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デザイナーとして独立したいなら絶対に読んで欲しい5つのアドバイス

      2018/08/22

どもです。このブログを運営しているサトウです。

この記事を読んでくれているあなたは、デザイナーとして独立したいと思っているのだと思います。

でも、やっぱり会社をやめて独立した後に、仕事があるのか不安なのかもしれません。

僕も同じ気持ちを味わいました。

そして、確かにつらいことや苦しいこともありました。

でも今、仕事もプライベートも楽しく過ごせています。

そんな僕の経験を、これから独立しようと考えていながら、一歩を踏み出せずにいるあなたに伝えたいと思います。

僕は無闇に独立をすすめることはしません。

でも、独立した後の世界の素晴らしさは、会社員では味わうことはできないのも事実です。

僕が自分で会社を営み、そこそこ順調だという立場ですので、どうしても

「独立するとこんなにいいことがあるよ」

という論調になってしまいますが、できるだけ辛かったことや苦しかったことを踏まえて予防策的なことも書いていくので、少しは参考にしてもらえるのではないかと思います。

よかったら最後までお付き合いくださいね。

まずは年収や会社の売上をセキララに公開

まずは、「誰が偉そうに言ってんだよ」と思われると思うので、ウチの会社のいままでの売上の推移と、年収を公開します。

と言ってもこのブログは匿名なので、信じるかどうかはアナタ次第ではありますが、具体的に書いていくので信憑性はあるんじゃないかなーと思います。

独立してからの売上推移

まず、売上の推移を公開します。

  • 1年目の売上 1,900万
  • 2年目の売上 3,400万
  • 3年目の売上 3,900万
  • 4年目の売上 4,500万

まあ、ぼちぼち順調に推移してますね。

ちなみにウチの会社の従業員は、2年目までは僕1人、3年目に1人パートさんを雇用(今は正社員に)、そして4年目からもう1人パートさんを雇用しました。

ということで、僕と正社員1人、パートさん1人の3人で回してます。

現在の売上と利益の構成比

そして現在の売上(利益ではないです)の構成比ですが、

  1. Webサイトや紙媒体の制作費が40%
  2. Webサイトの運営代行費が10%
  3. その他諸々の収入が50%

といったところです。

そしてこっちが大事なのですが、利益の構成比をセキララに。

  1. Webサイトや紙媒体の制作費が20%
  2. Webサイトの運営代行費が5%
  3. その他諸々の収入が75%

と言った感じですね。

ここ、あとからしっかり説明しますので、まずはそんなもんかーと読んでおいてくださいね。

独立してからの年収の推移

そして気になる僕の年収を公開します。可処分所得(実際に使えるお金)とお考えください。

家賃なんかも含むので全部使えるわけではないですが、僕と家族が生きていくのに使えるお金、ということですね。

まあこれも信用するかどうかはアナタ次第。。。

  • 1年目の年収 800万
  • 2年目の年収 900万
  • 3年目の年収 1,000万
  • 4年目の年収 1,200万
  • 5年目の年収 1,500万

この中には役員報酬と、僕が会社の経費で落としている食事代などが含まれますので、そこまで儲かってる感じではないですが、まあ悪くはないと思います。

僕の経歴

僕の会社の売上や利益について軽く触れてみましたが、次に僕個人について書いてみます。

会社としては、小さいながらもそこそこの売上を作れてるとは思ってますが、正直デザイナーとしての実績はほぼ無いに等しいです。

ただ、この事実こそが、僕がこの記事を書く意義だと思ってます。

僕と同じように、会社で一生懸命デザインに取り組みながらも、人に言えるほどの実績もなく、広告賞なんかとは縁もない。

この記事は、そんなあなたに向けて書いています。

「それでもやり方次第で何とかやっていけるよ」

って伝えたいんです。

まさしく「5年前の僕」に向けて書いていると言っても良いのかもしれません。

そのあたりを汲み取って、読んでいただければと思います。

それでは僕という人間は、どんな社会人生を歩んできたのでしょうか。

パチンコ系広告会社で13年間社畜

僕はデザイン系の専門学校を22歳で卒業したあと、3年間フリーターをします。服の売り子してました。

そして、25歳でめちゃくちゃ泥臭いパチンコ系の広告会社に就職して、13年間社畜をしました。

僕はパチンコとか全然やらないですし、あのギラギラした世界観とかホントに好きじゃなくて、すごく苦しい13年間を過ごしたと思っています。

でも、なんでそんなところに13年間もいたのか。

やっぱり怖かったんですよね。多分。

会社って嫌なところだとしても、ある程度居場所みたいなものがありますから。

外に出たらそんなものは一切通用せず、「仕事できるの?」という目にさらされるわけですから。

実は、自分では怖いとは思ってないというか、そもそも辞めたいって思っていませんでした。

でも、手がけている広告について人に言うのもすごく嫌だったし、自分の仕事に誇りなんてちっとも持てませんでした。

唯一僕が会社員時代に誇れることがあるとしたら、会社の売上がぐんぐん伸びていったことでした。

ただしそれは、僕らデザイナーのデザインが良いから伸びたわけではなくて、単にそういう時代だったんだと思います。

事実最後の数年は売上が伸び悩み、会社内がどんどんピリピリしていきましたからね。

勉強だけはしていた

そんな中、会社をやめるつもりは無かったものの、「パチンコ系の仕事が嫌だ」という気持ちは常に持っていたので、自分なりにいろんなことを勉強していました。

こう言うと努力家みたいに思うかもしれませんが、そんなことはなく。

日々の仕事が全然楽しくないから、せめて「学んでいる自分」が無いと精神のバランスが保てなかったんんだと思います。

勉強してたことは、

  • 部下のマネジメント
  • デザインだけではなくてマーケティングについて
  • Webに関する知識

こんなところでしたね。

今となっては、デザイナー時代に培った技術や知識と、勉強したそれら全てが少しずつ役に立っているのは感じます。

ただ、毎日夜遅くまで仕事をしてたので、資格勉強みたいな努力ではありません。あくまで時間があるときに本を読んだりする程度でしたので、そこは誤解しないでくださいね。

僕はそんなに努力家じゃないのでご安心ください苦笑

会社にいる意味が無いと感じて、独立

さて、僕が会社に就職して数年は、売上が伸びていたこともあって給料がぼちぼちと上がっていきました。

でも、売上の伸びが停滞してきてしまうのです。

なぜ停滞していたのかと言えば、答えは簡単です。

要は、他の誰でもできることを、他より安くやっていたからに他なりません。

価格競争はいつか限界が来ますからね。

でも僕がいた会社は

「他社より1円でも安くして仕事を取ってこい!」

という方針でした。

パチンコ業界って昔は色んな物の相場が高かったんですよ。それで潤ってた会社は本当にたくさんあると思います。

でも、どんどん価格競争で安くなっていって、結局安いお金で雑なものをたくさん作る商売になっていくわけですねー。

新聞に折り込まれてもすぐに捨てられる「ゴミ」を毎日深夜まで作ってました。

ホントに辛かったですね、あれは。

給料は上がらない、仕事にやりがいは感じない、という状態の僕に、さらなる追い打ちがかかります。

僕は会社に初めて入ったデザイナーだったのですが、当然社歴が長く、社長といろんなことを話す機会があるという立場でした。

いろんなことを勉強して知識(だけ)を付けていた僕は、会社の「安くしてもいいからとにかく仕事を取ってくる」というやり方に不満を覚えるようになりました。

デザインの現場は本当に疲弊していましたからね。

そして、

「もっと利益の出る仕事をしないとダメじゃないですか」

とか、

「他社と同じことをやっていてはジリ貧だと思います」

「今の仕事は5年後に半分になってると思います」→※在籍社員に聞いたところ、これは当たっているらしい。。。

などの意見を言うようになっていったんですね。

そりゃ社長も気に入らないですよね。こんな社員。

ある日

「勉強してるかなんか知らねーけど、アタマデッカチになりやがって!」

と叱責されたんですね。

そしてその場で、双方合意の上、僕の退職が決定しました。

正直、生意気ながらも僕にこの会社で学べることはないと思ってまして、転職をぼんやり考えていた頃だったので、退職自体には割と抵抗なく受け入れることができました。

ただ、その頃既に37歳。

デザイナーとして大した実績も無いくせに、歳だけ重ねているオジサンなんて誰も雇いたがらないだろうというのは、普通に考えれば誰にでもわかることでした。

これが僕を独立させる大きな理由となったのです。

デザイナーとして実績が無かったからこそうまくいっている

こうして独立することになった僕ですが、一応転職を考えてみたのは事実です。

でも、正直友人知人の会社経営者を思い浮かべてみて、誰の会社に入っても、きっと気に入らないところが出てくるな、と思ったんですよね。

前職の社長に

「文句を言うなら自分でやってみろ!」

と言われたこともあったので、

「やっぱ独立しか無いねー」

という結論になったんです苦笑

軽いでしょ?

でもそんなもんです。

そして、そういう後ろ向きな独立の経緯があったからこそ、そこそこ上手く行っていると思っているのです。

前向きで希望に満ちてたわけじゃないからこそ、生き残るために必死で考えてきましたからね。

もちろん、独立してからも辛いことや苦しいことはありました。

独立初月にいきなり未払いをされたり(今も回収できていません)、来月のお金が不安で寝られなくてイライラしていたり。

会社の口座に50万円しかなくなったこともありました。

そんな僕が、今の状況をどうやって作り出したのかを書く前に、僕から見た、「デザイナーとして独立してもうまくいかない理由」を書いてみたいと思います。

デザイナーとして独立してもうまくいかない理由

僕は「デザイナーとして」は正直そこまでうまく行ってるとは思ってませんが、会社としてはぼちぼちだと思います。

ここには結構知見が詰まってると思うので、

「デザインはそんなに自信ないけど、いまのままでは辛いのでいっその事独立したい」

という人にはかなり役に立つと思いますので、是非読んでみてください。

デザイン事務所を取り巻く状況

まずはデザイン事務所を取り巻く状況を客観的に見ていきます。

世の中にデザイン事務所ってたくさんありますよね。

ここに平成21年の経済産業省の調査結果を示します。

業種概況

デザイン業事業所数 7747事業所
従業者数 3万5441人
年間売上高 3870.3億円
デザイン業務の事業従事者数 3万5678人
デザイン業務の年間売上高 3671.9億円

次に1事業所当たりの数字を見ていきます。

1事業所当たり
従業者数
5人
事業所当たり
年間売上高
4996万円
1事業所当たり
デザイン業務の事業従事者
4人
1事業所当たり
デザイン業務の年間売上高
4739万円

これ見てて辛くなっちゃったんですけど、1事業所あたり5人の従業員がいるのに、4996万円しか売上が無いってことですよね。

ってことはひとりあたり1000万円しか売り上げてないってことです。

十分じゃないかという方もいらっしゃるかもしれませんが、

全然十分じゃないです。

デザイン事務所って印刷まで手配することもあると思いますので、売上の何割かは原価率の高い印刷費用という可能性が高いです。

となると実質的なひとりあたりの利益額はかなり低くなっているでしょう。

そして、事業所数が7747。ひとつの都道府県ごとに164.8のデザイン事業所があるということです。

もちろん東京はかなり多いでしょうし、人口の少ない地方はずっと少ないでしょう。

それにしてもやっぱりちょっと多いなあというのが本音です。

基本的にデザイン事務所は一般消費者を顧客として持つことは少なく、多くはメーカー、広告代理店などのBtoBビジネスの形を取ることが一般的です。

一般消費者を相手にする美容院や喫茶店とは違い、根本的に顧客となりうる絶対数が少ないわけです。

こんな状況で過酷な競争を繰り広げているわけですから、そりゃ売上も作りづらいですよね。

デザイナーは参入障壁が異様に低い

デザインに近いところにいればよりそう思うのですが、会社員デザイナーや事業主として立派に活躍されているデザイナーから、どうやって食べてるんだろうという自称デザイナー的な人まで、本当にたくさんいます。

でも、その誰もが豊かな生活を送れるわけではないのは、理解できると思います。

おそらくいま独立しようか迷っているあなたも、きっと会社員でしょうから、それほど経済的に恵まれているわけではないのでは、と思います。

違ったらごめんなさい。

一般的に言えば、デザイナーの給与は一部を除いて低めに設定されていますね。

先日数人で食事した女性のデザイナーも、入社3年目で手取り16万。

「来月から5000円上がるんですよー!」

って喜んでました(T_T)

親から高いお金を出してもらって通った専門学校を出ても、結局その程度の収入で、疲れた頃に結婚してしまうんですよね。

もちろん頑張ればそこから這い上がっていくひともいるのでしょうけれど、それを全員に求めるのは厳しいものがあります。

それでは、どうしてこんな状況になるのでしょうか。

それは、「若手がどんどん参入してくる」業界だからですね。

デザイナーの世界って、やっぱり供給過多だと思うんです。

美容師なんかもそうだと思いますが、やはりそういった業界は労働環境が劣悪になりやすいですよ。

だって代わりがいるから。

そしてこれは会社員だけに限ったことではありません。

パソコンがあればできてしまう仕事ですから、とにかく参入障壁が低いんです。

「フリーでデザイナーしてます」という人で、実はほぼ専業主婦、みたいな人もいますしね。

こういった人と同じ土俵で仕事をしていくことになるのですから、そりゃー特別な何かが無いと単価がどんどん下っていくのは仕方がないことですよね。

また、最近はクラウドソーシング系のサービスで、さらに素人に毛が生えたような人が仕事を取りに来てます。

「安くやってくれるならそのほうがいい」

と考える会社は本当にたくさんあるので、これも仕方のないことです。

ここに抗おうと思ったら、自分がスターデザイナーになるしかありません。

こうして単価がどんどん下っていき、時間だけ取られて、独立したけどまったく儲からない、という状況が発生してしまうんですよね。

労働集約型で手を動かしただけしか収入にならない

次に、「グラフィックなどのデザイン」という仕事の根本的な性質について書いていきます。

デザイナーの仕事って、基本的には手を動かしただけしか収入を得られない「労働集約型産業」です。

もちろん実績を積んだデザイナーであれば、当然単価の高い仕事が来るのでそれなりに収入を得られるでしょう。

しかし世の中にそんなに高単価なデザイナーばかりがいるとは考えづらく、多くは小さな仕事を積み重ねてなんとか収入を得ているのが現状ではないでしょうか。

また、高単価だとしても結局は自分の名義でデザインをしないといけないわけで、その数には限界があると思います。

仮に30歳で独立したとして、その「手を動かして収入を得る」スタイルがいつまで続くのでしょうか。

前述のクラウドソーシング系のサービスによって、さらに低単価の仕事も増えています。

そんな中で、仮に自分が50歳になった時にいまと同じだけの仕事量をこなすことができるのでしょうか。

ここにもデザイナーという仕事で一生食べていくことの難しさがあります。

クライアントを確保し続けるのが至難の業

また、これは本当に注意して欲しいし自分でも気をつけていることですが、

クライアントの担当者は異動する

ことを念頭にビジネスを組み立てましょう。

自分が仲間と一緒に仕事をするときに、どんな人だとやりやすいですか?

多くは、同世代で、職種は違えど同じようなキャリアの人になるのではないでしょうか。

これは実はクライアントの担当者も同じです。

できれば同世代以下と仕事をしたいと思うはず。

ただ、その担当者はいずれ異動や退職をしていくことがほとんどです。

その異動先でも仕事をくれるような立場であればいいのですが、多くは出世して現場から離れていくでしょう。

その際には、担当が若いひとに変わることが多いでしょう。

そうなると、「やりにくいオジサン」より「自分と気の合う同世代」と仕事をしたいと思うのは道理です。

そう、あなたがやりやすい人と仕事をするのと同じです。

ここにもデザイナーが年齢を重ねていくことの難しさが潜んでいます。

こうしたらうまくいくかもしれない、5つのアドバイス

さて、ここまで厳しいことばかりを書いてきました。

しかし、僕のようにデザイナーとしては3流どころかもっと下のような人間でも、金銭的には困らない程度の会社経営ができていたりします。

ここからはもう少し前向きに、僕の経験を元に、どうやったら食べていけるのかを書いていきたいと思います。

ここまで書いてきたことも現実ですが、ここから書くことも実際に僕が経験している現実です。

多分参考にしてもらえると思うので、読んでほしいと思います。

その1:常に5年後の自分を「計画」する

まずはじめにやってほしいことがあります。

これは今すぐにやってもいいと思います。

僕は会社員時代から、年末の時間のある日に必ずやっています。

それは、

  1. 5年後の自分を「計画」する
  2. 1を実現するために、4年間の行動を決める

というものです。

これ本当に役に立ちます。

例えば、5年後に年収1千万を達成したい、と決めるとします。

で、仮に今の年収が400万円だとします。

そしたら、その間の4年間で600万円の年収アップをしなければいけないわけですね。

となると、普通にサラリーマンをしていては無理だ!という結論が出ます。

なので、この場合は独立して1000万までの道のりを想像して、それを実現すべく動いていくということになるわけです。

で、この「5年後」というのが結構大事で、1年後だと近すぎます。遠い目標にたどり着けない。

10年後だと遠すぎて、技術的発展なんかが全然読めない。

だから5年というのが丁度いいと考えています。

また、5年後に向けて漠然と進むだけでは、おそらく何も実現できません。

5年を1年単位で区切って、1年後には達成できそうなロードマップを作ることで、より実現性が高まってくるのです。

実際に僕が立てた計画のうち、8割程度は実現できていますよ。

その中には、年収のことや「こんな仕事をしている」といったことも含まれています。

ここで注意してほしいのは、ちゃんと何かに残すことです。

パソコンのメモでも大丈夫。僕はそうしています。

もちろん手帳なんかでもいいですね。あとから見返せるものならなんでも大丈夫です。

本当におすすめですので、是非実践してみてください。

5年後に、なりたい自分になるために今何すべきかが明確になりますよ。

その2:時間に役割を持たせる

次に独立後の話をします。

これもみなさんに当てはまるとは思いませんが、僕や、僕の周りの友人が実践してうまくいっている方法なので、おそらく参考にしてもらえると思います。

これは、数年先を見据えて、いまやるべきことは何かを考えるという意味では「その1」と同じとも言えますが、より実践的なものになっています。

1年目はとにかく仕事をする

独立初年度にオススメの仕事スタイルとして、体を壊さない程度に、根性でとにかくがむしゃらに仕事をするというものがあります。

ある程度安くても大丈夫です。

とにかく仕事の量をこなしましょう。

独立して一番怖いのは暇なんです。

精神がやられます。

だから、とにかく不安で仕方がない1年目は、安くてもいいから仕事をどんどん入れて、忙しくしてしまいましょう。

ぶっちゃけ忙しくしていたら、不安なんて感じるヒマはありません。

いや、無いことは無いですが(苦笑、いくらかマシになります。

人間暇だと余計なことを考えるんですよ。

ましてや独立1年目なんて、まったくペースもつかめないわけですから、不安で不安で仕方がないんです。

だからそれをかき消すためにも、とにかく仕事をバンバンやりましょう。

最悪クラウドソーシング系を使ってもいいくらいです。ヒマよりはマシです。

でも、2年目も同じことをしてはいけませんよ。

それでは素人相手の消耗戦に突入します。

1年回せば、なんとなくペースが掴めてきます。そしたら、2年目のフェーズに行きましょう。

2年目は仕事を選ぶ

2年目を迎えたら、今度は仕事を選んでください。

やりたい仕事は安くてもやる。

やりたくない仕事は極力逃げる。

この二択で大丈夫です。

もちろん食べていくために、少なくない量の「やりたくない仕事」をすることにもなるでしょう。

でも、1年回したあなたはきっとその仕事にも意義を感じて取り組んでいけるはずです。

実際に僕は今でも「この仕事は食うための仕事」というのがいくつもありますからね。

そういう割り切りができるようになるのです。

そのためには、「やりたい仕事」の存在が大切になります。

自分のアイデンテティをキープしてくれる仕事。

これを少しずつ増やせるように、やりたくないけど安定していておいしい仕事もしていく必要があります。

3年目は単価を上げる

めでたく独立して2年間何とか生き延びることができたあなたは、そこそこ仕事を選ぶことができるようになっているでしょう。

そうなると「◯◯さんに頼みたい」という人が少なからず登場します。

何事にも相性がありますからね。

「あ、こんな自分でも必要としてくれるのね」

という人が出てきます。

そうしたら、弱気にならずに、単価を少しずつ上げていってください。

法外な値段はダメですが、事業として、「自分の人件費+利益」を出すことを心がけてください。

独立したての多くのデザイナーは、自分の人件費だけで見積もりをしますが、それは間違っています。

自分の人件費は、自分が従業員である事業だと考えるのです。

自分を従業員として雇用して、会社や事業主として利益を出す必要がある、と考えなければいけません。

そうしないと自分の給料だけで、事業としての利益が出せないのです。

これは意外と大きな落とし穴になるので、頑張りどころでは有ります。

これを乗り越えて単価をアップし、事業として利益が出るようになると次のステップに進むことができますよ。

4年目以降は他の仕事を「つくる」

まさしく今の僕の状況ですが、もう既にデザイン系の事業の利益は、全体の半分以下になってきています。

3年目の単価アップによってできた会社の資金で、他の事業に投資ができているのです。

僕の場合は月額で報酬をもらえるサービスだったり、ECサイトの運営だったり、アフィリエイトだったりします。

こういったことを踏まえて、1年目をどうするかを考えていくと、割とうまくいくように思います。

もちろん人によってはそれが倍の時間がかかるかもしれませんが、ここで重要なのは計画して実行するということです。

あ、僕の場合は後付な部分もありますが、これ教えてくれてたらよかったのにな、って思うので書きました。

その3:より上流の知識を得て、デザイナーからの脱却

先程も書きましたが、デザインってやっぱり基本的には若い人のほうが有利なんですよ。

体力もあるし、感性も古びてないし。

あとはツールの使い方なんかも年齢を重ねると厳しい人が出てきますよね。

Webの世界なんて本当に移り変わりが激しいですからねー。

今はスマホ全盛ですけど、3年後に同じ状況だとは思えませんからね。

そんなときに重要なのが、「より上流の仕事に移る」ということですね。

下流にいると何も考えなくていいし、責任も軽いから楽なんですよ。

でも、下流にはどんどん若い人が参入してきて、上流に昇ろうとしてきます。

だからこそ僕らも上流を目指して、責任ある立場を受け入れつつ、知識やスキルを磨いていかなくてはならないのです。

ここで大きな武器になるのが、曲がりなりにも自分で商売をしているという経験なんです。

会社員が相手の場合、この一点は大きなアドバンテージとなる可能性があります。

やはり肌感覚で経営者の目線で話すことは、普通の一般的なサラリーマンには無理ですからね。

あ、超絶優秀な上場企業のゴリゴリビジネスマンとかの場合は、そもそも立ち向かってはいけません。

ああいう人は味方につけるものですから笑

その4:関連するいろいろなスキルを学び、それを掛け合わせる

あなたは、デザインについてはそこそこスキルがあると思いますが、その他はどうでしょうか。

ビジネスで一番価値を発揮しやすいのは、「ズラし」だと思います。

そのためには、デザインに関連する他のスキルや知識を持つのが非常に手っ取り早いのです。

簡単な例を挙げます。「たったそれだけで?」という話です。

僕は紙系のデザイナーでした。その後Webを学びました。

これだけで来ている仕事がありますからね。

というのも、AiやInDesignでできている印刷系の入稿データから、Webに展開できるというだけでも、競合が少しは減るということなんです。

ここに工数が取られて料金が上がる会社もありますからねー。

僕はどちらも普通にビジネスレベルでこなせますから、そこに特別な工数がかかるわけではありません。

こんな単純で、たったそれだけ?ということでも、それが理由で仕事が来るものなんです。

これは一例ですが、こんな例は枚挙に暇がありませんよ。

例えば、僕はこのブログでアフィリエイト収益も挙げていますし、アクセスもそこそこ稼いでます。

この数字を見せるだけでも、Webサイト制作のお客さんには大きな説得力になりますし、広告代理店のみなさんからも「Webサイト運用の知識を持ったデザイナー」として重宝がられるわけですね。

こういったスキルの掛け算は、ハードルも低く報酬を上げやすい上に、お客さんからも重宝がられるという効果が得られます。

このことは独立云々ではなく、ビジネスをしていく上で割とお手軽かつ重要なポイントだと思います。

その5:デザイン以外の収入を持つことが、結局デザインに役立つ

最後のアドバイスは、とにかくデザイン以外の収入を持つことです。

僕の場合は、ECサイト運営や月額課金サービス、さらにはWebサイト運営代行やアフィリエイト収益など、複数の収入チャネルを作ってきました。

そのどれも、ひとつひとつでは食べていくには少し足りない収入ですが、デザインとそれらを合わせれば、そこそこ大きな金額にはなってきます。

そして、デザイン以外に収入の柱を作るということがもつ、最大のメリットは

デザインで値引き交渉に応じる必要がない

ということです。

だって他にお金を手に入れる手段があるわけですから、そこの価値を下げる必要が無いのです。

そして、このことがデザインの質を上げることにつながるんですよ。

というのも、高単価の仕事は、それだけ時間をかけられるということです。

僕が以前のパチンコ系広告で、とにかく数をこなしていた頃は、じっくり取り組むということは不可能でした。

でも、今僕がまさに取り組んでいる仕事は、デザインの前段階のワイヤーフレーム制作の段階で、もう1ヶ月使っています。

もちろん一ヶ月分の報酬をもらって。

何をしているかと言えば、時間をかけてディスカッションしたり、使われる現場で状況観察をしたり、ということに時間を使えるわけです。

これができれば、そりゃー、パパっと安く作ったものとのクオリティの差がハッキリしてくるのは当然ですよね。

だからこそ、デザインの単価を上げるためにも、デザイン以外の収入を持つことは非常に重要な事だと思うのです。

最後に

ここまで書いたように、アドバイスの1〜5はそれぞれが関連性のある内容だったかと思います。

  • その1:常に5年後の自分を「計画」する
  • その2:時間に役割を持たせる
  • その3:より上流の知識を得て、デザイナーからの脱却
  • その4:関連するいろいろなスキルを学び、それを掛け合わせる
  • その5:デザイン以外の収入を持つことが、結局デザインに役立つ

これらのアドバイスが、いままさに独立を検討しているあなたの役に立つかは、僕にはわかりません。

でも、これは僕が実際に経験してきたことです。

ひとつの事例として捉えるだけでも、見えてくる世界があるんじゃないかなーと思います。

この記事は、数年前の僕に向けて書いているつもりで、全力で書きました。

もしこの記事が、あなたのデザイナーとしての人生に役立つことができれば、嬉しく思います。

それでは、また!


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