ポケットWi-Fiルーターとフレッツなど光回線の違いをわかり易く解説(PR)
2023/09/29
どもです。サトウです。
就職・転職や進学などのでの引っ越しなどのタイミングだったり、ネット代の見直しだったりで、ネットの契約を調べることってありますよね。
そして、フレッツ光などの光回線と、ポケットWi-Fiルーターのどちらにすればいいか迷われる方もいると思います。
この記事では、光回線とポケットWi-Fiルーターを比較して、どんな人がどちらを選ぶと良いのかを書いていきます。
僕は、以前は光回線を利用していましたが、現在はWiMAXで全てをまかなっています。
そして、光回線とauのスマホを使っていたときに比べ、WiMAXと格安SIMにした今は、年間15万円以上の節約に成功しています。
実際に両方を利用した経験がある僕が、そのメリットとデメリットを比較して説明しますので、これからネット契約を検討している方には参考にしてもらえると思います。
それではまずは、「WiFi」というものについて説明していきましょう。
WiFiとは?
この「ネットワーク」を自宅を例にして説明すると、家の外はWAN(ワン=ワイド・エリア・ネットワーク)、家の中はLAN(ラン=ローカル・エリア・ネットワーク)といいます。
このうち、LANの部分を無線で接続するのが「WiFi」なんですよねー。
で、ポケットWi-Fiルーターというのは、1台でこのWANとLAN両方を無線接続できてしまう、非常に便利な端末です。
また光回線は、外に繋がるWANを有線でつなぐことから、「固定回線」と呼ばれたりします。そして家の中であるLANを無線でつなぐには、WiFiルーターが必要になります。
WiFiについては、ざっくりとこのように理解していれば大丈夫だと思います。
それでは次に、「光回線」についてその特徴を見ていきましょう。
光回線の特徴
ここでは現在主流の固定回線である、光回線について書いていきます。
固定回線とは、家やオフィスで利用するインターネット回線です。
固定回線の種類には
- 光回線
- CATVのインターネット回線
- ADSL
などがあります。
家やオフィスの中では、ワイファイを利用して無線でネットに繋ぐことができますが、家に入るまでの部分は、NTTやCATVの回線を利用して「有線」でつなぎます。
「有線」でつなぐわけですから、当然「決まった場所でのみの利用」となるのが大きな特徴です。
要は、外では使えず、家やオフィスでしか使えないということですね。
その代わり、どれだけ使っても完全に「無制限使い放題」という特徴があります。
1ヶ月に何ギガ使おうと、1日に100ギガ使おうと、月額固定料金は一切変動しません。
ただ、非常に高速で利用できる光回線の場合、戸建てタイプで5,000〜6,000円ほどと、結構な高額料金となることに注意が必要です。
さて次に、ポケットWi-Fiルーターの特徴を見ていきましょう。
ポケットWi-Fiルーターの特徴
ポケットWi-Fiルーターは、家でも外でも使えるインターネット回線となります。
性質的にはスマホのデータ通信と似通っていますし、一部重複するところがあります。
ポケットWi-Fiルーターを提供しているサービスは
- WiMAXやY!mobile
- au、ドコモ、ソフトバンク
- 格安SIM(MVNO)のサービス
といった企業が運営しています。
これらにもそれぞれ特徴がありますが、いずれも最大の特徴は「外で使えること」が挙げられます。
もちろんあなたが普段使っているスマホと同様、もちろん家の中でも使えます。
したがって、家でも外でもパソコンやタブレット、更にスマホを繋いで大容量のデータ通信ができるサービスとなります。
また、多くの場合で月額料金が3,000〜4,000円程度と、光回線と比較して安く済むことも特徴のひとつでしょう。
これだけみると
「固定回線よりいいじゃん!」
と思われるかもしれませんが、それほど簡単な話ではありません。
固定回線と比較して家でも外でも使えるのがメリットですが、デメリットもあります。
- WiMAXとY!mobile“以外”は、7GBなどの月間データ上限がある
- 月間上限のないWiMAXとY!mobileは3日10GBの制限がある
- 通信スピードは固定回線より遅い。さらに格安SIMのルーターの場合、非常に遅い場合がある
と言った部分において、光回線に比べてポケットWi-Fiルーターが弱い部分と言えます。
まとめると、
特徴 | 光回線 | ポケットWi-Fiルーター |
---|---|---|
使える場所 | 家やオフィスの中だけ | 家でも外でも使える |
月額料金 | 5,000〜6,000円程度 | 3,000〜4,000円程度 |
月間のデータ通信上限 | なし | サービスによる |
通信スピード | 最高速だが遅い場合もあり | サービスによる |
通信スピード | 最高速だが遅い場合もあり | サービスによる |
といった違いがあります。
これらの特徴をしっかり把握して、あなたに適したサービスを選ぶことが非常に重要となります。
それでは、どのような人がどちらを選べばよいのでしょうか。
光回線を選ぶべきなのはこんな人
まずは光回線を選ばないと後悔してしまう人を挙げていきます。
光回線の特徴は「月額料金固定での大容量高速通信」です。
1ヶ月にどれだけ利用しても構いません。たとえ100ギガバイト使っても料金は一切変わらないのです。
この特徴から、
- 常時接続して株価をチェックし続けているデイトレーダー
- 動画をニコ生に配信している生主
- アクション要素の強いオンラインゲーマー
- HuluやNetflixを毎日楽しみたい海外ドラマ・映画ファン
は光回線一択となります。
これらの人は、月間データ上限のあるポケットWi-Fiルーターではまったくデータ量が足りませんし、上限のないWiMAXやY!mobileでも3日10GBの制限にひっかかるでしょう。
ただ、上記のどれにも当てはまらない人であれば、僕のようにポケットWi-Fiルーターで非常に快適なネット環境を作ることができますよ!
実際に僕がそうしているので間違いありません。
それでは具体的に見ていきましょう。
ポケットWi-Fiルーターを選ぶべきなのはこんな人
先に説明した光回線は、どちらかと言うと「超ヘビーユーザー」向けの回線と言えます。
それに対してポケットWi-Fiルーターは、こんな人に向いています。
- ネットはSNSが中心
- オンラインゲームはスマホゲーム中心
- 動画配信サービスは使わない。使っても少しだけ。
- YoutubeやInstagramは大好き
- 仕事や学校で家にいるのは夜だけ
こういう人は、ポケットWi-Fiルーターが非常におすすめですよ。
殆どのひとはこういった、「ライトユーザー」だと思います。
僕はネット関係の仕事をしていますので、データのやり取りなどは多い方だと思いますが、不自由を感じたことはほとんどありません。
外でも家でも、打ち合わせ先でもすぐにネットに繋ぐことができて、非常に快適に利用できています。
その上、固定回線をやめた上でスマホを含めたネット環境を見直して、年間15万円以上の節約に成功しているのです。
ただ、ポケットWi-Fiルーターは、それぞれのサービスによって様々な特徴があります。
選ぶサービスによっては全く使えないネット環境になり、結局高い解約金を払って解約することになりますので、慎重に選ぶ必要があります。
それでは、固定回線を契約せず、ポケットWi-Fiルーターだけで利用する場合には、どのサービスを選べばよいのでしょうか。
おすすめのポケットWi-Fiルーターは
何度も書きますが、僕は
- スマホを格安SIMの2,980円プランで契約
- スマホを含めたデータ通信の殆どを、ポケットWi-Fiルーターでまかなう
というかたちで使っています。
このような使い方をする場合、ポケットWi-Fiルーターは「月間データ上限なし、無制限」が必須となります。
もしあなたが固定回線を契約していて、その補助的にポケットWi-Fiルーターを持つのであれば、無制限に拘る必要はありません。
しかし、固定回線を契約せずにネット料金を大幅に節約するには、やはりどうしても「月間データ上限無制限」必須となりますよ。
そして、月間データ上限無制限を実現しているポケットWi-Fiルーターは、それほど多くありません。
それは、
- 格安SIM(MVNO)の一部
- WiMAX
- Y!mobile
となります。
それぞれに特徴があるので簡単に説明します。
格安SIM(MVNO)の一部
格安SIM=MVNOと言われるサービスを展開していて、さらにポケットWiFiルーターを提供している会社はいくつかあります。
しかし僕はこれらを全くおすすめしていません。
なぜなら、格安SIMはドコモ・au・ソフトバンクの回線を「間借り」して運営しており、その接続スピードに大きな制限を持っているからなんです。
もちろん一部実用レベルのスピードを維持している会社もありますが、その場合は月間データ上限に制限がかかります。
無制限を実現している格安SIMの代表的なものに「スマモバ」がありますが、やはり速度は常時1Mbpsと非常に低速の回線となってしまいます。
正直に言って、Y!mobileやWiMAX以外の「無制限をアピールしている」ポケットWi-Fiルーターは、実用的ではありません。
まったくオススメできないので、この記事でも解説はこのくらいにとどめておきますね。
Y!mobileの特徴
次にY!mobileの特徴を見ていきます。
Y!mobileとWiMAXは、非常に似たような性質を持ったサービスで、“正規の”月額料金はほぼ同じです。
しかし大きな違いがふたつあり、それは
- プロバイダーを通じて安く契約できるかどうか
- 月間データ上限無しでの通信が可能なエリア
となっています。
この2つについてY!mobileがどうなっているのかを見ていきます。
プロバイダーがないので、正規料金のみでの契約となる
Y!mobileはプロバイダーを採用しておらず、すべて自社の店舗やネットでの契約となります。
これにより、Y!mobileの設定した正規料金での契約となります。
無制限で使えるプランの月額料金は、4,380円。かなり高いことがわかります。
現在はキャンペーン価格があり、3,696円となっていますが、これでもWiMAXの最安実質料金と比較すると800円程度の差があります。
したがってY!mobileの契約期間3年合計すると
「約800円×36ヶ月」で約28,800円
の差額が出てきちゃうんです。
このように、Y!mobileはWiMAXに比べるとかなり高額になってしまうのです。
Y!mobileの無制限エリアAXGPについて
Y!mobileは、ソフトバンク系列の会社です。
そのこともあり、WiMAXはソフトバンク系の4G LTE回線と、Wireless City Planningという会社の回線「AXGP」を利用しています。
そしてこのAXGPのエリアが非常に狭いというのが評判です。
通信方式AXGPで使ったときの下り最大速度。しかし、圏外で計測できず・・・・
出典: 家電批評 2017年02月号 86P
これは「家電批評」という雑誌で計測した際の記事です。
しかも東京都千代田区のお話。
そして、Y!mobileの無制限エリアは、このAXGPエリアのみ。
このエリアから外れたところで使う場合、月間7GBの上限が発生してしまいます。
これは正直キツイですねー。
WiMAX(ワイマックス)の特徴
僕が利用しているポケットWi-Fiルーターは「WiMAX」です。
非常に快適に利用できていて満足度が高いです。
以前利用していたSo-netとNTT西日本の固定回線は、プロバイダーSo-netのせいでとても速度が遅くなり、かなり不満でした。
解約直前の深夜はなんと500Kbpsというイマドキありえない遅さでしたからね。。。
それが、月額料金も大きく下がり、家でも外でも使えて、速度も10〜40Mbpsで安定しているWiMAXには、本当に満足しています。
WiMAXの特徴は、以下となります。
- ポケットWi-Fiルーターとして現実的な速度とエリア
- 月額料金は最安で実質2,800円ほど
- 月間データ上限なし
- 唯一の制限は3日10GB以上の利用でかかる速度制限
- 山間部は苦手
- ビルの奥まったところも苦手
こういった特徴を理解して使うのであれば、実質的には唯一の月間無制限ポケットWi-Fiです。
ポケットWi-Fiルーターとして現実的な速度とエリア
WiMAXは独自のアンテナを全国に設置していますので、都市部であればほぼ全域で使うことができるでしょう。
先日僕の住む名古屋市から、同じ愛知県の豊橋市まで新幹線で移動した際にも、電波が届かなかったのは人の住んでいない地域の一部だけ。
その他は高速移動中でも快適にデータ通信ができていました。
月額料金は最安で実質2,800円ほど
WiMAXは他のポケットWi-Fiルーターと違い、「プロバイダー」による販売代理のような制度を持っています。
これによりWiMAXを運営するUQコミュニケーションズは、ユーザーに対するサポートや営業をせずにユーザーを獲得しています。
そして、プロバイダー同士での獲得競争があることで、それぞれが魅力的なプランを提供してくれるのです。
このプロバイダーの中には、非常に大きな「現金キャッシュバック」を実現しているところがあります。
そのキャッシュバック金額を月額利用料金から差し引くと、なんと実質的な月額料金が
2,800円
程度にまで抑えられるのです。
また、手続きがキャッシュバックでなく、シンプルに月額料金を割り引くプロバイダーもあります。
こちらの場合でも、
3,400円
程度となります。
このお手軽な料金でポケットWi-Fiルーターを持ち歩くことで、スマホのデータプランを節約できるのです。
結果的に「月間データ上限なし」を実現しつつ、トータルの通信費を大きく節約することができるのです。
月間データ上限なし
上でも軽く触れた、「月間データ上限なし」はWiMAXの大きな魅力です。
WiMAXの「ギガ放題」プランは、どれだけデータ通信をしても、利用制限がかかったり料金が追加されることはありません。
実際に僕の場合は、オフィス以外ではWiMAXに四六時中接続していて、月間のデータ通信量は50ギガほど。
これを大手キャリアのスマホデータプランで行おうとすると、
- 30GBで月額8,000円
- 20GB追加で20,000円
と、合計28,000円かかってくる計算となります。
さすがに現実的ではありませんよね。
とにかく、WiMAXはどれだけでも使えるので、動画や音楽、アプリダウンロードをたっぷり楽しめます。
これによってタブレットやパソコンだけでなく、スマホのデータプランを最小にすることができるのです。
唯一の制限は3日10GB以上の利用でかかる速度制限
WiMAXは、月間のデータ上限がありませんので、どれだけでも無制限に使えます。
ただし、完全に無制限使い放題ではありません。
3日で10GB以上利用するとかかる制限があります。
その制限とは、以下となります。
- 3日で10GB以上利用すると制限対象
- 1を超えると翌日18時から26時まで速度制限
- 2の間は通信速度が1Mbps
これは裏返して考えると、
- 3日で10GBを使わなければ、制限は一切ない
- もし制限がかかっても、18時までは普通に使える
- 制限中も1Mbpsの速度で、SNSやYoutubeの標準画質は問題なく見られる
というものなんです。
しかも、もし制限がかかってしまっても、WiMAXを使わず普通にスマホのデータプランを使えば、速度は速いままです。
そして、直近3日の合計が10GBを下回れば、また普通に使えるようになるのです。
このように、WiMAXにも確かに制限がありますが、それはとても「ゆるい」もの。
実際僕は今まで使っていて、2度しかこの制限にかかっていません。
また、制限中も仕事中である18時までは普通に使えるので、困ったことはありませんよ。
山間部は苦手
WiMAXの弱いところの一つとして、「山間部では圏外になることが多い」ということが挙げられます。
これは、WiMAXの採用している電波の特性であり、仕方のないことです。
WiMAXの電波は、大手携帯キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)の電波より速度は速いものの届く距離が短いのです。
これによりアンテナの数がどうしても増えるので、人口の少ない部分は後回しにせざるを得ないんですね。
その代わり、都市部ではほぼ問題なく使えます。
エリアが気になる人は、プロバイダーの公式サイトで確認してみてください。
ビルの奥まったところも苦手
そしてもうひとつの弱点が、こちらです。
WiMAXはビルの奥まったところが苦手です。
これも採用している電波の特徴によるものです。
WiMAXの電波は障害物を回り込む力が弱く、反射もしづらいと言う特性があります。
これにより、普通の携帯電話の電波が届く場所でも、通信状態が悪くなる場合があります。
例えば、ビルの中央にある階段や、トイレの中といったところですね。
まあこういったところでパソコンを広げることも少ないでしょうし、僕は不自由は感じていません。
もし何かデータ通信をしたい場合は、大人しくスマホの電波でしていますしね笑
ただ、オフィスの作りによっては、通常のオフィス空間でも使えない場合があります。
こういった場合はオフィスのWiFiを使うのが普通ですね。
最後に
この記事では、WiMAXを始めとしたポケットWi-Fiルーターと光回線の違いと、それぞれオススメしたいひとを解説しました。
また僕自身が実際に利用しているWiMAXの良いところや悪いところを中心に、光回線の代わりになりうる無制限ポケットWi-Fiについて解説しました。
もしあなたが超ヘビーユーザではなく、あくまで「普通」のネットユーザーであれば、固定回線よりポケットWi-Fiルータの方がおすすめとなります。
この記事を読んで、もしWiMAXの契約を検討されているのであれば、是非こちらの記事も読んでみてください。
きっと具体的なイメージが湧くと思います。
▶ 無制限ポケットWiFi・WiMAX比較 固定回線からの乗り換え体験記
僕の実体験を元に、WiMAXを利用して、少しでもあなたの快適なネット環境のお手伝いができたのであれば、とてもうれしく思います。
それでは、また!
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