ののあおやまショップ＆レストラン2020年11月オープン！テナントなど最新情報も！

東京都港区北青山に「ののあおやまショップ＆レストラン」が開業します！オープンは2020年11月頃の予定！

「ののあおやまショップ＆レストラン」は「ののあおやま民活棟」の中に開業する商業施設の名称です。

プロジェクト全体としては、「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト民活事業」となっています。

このプロジェクトは老朽化した都営住宅団地である「青山北町アパート」を東京都が建て替えるものです。

これによって作り出された用地では民間開発が行われるということ。

都有地を約70年の契約で借り受け、

• 賃貸住宅
• サービス付き高齢者向け住宅
• 店舗
• 緑地空間

などが作られることになっています。

この記事では、「ののあおやま民活棟」の施設概要、コンセプト、入居予定のテナント、さらに「ののあおやまショップ＆レストラン」について紹介します。

ののあおやま民活棟の施設概要について

それではまず、ののあおやま民活棟の施設概要について見ていきましょう！

施設名称	ののあおやま民活棟
プロジェクト名	北青山三丁目地区 まちづくりプロジェクト 民活事業
住宅名	クラス青山
所在地	東京都港区北青山 三丁目227番4（地番）
建築主	青山共創株式会社
設計	鹿島建設株式会社 一級建築士事務所
施工	鹿島建設株式会社
用途	・賃貸住宅（229戸） ・サービス付き 高齢者向け住宅（49戸） ・店舗 ・認可保育所 ・地域交流施設
敷地面積	7,895.01㎡
建築面積	2,849.12㎡
延床面積	34,804.00㎡
構造	鉄筋コンクリート造 （一部鉄骨造）
基礎工法	杭基礎
階数	地上25階 地下1階
高さ	約90ｍ
着工	2018年3月1日
竣工	2020年5月28日

建築主の「青山共創株式会社」は、

• 東京建物株式会社
• 三井不動産株式会社
• 三井不動産レジデンシャル株式会社
• 鹿島建設株式会社

などの共同出資により、この施設の整備のために設立されました。

「一般社団法人まちづくり ののあおやま」の設立でまちづくりを推進

2020年4月1日にまちづくりの推進を進めるために、

• 市街地開発株式会社
• 東京建物株式会社
• 三井不動産株式会社
• 独立行政法人都市再生機構
• 青山共創株式会社

の5社が連携して「一般社団法人まちづくり ののあおやま」が設立されました。

この法人は、ののあおやまを含めた青山エリアの維持管理を推進し、エリア時住民連携しながら活動しています。

青山の「気品の継承」と「文化の発展」を目指しているということです。

具体的なまちづくりとしては、以下のような活動が行われる予定です。

• 緑地空間やビオトープなどの自然環境を活用したイベントなどの実施
• 自然の中で行う体験型環境学習イベントの実施
• アートや音楽イベントの実施
• コミュニティ支援
• 賑わい創出を意識したイベントの実施
• 緑地、植樹の管理

自然の環境に調和したまちづくりを目指しているようですね。

ブランドコンセプト(施設コンセプト) は？

ののあおやまのプロジェクトは老朽化した都営住宅団地である「青山北町アパート」を東京都が建て替えるものです。

敷地内には3,500㎡の緑地空間も作られ、自然を多く取り入れ、共生することがひとつのコンセプトになっています。

ののあおやまの名称の由来

ののあおやまの「のの」とは、古来より日本で使われている言葉で、日・月・神・ 仏など、すべての尊ぶべきものを指しています。

ののあおやまプロジェクトが、自然の尊さに包み込まれ、自然への感謝の気持ちが自然と湧くような場所となるようにという願いが込められています。

また「のの」の感性に共感した人が集まり、新しい魅力を作り出し、この土地自体が「のの」と呼ばれるような場所になることを目指すということです。

シンボルマークの意味

ののあおやまの「のの」という言葉の形状をモチーフにしたシンボルマークです。ひらがな独特の柔らかい曲線が日本らしさを表現しています。

また、つながった曲線は「次世代の循環型社会」や「エコシステム」などの活動が広がっていく様子をイメージしているということです。

施設のイメージは？

緑を多く配置していることが特徴的で、建物が緑に囲まれるように建っています。

敷地内には約3,500㎡の大規模な緑地空間が整備され、隣接する港区立北青山児童遊園、都営住宅建替事業外構部と連続する「森空間」を演出しています。

ビオトープや小道も配置されるので、ちょっとした毎日の散歩にもぴったりのイメージです。

デザインを担当したのは？

ののあおやまのデザインは、下記の会社が担当しています。

外装デザイン 監修	株式会社隈研吾 建築都市設計事務所
ランドスケープ デザイン	監修株式会社 ランドスケープ・プラス
樹種選定 アドバイザリー	東京農業大学教授 濱野周泰氏

それでは1社ずつ紹介していきます。

隈研吾建築都市設計事務所

ののあおやまの外装デザインの監修は、株式会社隈研吾建築都市設計事務所が行います。

隈研吾建築都市設計事務所代表の隈研吾氏は、

• 東京大学大学院建築意匠専攻の建築家
• 東京大学の特別教授

と、建築家でもあり教授でもある人物です。

大学卒業後は大手設計会社の日本設計、戸田建設、米国コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員を経て、隈研吾建築都市設計事務所を設立しました。

日本のほかにフランスのパリにも「Kuma & Associates Europe」設立するなど、国際的に活躍しています。

また下記のように多くの賞も受賞しています。

• 日本建築学会賞作品賞（登米町伝統芸能館）
• 村野藤吾賞（那珂川町馬頭広重美術館）
• 毎日芸術賞（根津美術館）
• 芸術選奨文部科学大臣賞（梼原・木橋ミュージアム）

木材を多用し「和（日本）」をイメージさせるデザインが得意で、「和の大家」とも呼ばれているそうです。

青山の「気品」を表現し、自然を多く取り入れるという、ののまおやまのコンセプトとマッチした建築家ですね。

ランドスケープ・プラス

ランドスケープデザインは、監修株式会社ランドスケープ・プラスが担当します。

ランドスケープ・プラスのコンセプトは、「つながりをデザインする」です。

東京を拠点に人と自然、過去と未来をつなぐ、ランドスケープのデザインを行なっています。

ランドスケープ・プラスの代表は平賀達也氏で、高校を卒業後アメリカへ留学し、アメリカの建築専攻で大学を卒業しています。

卒業後は日建設計を経て、2008年にランドスケープ・プラスを設立しました。

実際に手がけた建築物の中には、

• 池袋西口公園「GLOBAL RING」
• 江北町みんなの公園
• 日本橋室町三井タワー COREDO室町テラス
• 日本橋三越本館屋上「日本橋庭園」
• 京都女子大学図書館

などがあります。

ランドスケープ・デザインとは？

ランドスケープという英単語は、「景色・風景」という意味ですが、建築デザインにおいては、広場や公園などの公共空間のデザインのことを指します。

例えば東京渋谷区の表参道ヒルズは、周辺の景観との調和が意識された低層建築で、屋上庭園があったりなどランドスケープデザインが実践されています。

東京農業大学教授 濱野周泰氏

樹種選定アドバイザリーは、濱野周泰（はまのちかやす）氏が担当しています。濱野氏は東京農業大学教授で、造園樹木学研究室に所属している人物です。

また樹木医学会理事、社叢学会理事、造園学会理事でもあります。

本も多数出版しており、

• 葉っぱで覚える樹木
• 大人の園芸「庭木・花木・果樹」

などの著書が発売されています。

叔父は、森造成で有名な「上原敬二（うえはらけいじ）氏」。

上原氏は明治神宮造営の基礎調査、設計に学生時代から関わり、のちの明治神宮造営局技師に任命された人物です。

造園技術者養成を目指して東京高等造園学校を設立し、

• 日本造園学会には上原敬二賞
• 東京農業大学には上原賞（優秀卒業論文賞）

が設けられています。

フロア構成は？

ののあおやま民活棟のフロア構成は以下のようになっています。

階数	施設名称	用途	戸数	事業主
5～ 25階	クラス青山	賃貸住宅	229	三井不動産 レジデンシャル(株) 東京建物(株)
2～ 4階	ツクイ・ののあおやま	サービス付 高齢者向け住宅 （特定施設入居者生活介護）	49	東京建物 シニアライフサポート(株) ※賃借人：(株)ツクイ
1～ 2階	ののあおやま ショップ＆レストラン	店舗 地域交流施設	未定	東京建物(株) 三井不動産(株)
1～ 2階	おはよう保育園 ののあおやま	認可保育所	―	東京建物キッズ(株)

住宅を中心に低層階には商業施設や保育所が入居する予定です。

5～25階：クラス青山

ののあおやまの5～25階にはタワーマンション「クラス青山」が開業します。

コンセプトは、「ひび あたらしい あおやま くらし」。

住人にはビジネスとプライベートにちょうど良い距離感を保ちながら、自分の感性を楽しみ喜びあふれる暮らしをしてもらうことを目的としています。

自然に囲まれた心地よさと都会の知的な刺激が融合する場所で、毎日があたらしい気付きにあふれた暮らしになることが想定されています。

マンション内には、

• ホテルのようなコンシェルジュ
• 24時間365日セキュリティー
• 専用の地下駐車場
• フィットネスルーム
• ミーティングルーム
• テレワークスペース
• ラウンジ
• プライベートラウンジ
• ルーフトップテラス

などの設備が完備されており、ラグジュアリーな雰囲気です。

青山という土地柄、日本人だけではなく外国人の入居も視野に入っていて、コンシェルジュも英語対応です。

なおクラス青山の入居の申し込みなどの営業は2020年6月1日より再開されています。

入居開始は2020年6月下旬予定となっています。

▶クラス青山 公式サイト

2～4階：ツクイ・ののあおやま

ツクイ・ののあおやまは、サービス付き高齢者向け住宅です。専用のエントランスや上質な共有部で、優雅なシニアライフを満喫できる施設になっています。

また、ののあおやまの低層部（2階〜4階）にあるので、建物の前に広がる緑地を存分に眺めることができます。

室内には見守りのシステムが完備されていたり、24時間の訪問診療施設が併設されていたりという安心して暮らすことができる体制が整っています。

オーガニック食材を使用したオーダーメイドの食事をはじめ、睡眠状態の管理や機能訓練など、健康のための支援が徹底されています。

施設概要は以下のとおりです。

住宅名	ツクイ・ののあおやま
建物構造	鉄筋コンクリート造 一部鉄筋造 地上25階／地下1階建 （うち地下1階〜4階の一部が ツクイ・ののあおやま）
敷地面積	7,895.01m²
延床面積	3,273.75m² （ツクイ・ののあおやまのみ）
類型	サービス付き高齢者向け住宅 （一般型特定施設入居者 生活介護申請予定）
居室契約形態	利用権契約
居室数	49戸
居室面積	20.24㎡〜52.00㎡
併設 サービス	訪問介護サービス 訪問看護サービス 居宅介護支援 （ケアプラン作成）
連携 サービス	デイサービス
入居開始	2020年7月1日予定
事業主体	株式会社ツクイ
事業企画	東京建物シニアライフ サポート株式会社
土地・建物の 権利形態	定期建物賃貸 （2020年5月末より30年契約）

▶ツクイ・ののあおやま 公式サイト

1～2階：ののあおやまショップ＆レストラン

1階〜2階には商業施設である「ののあおやまショップ＆レストラン」が開業します。

コンセプトは、「森の商店街」。コンセプトだけで自然の中で自然食品を売る店々が想像でき、ワクワクしますね。

入居テナント数などの詳細情報はまだ発表されていませんが、飲食店舗・物販店舗・サービス業が入居する予定ということです。

また商業ゾーン内1階には地域交流施設が配置され、エリアマネジメントの拠点となるようです。

1～2階：保育所

1〜2階には東京建物キッズ株式会社が運営する認可保育所「おはよう保育園 ののあおやま」が開業し、エリア内の待機児童問題を解消に貢献します。

2020年7月1日に開園しました。

入居予定のテナント一覧

ののあおやまショップ＆レストランに入居予定のテナントはまだ発表されていません。

商業施設内には、

• 飲食店舗
• 物販店舗
• サービス業
• 地域交流施設

が入居する予定です。

詳細が分かり次第、情報を更新していきます！

アクセス情報について

ののあおやまショップ＆レストランの最寄駅は、

東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線の「表参道」駅

になります。

オープン時期は？

ののあおやまショップ＆レストランは2020年11月頃にオープンの予定です。

その他「ののあおやま民活棟」内の施設のオープン時期は下記のようになっています。

施設名	開業予定日
クラス青山	2020年6月下旬 入居開始予定
ツクイ・ののあおやま	2020年7月1日 入居開始予定
保育所	2020年7月1日 開業予定

住居部分や保育所は、ののあおやまショップ＆レストランに先駆けて2020年7月頃にいっせいに開業するようですね。

まとめ

この記事では、「ののあおやま民活棟」の施設概要、コンセプト、入居予定のテナント、ののあおやまショップ＆レストランなどについて紹介しました。

ののあおやま民活棟は自然との調和をコンセプトにしており、広大な緑地空間などを作って、都会の中のオアシス的な存在になりそうです。

居住者の憩いの場所になるのはもちろん、ののあおやまショップ＆レストランを訪れた人の休憩場所や自然と触れ合う場になるかもしれませんね。

ののあおやまショップ＆レストランのオープンは2020年11月の予定になっていますが、新型コロナウィルスの状況次第で前後する可能性があります。

2020年11月までにはコロナウィルスが収束していて、安心してお買い物ができるようになっていたら良いですね！

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