年収600万と400万の話から考える、給料を上げる方法
2016/10/08
先日何かバズってたっぽい?「キツイ仕事で年収600万 VS 楽な仕事で年収400万w」という話題。これ色々考えられるところがあるなーと思ったので、低学歴から超絶ブラック企業で13年間働いてた現在零細企業社長の僕がちょっと考えてみます。
※この話は中小零細企業に勤める人を想定して書いてます。高学歴・大企業に勤めるひとのことはわかりません。
年収600万と400万の差とは
この話題では僕がTwitterでフォローしている著名人も言及していたりします。
この二択が間違ってる。仕事の面白さと年収は概ね比例する。>年収と仕事のキツさの最適なバランスは? #BLOGOS https://t.co/ONhGu0oCJ9
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2016年3月12日
僕は会社員時代の最後はちょうど年収600万ほどでした。
そして入社当時は280万ほど。
なので段階を追って400万も600万も経験しています。
そしていまは零細起業を経営していて、使えるお金は生活費を合わせて多分1000万くらいにはなっていると思います。
そんな僕も会社員時代は超絶ブラック企業で歯を食いしばって働いていました。MAXでサビ残+休日出勤で170時間くらい行ってたと思います。
まあ今でも労働時間は変わりませんが、収入も増えてるので気になりません。
で、その時々でやっぱり年収なりの仕事が与えられるものだなあと思ったりもします。
新入社員で会社に入った時は、それこそ生意気なだけのクソガキでした。何も知らないのに仕事ができると勘違い。そして実際には全然仕事ができません。
しかも若いだけあって余暇が一番大事で、「会社早く終わらねーかなー」って思いながら仕事してました。
もう、ホント280万でももらいすぎですよね。ていうか会社経営しだしてから思うんですけど、こういう社員でもできるくらいの仕事なら、外注しちゃったほうがいいんですよね。そりゃちょっとコストは増えると思いますが、外注費なら従量制ですからね。かからない時は全然かからないわけで。その分有能な社員の待遇を上げたほうが絶対成果出ます。
その後会社の業績が上がると共に僕も年齢を重ね、ぼちぼち給料が上がってきて、年収400万になります。
このころは結婚も考えていて、かなり仕事に真剣に向き合っていました。全ては自分のためだと思ってやっていました。
「いまは労働時間に対して割にあわない給料だけど、仕事で得られる経験はすべて自分の財産になるから」と思って、どんな仕事でも積極的にやらせてほしいと頼んでいました。
実は僕はこの280万と400万の時代にこそ最大の違いがあると思っています。
400万の頃って、意識はすごく高かったんですけど、実際の仕事はまだまだ全然なんですよね。学んでいた段階。でもそれは経験を得ることによってどんどん出来ることが増えてきます。
僕は仕事で一番大切なのは態度、その次は経験だと思っています。
400万と600万の差はここだろうなと。
まずはベースとして仕事に対する真剣な態度が求められます。要は「いつも頑張っている」状態。
その後「いつも頑張っている」からこそ得られる質の高い仕事経験が徐々に加わってきます。
そうすると年収600万って割りと普通にもらってないとおかしいんですよね。
自分の周りの人たちでも、やっぱり仕事に対する態度が真剣なひとは高年収ですし、どこかやらされている感のあるひとは年収400万前後にとどまっているように思いますね。
あ、そうそう、経験だけ積んでいて態度が真面目ではないひとは400万くらいになっちゃうのではないでしょうかね。
この場合の「真面目さ」とは、基本的に仕事最優先で、起きてる間はだいたい仕事のことが頭の片隅から離れないような態度のことです。そしてそれが苦痛でないということがとても大切。
要は仕事を真剣に楽しめているか、ということですね。
これができる人は絶対に高年収を得ることができると思っています。
「200万の差」には埋められない溝があり「200万の向こう」にはもっと大きな差が広がる
こんな感じで、600万のひとと400万のひとには大きな差があると思います。自分もそうでした。
例えば35歳の時点で年収600万のひとと400万のひとがいたとします。その2人の決定的な違いは、おそらく態度です。
そして態度は全てのベースとなる部分。
このベースの上に経験や知識を積んでいく必要があるので、態度が真面目でないひとは、やっぱり年収を上げづらいはずです。
態度が真面目でない場合、どうしても吸収する経験や知識の質と量に限界が出てきます。
そう、結局「仕事を楽しんでやってる」ひとには勝てないという話になってきます。
一度でも、この「仕事を楽しんでできるサイクル」に入ると、あとは基本的には上昇しか無いと考えています。楽しい事って時間を忘れて没頭できますよね。この情熱が仕事に向いていたら、そりゃ成果が出ます。
そうすると200万の差は実はそれほど大きな問題ではなくなります。結果的にお金を貰えている状態になってくるのです。いまは600万と400万の差ですが、僕のように1000万円使えるようになるのは、自営業であればそれほど難しいことだとは思いません。頑張って真面目に楽しんでやっていれば普通に届く金額だと思います。
しかし、そもそも態度が真面目でない場合は仕事を楽しめない。となると途端に年収を上げるのは難しくなります。熱意も知識も経験も無いから、できる仕事が限られる。
そうなると、経験や知識を得ることもできない悪いサイクルへの突入。
ここから抜けるにはやっぱり「キツイ仕事」をこなす時期が絶対的に必要ですし、その状況を楽しまなければ難しいでしょう。
年収については、今だけのことを考えるのではなく、将来のことを考えて判断する必要がある
年収というのはプロ野球選手の年俸のように「その時点での自分の価値」であるという側面は、少なからずあると思います。
しかし自分の中で、自分の時間を投資と考えれば、目先の給与の話だけでなく将来的な収入を考えての行動に変わってくると思います。
年収を400万から600万に、そしてその先にある1000万にするためには、まずはかならず400万から600万にしなければいけません。400万円の仕事しかできないひとが、いきなり1000万円を使えるようになることはほとんど無いと言っていいと思います。
400万の段階では、「まだ何も考えずに仕事をしているひと」と、「考えているけど経験や知識が足りないひと」が混在しています。
しかし600万の段階へ進めるのは考えて行動しているひとだけだと言えます。
そして600万の段階になると精神的にも仕事量的にもかなりキツイ状況が待っています。400万の時と違って結果を求められますしね。
でも楽しいから苦にならない。
ここを楽しめれば、1000万まで行くのはそう遠くないと思いますよ。
まとめ
結局、年収を上げたければ以下のいずれかしか無いと思っています。
- 何か特異な能力を持っている。歌がめちゃくちゃうまいとか。
- 学生時代に頑張って高学歴をゲットした。
- 真面目に仕事に向き合って、仕事を楽しんでいる。
この中で最も簡単なのは多分3です。1はそもそも運任せすぎる。2は、過去には戻れない。3は今からでも十分間に合うし、一度楽しめるサイクルに入れば苦痛じゃなくなります。
どうしても仕事を「やらされている」感があるうちは難しいと思います。いかに目の前の仕事を自分事として捉えられるか。
ここをクリアできれば、きっとあなたの年収もあがっていくのではないでしょうか。
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