと気がついたのでした。
やはり外でも使えるというのは、スマホのデータプランを節約する上でも、非常に大きな意味がありますよ。
光回線と比較して月額料金が安い
モバイル回線は、家にいなくても使えることで、無駄のない回線だということはお伝えしました。
それでも、固定回線より月額料金が高いのであれば、無駄がなくても結局は割高になってしまいます。
しかし、多くのモバイル回線の月額料金は、3,000〜4,000円ほど。
常に持ち歩けて、いつでも使える上に料金が安いのです。
これに加えて、大容量のネット回線をどこでも使えることで、ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアで契約しているスマホを格安SIMにすることができます。
モバイル回線の安さと、格安SIMの少ないデータプランに変更することで、ダブルで通信費を削減できるのです。
WiMAXをはじめとするモバイル回線がどこでも使えて、安いのは分かってもらえたと思います。
次は
「データは使い放題なの?」
という部分が気になると思います。
そのあたりを解説しますね!
“実用レベルでは”、完全に使い放題のサービスがない
残念ながら現在のところ、モバイル回線には「“実用レベルで”完全に使い放題」を実現しているサービスはありません。
「完全な月間無制限」を提供している会社もありますが、それらは基本的に「速度の遅い格安SIM」の会社です。
格安SIMは、ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアがつくってきたアンテナ網を「間借り」して格安で運営しているサービスですので、通信品質の面で大手キャリアを上回ることはありえないのです。
したがって、格安SIMで月間無制限ということは、その通信速度が非常に遅いということになります。
そして、多くのモバイル回線は、月間7GB(ギガバイト)までのデータプランとしています。
僕の利用しているWiMAXは違いますが、7GBの制限では、正直「家でも外でも使える」とは言えません。
高画質な動画を3時間ほど見れば、上限の7GBに近づいてしまうでしょう。
7GB制限のあるサービスで、7GBを超えてしまえば、当然速度制限がかかります。
月間4,000円なのに、激遅で割高のモバイル回線と化してしまいます。
ただ、WiMAXとY!mobileは、ある条件下で実用レベルの速度を維持しながら無制限を実現しています。
これこそが、僕がフレッツ光からWiMAXに乗り換えた最大の理由なのです。
モバイル回線でWiFiを使う場合、現実的に使えるのは
- Y!mobile(ワイモバイル)
- WiMAX(ワイマックス)
- NEXTmobile(ネクストモバイル)
の3つです。
これらにはそれぞれ特徴があるので、しっかりと説明していきますね。
WiMAX、Y!mobile、NEXTmobileの特徴
僕は、固定回線からモバイル回線のみの利用に乗り換える際に、モバイル回線について徹底的に調べました。
その上でオススメの回線を3つに絞りました。
それが先程上げた、
- WiMAX(ワイマックス)
- Y!mobile(ワイモバイル)
- NEXTmobile(ネクストモバイル)
です。
ちなみに、Y!mobileは格安SIMで契約しましたし、WiMAXとNEXTmobileは実際にポケットWiFiルーターを契約しました。
これらを一つずつ解説していきます。
Y!mobileの特徴
Y!mobileの特徴は以下となります。
- 月間通信量はAXGPエリアに限り無制限
- 月額料金は4,380円/月
- 標準モードを月に一度でも利用すると7GBで制限がかかる
- 3日で10GB以上利用すると速度制限がかかる
ちょっとわかりにくいかもしれませんので簡単に一つずつ解説していきます。
月間通信量はAXGPエリアに限り無制限
Y!mobileは「使い放題」を売りにしています。
しかし、その大きな特徴は「アドバンスモード」でのみ高速データ通信がたっぷり楽しめる、と言うものだということですね。
Y!mobileは、ソフトバンク系列の会社です。
そのソフトバンクのLTE電波網を利用することで、Y!mobileの電波は全国ほぼどこでも使えるようになっているのです。
しかし、結局はソフトバンク系列の格安SIM会社となり、無制限でたっぷりつかえるようにはできません。
そこで、同じくソフトバンク系列の会社「Wireless City Planning」が提供しているAXGPという回線を利用して、「無制限」を実現しているのです。
しかし、この「AXGP」、とにかくつながらないという評判。
ある雑誌で「東京都千代田区において平日日中・平日夜間ともに圏外だった」との記載がありました。
※「家電批評2017年2月号」の特集「格安SIM&Wi-Fi最強バイブル」
要はまだまだアンテナの設置が間に合っていないのが現状なのでしょう。
これは非常に大きな注意点と言えます。
ちなみに以前僕が店頭で接客を受けたときは、そのことには一切触れずに契約を勧められました。
月額料金は4,380円/月
Y!mobileを無制限で使うには、「Pocket WiFiプランL」というプランで契約する必要があります。
このプランは、先程書いたようにAXGPエリアで利用できる「アドバンスモード」のみ利用する場合、月間のデータ通信量が無制限になるというものです。
※AXGPのエリアが狭いことは先程書きました。
このように制限があるにも関わらず、月額料金は4,380円となっています。
※現在「メガ得2」というキャンペーンで3,969円
しかも対応機種は1機種のみ。
このようにその月額料金の割にちょっと制限が多いのです。
確かにAXGPエリア無いでのみ利用できる人であれば魅力的なプランには違いありません。
しかしその料金自体も、僕が利用しているWiMAXのほうがかなり安く使えるんですよね。。。
標準モードを月に一度でも利用すると7GBで制限がかかる
AXGPエリアでのみ利用できる無制限回線「アドバンスモード」。
このエリア内で利用できるユーザーであれば、ずっとアドバンスモードにして無制限で利用できます。
しかし、月に1度でもアドバンスモードから標準モードに切り替えると、その月はアドバンスモードにしても月間7GBの利用制限が適用されてしまうのです。
これは非常に大きな特徴と言えます。
AXGPエリアが広ければ問題ないのですが、どうも現在はまだそれほどエリアが広くない様子。
ということは、基本的に標準モードでの利用が前提となっているのにも関わらず、月間無制限をアピールしているということになります。
このあたりは実際にポケットWiFiを利用してみないとなんとも言えませんが、ネットの評判を見る限り、慎重になる必要があります。
標準モードで適用された7GB制限を解除するには、500MB毎に500円かかります。
これをやってしまうと、非常に高額なモバイル回線となってしまいますので注意が必要です。
3日で10ギガバイト以上利用すると速度制限がかかる
このように実質的に月間無制限では無いサービスである上に、さらに制限があります。
それは、3日で10GB以上の利用で適用される速度制限です。
Y!mobileは、3日で10GB以上利用すると、翌日18時から26時頃まで速度制限がかかります。
その間の通信速度は、1Mbps程度。これはYoutubeの標準画質が問題なく観られる程度の速度です。
この、「3日10GBで1Mbps」という制限内容は、僕が実際に利用しているWiMAXと全く一緒です。
これについては、僕は気にならない状況です。
ただしY!mobileの場合、3日で10GBの利用が可能なのは「AXGPエリア内でのみ使えるアドバンスモード」でのこと。
そもそも標準モードでは、月間利用量が7GBなので、関係のない話になってしまいます。
このようにY!mobileのポケットWiFiは、その無制限エリアが非常に狭いという評判であり、慎重にならざるを得ません。
次に、WiMAXを見ていきましょう。
WiMAXの特徴
- 月間通信量は完全に無制限
- 月額料金は3,000円/月前後
- 3日で10GB以上利用すると速度制限がかかる
- エリアや電波はちょっと弱いので注意
このようになっています。
先にも書きましたが、僕は現在WiMAXと格安SIMでまったく問題なく生活していますので、とてもオススメです。
もちろん弱い部分もありますが、それを踏まえて見ていきましょう。
月間通信量は完全に無制限
WiMAXもY!mobileと同じく、月間通信量の完全無制限を売りにしています。
そして、実際に利用していますが、確かに使い放題無制限です。
ちなみに僕の2017年5月の通信量は、28日の段階で42.29GBです。
今月、一切速度制限はかかっていません。
このようにWiMAXも間違いなく完全無制限なのです。
ただ、Y!mobileの「アドバンスモード」と同様に「ハイスピードエリアモード」という機能を使うと、その月は7GBの制限がかかってしまいます。
ただ、大きく違うのは、WiMAXは都市部であれば基本的にハイスピードエリアモードにする必要がないということです。
山間部はつながらないところが多いと思いますので、そういった地域に住んでいる方には厳しいかと思います。
しかし僕の住んでいる名古屋市内であれば、ほぼどこでも使える状態です。
これはWiMAXがいままでに設置してきたアンテナの量が、Y!mobileのAXGPより多いからなんですね。
Y!mobileの場合は、基本的にAXGPが狭いので、おそらく高確率で標準モードにして利用することになります。
しかしWiMAXは、ハイスピードエリアモードは利用しないことを前提として運営されています。
もちろん電波の特性から、ちょっと拾いにくいところはあります。※あとでしっかり説明します。
それを踏まえても、僕はまったく問題なく使っています。
電波やエリアのことは後ほど説明するとして、先に料金の話を進めていきますね。
月額料金は3,000円/月前後
WiMAXを運営しているのは、「UQコミュニケーションズ」という会社です。
最近TVCMをバンバン流している、格安スマホの「UQモバイル」で有名ですね。
WiMAXは、実はこのUQコミュニケーションズ“以外”と契約することで、非常に安く利用することができるのです。
WiMAXを運営しているのはUQコミュニケーションズなのですが、販売などは「プロバイダー」と言われる複数の会社が運営しています。
このプロバイダー同士がWiMAXの契約数を競っているので、魅力的な料金プランを打ち出してくれるのです。
大体月額の支払い料金は、実質的には3,000円前後となることが多いです。
あるプロバイダーは、月額料金はUQのものをそのままですが30,000円を超える現金キャッシュバックを実現して、2年間の総支払額では最安を実現しています。
またあるプロバイダーは、面倒なキャッシュバック手続き等を廃止して、そもそも請求される月額料金が安くなるようにプランを提供してくれています。
WiMAXはプロバイダー選びが非常に重要です。
親会社であるauや、家電量販店での契約だけは絶対に避けてください!
プロバイダーについてはこちらの記事でしっかり書いていますので良かったら読んでみてください。
▶ WiMAX契約ならこの二択。一切迷わせないプロバイダー選び
さて、次に「3日で10GB」でかかる通信制限について見ていきましょう。
3日で10GB以上利用すると速度制限がかかる
WiMAXもY!mobile同様、3日で10GB利用すると速度制限がかかります。
これは、WiMAXがこの制限を発表した時に、Y!mobileが追随したんですね。
以前はどちらも3日で3GBでした。これが3日で10GBとなったんですね。
要約すると、このようになります。
- 3日で10GBを超えると制限がかかる
- かかるのは翌日18時から26時の間だけ
- 制限中も1Mbpsの速度は確保
まったくY!mobileとWiMAXで同じです。
ただ、WiMAXの場合、都市部の多くの場所で利用できますので、この変更は非常に大きな意味を持ちました。
僕が実際に数ヶ月利用していて、3日で10GBを超えたのは二度だけです。
その二度というのは、スポナビライブという動画配信サービスをガッツリ見たときなんですよねー。
そういうことをしなければ3日で10GBに達したことはありません。
また、もし3日で10GBを超えても、制限がかかるのは18時から26時の間だけ、それもYoutubeの標準画質が見られる1Mbpsを維持してくれます。
実際に速度制限がかかるとこのような感じです。
- フェイスブックやインスタなど画像の多いSNSは多少もたつく
- Youtubeは標準画質なら問題ない
- Twitterは問題ない
- 普通の検索も問題ない
- 普通のWebサイト閲覧は画像の多いページだともたつく
ただ、これも制限解除までちょっと我慢するだけで、その後はまた使えますからね。
制限がかかってから解除されるまでの流れは以下です。
1日目:2GB使う 制限なし
2日目:3GB使う 制限なし
3日目:4GB使う 制限なし
4日目:4GB使う 直近3日合計が11GB 制限なし
5日目:1.8GB使う 前日までの利用に対して制限がかかる
6日目:2.2GB使う 前日に10GBを下回ったので制限が解除される
これを図にしました。(イラストレータで頑張った!)
この図を見るとわかるように、4日目に直近3日間のデータ量が10GBを超えます。
そして翌日5日目に制限がかかりますが、その日に3日間のデータ量が10GBを下回ります。
結果、6日目は制限なし、となるのです。
このように、3日間のデータ使用量が10GBを超えると制限がかかりますが、仮に翌日使用量を抑えたら、すぐに解除されるんですね。
まさに、「待つしか無い」のですが、忘れてはいけないのが深夜2時から夕方18時までは普通に使えるところ。
仕事や学校、朝の通勤には一切影響がないですよ。
さて、WiMAXのいいところをたくさん書いてきましたが、次はWiMAXのちょっと弱いところを見ていきましょう。
これを踏まえて、契約を検討してもらいたいと思います。
エリアや電波はちょっと弱いので注意
WiMAXはその電波特性や企業規模から、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)と比較すると、圏外の場所が多いのは事実です。
具体的には、以下の場所が苦手です。
- 山間部
- ビルやマンションの奥まった場所
これらはちょっと注意が必要です。
山間部については、正直どうしようもありません。
WiMAXが採用している電波は届く距離が短く、直進性が高いので、障害物となる山を超えて届くことは無いのです。
そして、山間部まで行き届くようにアンテナを設置することは、その距離が短い電波特性もあって、大きな負担になってしまいます。
ですので、WiMAXは人が少なく効率の悪い山間部は敢えて系列の大手キャリアであるauに任せて、自分たちは都市部に集中しているというわけなんですね。
そしてもうひとつの、「ビルやマンションの奥まった場所」について。
先程WiMAXの電波は「直進性が高い」と書きました。
携帯電話やラジオ、テレビの電波というのは、直進性が低く、障害物や壁などを回り込んで届くことができます。
一方WiMAXの電波はまっすぐに進む力が強く、障害物を回り込むことが苦手なんです。
この特徴により、ビルの中央部にある階段やトイレはちょっと電波が届きづらくなります。
またマンションでも、広いマンションの場合は同様のことが起こりえます。
ただ、僕が講師をしている専門学校の教室では、窓際にWiMAXを置いて離れたところでスマホやパソコンを使えば、まったく問題なく受信できます。
ですので、マンションの場合は窓際にWiMAXを設置して利用すれば、だいたい問題なく利用できるのではないでしょうか。
さて次は、WiMAXの電波に不安がある場合に検討してほしいポケットWiFiを紹介します。
それはNEXTmobileというサービスで、会社のスタッフに使ってもらっていますよ。
NEXTmobile(ネクストモバイル)
WiMAXやY!mobileは、大手の携帯キャリアに比べると、どちらも電波やエリアに弱点を抱えています。
その代わり月間無制限のプランを提供してくれているわけです。
※Y!mobileは大部分をソフトバンクのLTEで利用することになるため、注意が必要なことは既に書きました。
しかしやはりどちらの電波も入らない、という地域に住まれている方もいらっしゃると思います。
そういう方はどういう選択をしたら良いのか。
ひとつには、家でしか使えないのを承知のうえで、固定回線を契約することです。
そしてもう一つは、どこでもつながるLTEの電波を利用したモバイル回線を契約することです。
固定回線については、僕はメリットを感じていませんし、他のブログでもオススメがあると思うので、この記事では言及しません。
しかし、もう一方の「LTEの電波を利用したモバイル回線」については、明確にオススメがあります。
それがNEXTmobile(ネクストモバイル)です。
ネクストモバイルの特徴は以下です。
- ソフトバンクのLTE利用で全国どこでもつながる
- 格安SIM会社だけど速度が速い
- 月間通信量は破格の最大30GB
- 月額料金は業界最安の2,760円〜
- 3日で◯GBなどの制限がない
僕は実際に契約して、今は会社のスタッフに使ってもらっていますので、これまた間違いない感想です。
それでは1つずつ簡単に説明していきますね。
ソフトバンクのLTE利用で全国どこでもつながる
NEXTmobileは、WiMAXやY!mobileなどの高周波な電波ではなく、ソフトバンクが設置したアンテナでプラチナバンド帯という、遠くまで届く上に障害物にも強い電波を利用しています。
これにより、ソフトバンクが使える場所であればどこでも利用できるのです。
これは非常に大きなメリットとなります。
格安SIM会社だけど速度が速い
ネクストモバイルは、ソフトバンクの回線の間借りして運営している格安SIMの会社(MVNO)です。
こういった格安SIM系の会社は、直接の子会社であるY!mobile(ソフトバンク系列)とUQコミュニケーションズ(au・KDDI系列)を除けば、だいたい速度が非常に遅いのです。
しかしNEXTmobileは、ポケットWiFiルーターに特化しているからか、非常にスピードが速いのです。
僕が名古屋市内で計測した速度では、概ね15Mbpsから45Mbps程度出ます。
これは普通に光回線に匹敵する速さですね!
月間通信量は破格の最大30GB
次は月間で利用できるデータ量について見ていきます。
WiMAXやY!mobileは、(実態がどうであれ)月間利用量が無制限です。
これに対し、ソフトバンクのLTEを曲がりしているNEXTmobileは、さすがにそれは難しい。
しかし、非常に安い月額料金でありながらも、なんと月間最大30GB利用できるのです。
これは他のポケットWiFiルーターに比較すると非常に大きな数字です。
他はだいたい7GBですので、その違いがわかると思います。
月額料金は業界最安の2,760円〜
月間30GBもの大容量ポケットWiFiにも関わらず、何と月額料金が業界最安級の2,760円〜なんです。
20ギガと30ギガのプランがあって、
20ギガプランは1ギガあたり128円。
30ギガプランは1ギガあたり116円。
大手キャリアが20GBで6,000円ですから、1GBあたり300円。
何と半分程度の金額で利用できるのです。
これもNEXTmobileをオススメする大きな理由です。
3日で◯GBなどの制限がない
さらにWiMAX、Y!mobileどちらにもあった3日10GBの制限。
これが一切ありません。
3日で10GB以上使っても、一切制限はかかりません。
ただし、たくさん使うと月間データ量の上限30GBに達してしまいます。
これだけ注意して使う必要がありますよ。
▶ 月間30ギガのポケットWiFi!NEXTmobileを実際に契約した感想
さて、ここまでWiMAX、Y!mobile、NEXTmobileと紹介してきました。
それでは、次はあなたがどのサービスを選べばいいのでしょうか?
経験者がしっかり解説します!
一体どのサービスを選べばいいの?
引越しで新居のネット回線を契約する場合に気にしたいのは、以下となります。
- HuluやNetflixなどの動画配信を重視するか
- 家にどのくらいいるか
- 通勤通学、その他出先など家の外でも使うか
- あなたはお金持ちか
これらを元に決めていくことができますよ。
HuluやNetflixなどの動画配信を重視するか
まず動画配信サービスについて考えていきましょう。
動画配信サービスはやはり非常に大きなデータを消費します。
もしあなたの趣味が映画鑑賞で、週末に数時間視聴するというマニアだとしたら、まず間違いなく固定回線一択です。
でも「週に一本みるかな?」くらいなら、WiMAXでも大丈夫です。
僕はスポナビライブとDAZNというスポーツ動画配信をよく利用しますが、使い始めて3日10GBの制限にかかったのはまだ二度だけ。
逆に言うとそれ以外の人、例えば動画はYoutubeをちょっと見るくらい、あとは買い物やSNSでの利用がほとんどと言う人なら、絶対にモバイル回線がおすすめです。
あ、デイトレーダーの人やニコ生主の人も固定回線が良いかもしれませんね!
家にどのくらいいるか
次にあなたが自宅にどのくらいいるかも、大きな要素となってきます。
僕の経験として、家にあまりいない人は、固定回線は非常にもったいないです。
当然ながら、固定回線は家の外では一切使えません。
ですから、平日の帰宅が仕事やバイトなどで夜10時を超えてしまったり、休日もバイトや仕事、趣味などで家を空けることが多い人は、モバイル回線がおすすめですよ。
通勤通学、その他の外出先など、家の外でも使うか
家の外でネットをする機会が多い人は、当然モバイル回線がおすすめとなります。
スマホのテザリングでもいいのですが、やはり大手キャリアのデータプランは非常に割高です。
ドコモ、au、ソフトバンクは20GBで6,000円、30GBだと8,000円です。
これが仮にWiMAXなら無制限で3,000円前後、NEXTmobileでも30GBで3,490円。
非常に安いのが分かってもらえると思います。
あなたはお金持ちか
最後に、身も蓋もない条件を確認します。
あなたはお金持ちでしょうか?
もしあなたが金銭的に非常に豊かであるならば、固定回線とモバイル回線の両方を持つことをオススメします。
やっぱり便利なんですよ。それが一番。あと、お金あるなら何でもいいですよね笑
(僕はそんなにお金がないので、できるだけ節約したいですが。。。笑)
お金持ちなあなたへのオススメは光回線とWiMAXの組み合わせですが、WiMAXのエリアが厳しければNEXTmobileがおすすめです。
これにいざという時のためのスマホのテザリングを組み合わせれば、最強のネット環境が構築できるでしょう。
ポケットWiFiの中でもオススメなのは?
さて、ここまで見てきて、引越し時のネット回線について理解いただけたと思います。
僕は固定回線を解約して、WiMAXと格安SIMを利用していますので、どうしてもその目線で書いてしまいます。
これを踏まえて、最後に僕の視点でのオススメのポケットWiFiをお伝えします。
実際に利用しての感想なので、間違いないはず。
僕のオススメのポケットWiFiは以下の順位です。
- WiMAX
- NEXTmobile
- 該当なし
正直、Y!mobileは現在僕が知っている限り、利用は慎重になったほうがいいと思います。
やはり、WiMAXが最もオススメなのです。
- 都市部なら普通につながる!
- 安い!
- 非常に速い!
という特徴がありますからねー。
ただ、WiMAXの電波に不安があるという人は、NEXTmobileを検討してみてください。
WiMAXのプロバイダー選びについてはこちらの記事が詳しく書かれています。
▶ WiMAX契約ならこの二択。一切迷わせないプロバイダー選び
またNEXTmobileについてはこちらの記事で詳しく書かれています。
▶ 月間30ギガのポケットWiFi!NEXTmobileを実際に契約した感想
まとめ
この記事では引越しという人生での大きなイベントでのインターネット回線選びについて書きました。
結論としては
- 大容量のデータ通信が必要なら、高くて無駄が多いけど固定回線
- それ以外であれば、モバイル回線がオススメ
- モバイル回線ならWiMAX、次にNEXTmobileがおすすめ
といったものになっています。
僕の実体験に基づいた記事ですので、すべての人に当てはまるわけではな無いと思いますが、参考にはしていただけると思います。
みなさんのネット環境が良いものになることを願って。
それでは、また!
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